鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(5) (電撃文庫 か 10-15)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048672641

感想・レビュー・書評

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  • カバー・口絵・本文イラスト / テクノサマタ
    装丁 / 荻窪 裕司(META+MANIERA)

  • ◇鳥籠荘の住人がまとも揃い……だっけ?という話。
    ◇パパの着ぐるみが売られたけど、パパはパパだという話。
    ◇由起の失恋話。
    ◇浅井さんが吹っ切れる話。
    ◇山田パパと加地ママの結婚式からクリスマスの話。

    結婚式からは主に住人の撤去話。別に特別猟奇的な理由があったわけじゃないけど、皆それぞれ撤去していく話。
    いよいよ次は最終巻。
    エピローグ的な章から、次巻はキズナの撤去時及びその後の話と思われる。

    中古で2~5巻まで105円で衝動買いしたのに6巻がなかった様子。
    今すぐ続きが読めないのが残念。週末にでも古本屋に行けたらいいな。

  • 住人たちの話が一段落して、読後は切なくて寂しい気持ちになりました。

  • そんなご都合主義(ハッピーエンド)な!
    もっと残酷でいいのに。
    ついに結婚。しかし、正体が猫のはずなのになー。
    ユキちゃんがかわいそうすぎる。
    ダメ男に惹かれるんだね、皆。

  • 最後から二番目の巻。若干「あれ?終わってないの?」とおもってしまうような終わり方ですけど、ちゃんとあるみたいなので気をつけてくださいな。

     <続・無題Ⅰ>
     一周して蜘蛛が登場。蜘蛛とは、、、、なかなかいいセンスじゃないっすか

     第一話『そして誰もいなくなった』
     先にいってしまえば夢オチ。いや、そうじゃないと困る。バカ話なのできがるに読めたよ、うん。

     第二話『パパはわたしたちのHERO』
     三回連続で加地&華乃子ペアのはなし。そしてやはり事件の中心はパパ。
     今回はパパのあの着ぐるみがなくなってしまうはなし。しかもその着ぐるみを海外に売ってしまったという住人。さて困った、というはなし。パパは着ぐるみじゃない状態でもでてくるんですが、そこはノータッチで、はい。読んでください。
     まぁ着ぐるみは学校にあるというね、、、、そこは読んでください。パパの活躍ぶりがよかったはなしでしたね、はい。

     第三話『交番/くつした/スケッチブック』
     このパターンの題名は前からありましたよね、はい。もちろんあの二人の片方の話。こっちのふは由起のはなし。それにしても由起は回数をかさねるごとにかわいくなっていくよなー。
     由起もキズナとはあまり仲直りできない状態だったわけなものだったから謝ろうとしたタイミングでケータイがなる。まぁこれが二回おこるのだが、一回目は警察から「有生が落ちてた」とのこと題名でいう『交番』。二回目は下の子たちから「おなかへったー」とのこと。さっそく家にむかってみると家が汚い状態。どうやら母親二人がダウンしたとのこと。『くつした』はクリスマスに使うくつした。『スケッチブック』というのは家を掃除していた際にみつけたやつ。そしてやることやったタイミングで有生が登場。二人が並んでタバコすっているシーンがとっても印象的なかんじでした。

     第四話『それは非可逆的でありながら連続的であり』
     読んでからこの文章をかいているのはけこう時間がたっているのですが、この話ってけこう短いもんだたのね。気がつかんかったわ。
     まぁ由起のターンだったので有生のターン。三話にでてきたスケッチブックを有生が眺めてああだこうだおもったり、キズナとまたケンカしちまったり、建物の双子おじさんの片方が倒れちまったりなはなし。倒れなかったほうのおじさんは有生にちょいとはなしてくれたり、なんてはなしでした。
     おじさんのチェスのシーンが気に入った。

     第五話『聖夜、シナプスの宇宙で』
     まぁ華乃子パパと加地ママの結婚式。キズナ目線にて話進行。結婚式で「結婚」について考えてみたりしているキズナがいたりしたり。
     まと、その後にまた有生とケンカ。その流れで外にでかけてみると(いつもの通り)援助交際になれていないであろうおじさんに援助交際を求められて、、、、この続きは本書にて。
     援助のときの有生がかっこよかったし由起のなんだかんいってよかったです。読んでないとつうじないとおもいますが、、、

     <続・無題Ⅱ>
     さて、ここにでてきた人物はだれなのやら、、、、

  • それなりに面白かった。キャラクターがみんな可愛い。
    ヒロインを取り合う(というと語弊があるかもしれないが)二人の男の子(片方は女装)のお話がメイン。
    個人的には、山田家のパパが大好きです。結局、猫騒動の真実はなんだったのでしょうか笑

  • “どことなく放心したまま華之子は頷いた。
    おかしなところがあるかしら?ううん、いつもと同じ朝のはず。パパは外資系の会社のエリートビジネスマンで、忙しくても家庭のこともちゃんと大事にしてて、男前でセンスもいい自慢のパパで……。
    うん、間違ってない、よね?”

    終わりの手前のお話たち。
    1話目が結構楽しかった。
    へれんかわいいよへれん。
    うん。
    あと、有生が答えを見つけ出すとこの表現になんか、こう、ぐっときた。

    “やっと納得したんだね。それでいいんだよ、有生”

    少し寂しそうに目を伏せる彼女の顔がガスの向こうに見えた気がした。それでも彼女は無理に突き放すようにそう言って、ばいばいと手を振った。”

    そして住人は1人また1人と巣だって行く。
    鳥籠に囲われた世界から飛び立つように。
    もう鳥籠に守られる必要はなくなったと言わんばかりに。
    ある者は、幸せと共に。
    ある者は、ためらうように。
    またある者は―――。

    “終わりに向かってすでに変化ははじまっている。どんなに不変を願ってももうこのままではいられない。
    ライトがすべて落ちるまでには、キズナも舞台を降りなければならない。”

  • そして誰もいなくなった?

著者プロフィール

第9回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞し、2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』でデビュー。その他の著書に、『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』(電撃文庫)、『エンドロールまであと、』(小学館)など多数。

「2009年 『NO CALL NO LIFE』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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