ゲスいよ! 花村さん (2) (電撃コミックスNEXT)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048668538

感想・レビュー・書評

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  • 非常に後味が悪い漫画
    どこが面白い、どの点が他の漫画より優れている、そう、この『ゲスいよ! 花村さん』の長所を他の読み手の皆さんに伝える力量は、悔しい事に、私は持ち合わせていなかった
    だが、勘違いしないでほしいが、酷評を書くつもりも、この漫画や木箱先生の人間性を貶める悪意は全く無い。描き手の積んだ努力を崩さないレビューを書くのが、このブクログのマナーだし、漫画読みとしてのちっぽけで薄っぺらいプライドだろうから
    言いたい事が少しズレた
    全体的な感想が、これ以外にしか思いつけないので、重ねて言わせてもらうが、ホントに後味が悪い。横槍メンゴ先生の、現実的すぎて幻想が砕ける『クズの本懐』、阿部共実先生の、読み手の人間性を崩壊させる毒が染み出た『ちーちゃんはちょっと足りない』、これらの名作(迷作?)とはベクトルが違うが、強烈な吐き気を齎すのは確か
    ネタバレは避けるが、まぁ、裏表紙のあらすじに概ね、間違いない
    しかし、1、2巻での花村さんの行為はゲスの極みで、読みながら「コイツ、絶対ェ、いつか、手痛いしっぺ返し喰らうわ、いや、喰らえ」とは思っていたが、いざ、想像以上にキツすぎる罰を彼女が受けると、心から可哀想に思ってしまうから不思議だ
    ぶっちゃけ、本当の評価は2、いや、百歩譲って3ツ星なのだが、4ツ星にしているのは、あとがきを読んで、花沢さんがこんな悲惨な目に遭った理由に納得したのもあるんだが、憐れみと同情を抱く寸前、ほんの一瞬、「ざまぁみろ」と思った醜い自分がいる事を認めるため
    また、花沢さんが担任や志羅澤さんが比較にならないほど、性根も魂も腐り果てているのは間違いないのだが、究極の善意で動く矢部さんの方が、彼女や極悪人より性質が悪いんじゃ、と背筋が凍った
    あくまで、漫画読み初心者マークの私の勝手な推量だが、この漫画が2巻で終わったのは、第10話『アヤカさん』が原因じゃないかな? 腹の中でどう思うにしろ、さすがに、この内容を面白い、と口に出せる読み手は皆無だろう・・・・・・
    ここまでやらかした木箱先生に、漫画家としての明日があるのか、それは私ごときが判断できないが、次回作もいっそのこと、振り切っちゃって欲しいもんだ

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