断章のグリムVIIIなでしこ・上 (電撃文庫 こ 6-21)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048671729

感想・レビュー・書評

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  • 8巻目。

  • 甲田作品好きすぎて書ききれない!

  • 断章のグリム8巻目。今回はグリム童話の中でもマイナーな「なでしこ」という話を題材にしております。
    私もなでしこという話は知らなかったので、発売リストを見た時から「なんじゃこりゃ!」と思ったのですが。
    いやはや、絵本向きではないので仕方ないかもですねw
    なでしこのあらすじは本編でも2回ほど出ておりますので、問題はありません!
    でもちょっと悔しかったので青空文庫で探してみたのですが、やはりありませんでした…。

    さて、今回のなでしこという物語。舞台は以前登場した「人魚姫」の舞台になります。
    やはりというか、あの話での生存者になる千恵ちゃんは、保持者となってしまいましたねぇ。
    とはいえ、まだ騎士にはなっていませんので、次の巻でもそんなに活躍することはなさそうですw
    本人は騎士になるのもかまわないみたいですけどね。どうなるんでしょうか。

    それにしても、今回も結構グロいシーンがありました。
    鳥葬ですか…orz
    それに電車への飛込みとか…。実際にやると遺体の処理を遺族がやるのって本当なんでしょうか…(汗
    また、ダイヤが乱れることに対する損害賠償責任が発生するんでしたっけ?

    例のごとくで配役予想

    王子→臣くん
    少女→琴里
    王妃→梢枝
    王→?
    御殿の料理番→雪乃
    犬→犠牲者

    これだと一真が入んないんだよなぁ。多分配役に含まれると思うんですけど…。
    王様の配役かしら。
    今回の潜有者は臣くんじゃないかなぁ、という気がします。
    犠牲者は死体が犬に変化するようなので、多分確定かな、と思うのですが。

    王妃は鳥と係わり合いがあるようなので、梢枝じゃないかな、という予想。
    犬になりませんでしたしね。物語中でも王妃は2羽の鳩に迎えられているようなので。

    またしても外れていそうですw

  • 千恵と風乃サマの絵、神すぎだわ・・・

    • 真夏さん
      最後の絵は絶対鳩
      最後の絵は絶対鳩
      2008/08/23
  • 七月初め。金森琴里が自殺した。恋人の石田臣は、その理由について自分を責めていた。琴里の机の上に置かれた花瓶の前で落ち込み悩む臣。やがて、無言のまま乱暴に一本の白いユリを引き抜き、立ち去っていく。机の上にこぼれた水が広がり、その上に人間の足跡が浮かび上がったことに気づくこともなく―――。
    人魚姫の<泡禍>事故から二ケ月。一人残された海部野千恵を見舞いに、蒼衣は雪乃と離れ、再び海辺の町を訪れる。そして、蒼衣の目の前で繰り広げられたのは、琴里の母親の惨劇。彼女の死を悼み臣が持ち帰った白いユリは、決して枯れることもなく静かに風に揺れていた―――。

著者プロフィール

1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー。著書に『断章のグリム』『時槻風乃と黒い童話の夜』『夜魔』『ノロワレ』『霊感少女は箱の中』シリーズなど。

「2022年 『Missing13 神降ろしの物語〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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