両手いっぱいの恋 (B-PRINCE文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 57
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048669658

作品紹介・あらすじ

高校生の秋が、保育園児の息子・冬里を連れた瀬谷と出会ったのは、シングルファーザー専用の高級シェアハウス『SAKURA』。仕事で忙しい瀬谷のかわりに冬里の面倒を見るうち、秋は瀬谷に惹かれていく。しかしどんな恋をしても、相手は子供もいる大人の男性。行き場のない想いで胸をいっぱいにしていた矢先、ある騒動が起きて…?優しくて甘くて幸せで、ほんの少し苦しい、シングルファーザーとの年の差恋。

感想・レビュー・書評

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  • ★3.7
    表紙の可愛らしさとあらすじに惹かれ購入。面白かったー!子持ちBLにありがちな展開なのも良かったし、両想い大好きなんだろうなっていうのが読んでてわかるのにすれ違ってる2人っていうのもたまらなかった。やっぱり何と言っても、冬里がめっちゃ可愛くて癒された〜〜。最初から秋に懐いてるとかもう…!大好き設定満載でした!

  • 初読み作家さん。
    話自体はシンパパもの定番って感じでしたが、切ない描写もうまくて面白かったです。
    ただちょっと受逃げすぎィ

    個人的な好みを申せば、序盤の別離ターンがあっさり終わっちゃってちょっと物足りなかったです。

  • こんなシェアハウスが実際ににあるのか気になりましたが、秋にとっては、引退後の父親が暮らす家ではなく、育ってきたそのシェアハウスを実家だと感じていました。
    きっと成長した冬里も同じように感じるだろうなと思いました。

  • 子供ものはやっぱり泣けるよねーーーって作品!わかってても下手に泣けるし、B-PRINCE文庫だけあって甘酸っぱく穏やか!安曇先生の描く「可愛らしさ」もまた素晴らしい!面白かったー!

  • ▼あらすじ
    高校生の秋が、保育園児の息子・冬里を連れた瀬谷と出会ったのは、シングルファーザー専用の高級シェアハウス『SAKURA』。仕事で忙しい瀬谷のかわりに冬里の面倒を見るうち、秋は瀬谷に惹かれていく。しかしどんなに恋をしても、相手は子供もいる大人の男性。行き場のない想いで胸をいっぱいにしていた矢先、ある騒動が起きて…? 
    優しくて甘くて幸せで、ほんの少し苦しい、シングルファーザーとの年の差恋♥

    ***

    あまあまな作品が読みたい気分だったので、積み本の中から適当に選んだのですが、もっと早くに読めば良かったと後悔するほど面白くて読み応えのある作品でした。

    最初は受けがあっという間に恋に落ちたのでまた即くっ付く系の軽いお話か?と訝しんだりもしたのですが、予想に反して読み進める内にどんどんお話に説得力が増していき、気が付けば夢中で読み耽っていました。
    ここ最近、子育てモノはあまり面白いと思える作品に出会えなかった事もあって失礼ながらそんなに期待していなかったので、嬉しい誤算でした。
    もしかしたら今まで読んで来た子育てモノの中で一番良かったかも…。

    まず、子供がただのお飾りではなく全編に渡ってしっかりとお話に関わっているのが良かったです。
    あとがきでも書かれている通り、冬里はこの作品のもう一人の主役だと思います。
    それくらい、きっちり子供もストーリーに携わっています。
    冬里はやんちゃだけど凄くお利口さんで、現実にこんな子がいたらな〜と思うほど言動や行動が可愛くて最後まで癒されっぱなしでした。

    また、秋と瀬谷の関係も良かったです。
    二人が徐々に距離を縮めていく様子が丁寧に描かれており、二人の会話も読んでいて楽しく、自然と笑みが溢れるほど。
    基本的にほのぼのした雰囲気で話が進むのかと思いきや、瀬谷と秋の辛い別れのシーンや冬里を実の父親に預けるくだりなど切なくて胸が痛むようなシリアスなシーンも幾つかあり、ただ甘いだけでは話が進まないところがまた良かったです。

    秋も瀬谷もお互い好き合っているのにすれ違いが多く、くっ付きかけては離れたりとなかなか焦れったい部分もあるのですが、物語の終盤、秋がホイッスルの中から瀬谷からの2年前の手紙を見つけたシーンなどはぶわっと熱い感情が込み上げて来てしまい、「瀬谷〜〜!!あんたって人は〜〜!!」と、叫び出したい気持ちでいっぱいになりました(笑)

    瀬谷みたいな優しくておおらかで包容力のある紳士攻め、個人的にはかなりツボです。
    加えてエッチの時は意地悪って、王道だけど最高過ぎて最後の方はにやにやが止まりませんでした(笑)
    秋も秋で乙女寄りのキャラかと思いきや友人に対しての対応は意外にもツンドラ(笑)で、瀬谷の前以外ではなかなかクールで男っぽいところが気に入りました。
    また、秋に片思いしている大学の友人、直道も凄くいい奴で決して強引に迫らず引き際を弁えているところが好感の持てるキャラでした。
    この作品は脇キャラの使い方が自然で上手だと思います(^^)

    シングルファーザー専用のシェアハウスという設定もなかなか他では見ない設定で面白さを感じましたし、最後もほっこり&クスッと笑える終わり方で読後感も大変良く、久々にストーリーがしっかりした作品が読めて嬉しかったです。

    子供を中心にしたお話なので、子育てモノがお好きな方、年の差CPやエロよりもストーリー重視の作品がお好きな方はおそらくハマるんじゃないでしょうか。
    見所は沢山ありますが、特にお風呂場での冬里の爆弾発言はかなり笑えるので必見です(笑)

  • シングルファーザー用のシェアハウス!
    とても美味しいシチュエーションですね。じわっといい話です。

  • シングルファーザーの瀬谷×高校生の秋。
    とってもよいお話でした。子持ちものの王道なんですが、秋の想いがいじらしくて切なくて胸がぎゅーっとなりました。
    瀬谷はカッコよくて大人の落ち着きがありつつ少年のような部分もあったりしてとても素敵でした。冬里と離れてる間の彼には胸が痛みました。
    明らかに両思いなのにってもどかしくて、でも誤解が解けた後のことを瀬谷視点で考えてみるとすっごくニヤニヤしちゃいます。
    登場人物が素敵な人たちばかりなのもよかったです。冬里もすっごくおもしろくて可愛かったし。直道もいい男だったよ。
    でもなによりすごいなと思ったのは秋のお父さんの武人さんでした。

  • 3人で幸せになってほしい。直道救済編希望

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著者プロフィール

安曇ひかる Hikaru Azumi
整体に行くたび「こうなっちゃう前に来ないと」とため息つかれます。令和も背中がちがちで突っ走るぜっ!

「2019年 『里山ほっこり恋愛日和 ~銀狐とこじらせ花嫁~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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