ゆらゆらと揺れる海の彼方 10 (電撃文庫 こ 7-10)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 66
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (589ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048673525

作品紹介・あらすじ

ついに三公が対峙する!西の雄ゼルツタール、東の雄ゼッキンゲン、そして長き沈黙を破り動いたヴァルネミュンデ。全軍を挙げた総力戦は、すなわち皇国の趨勢を決める最後の戦いを意味していた。ゼツルタール公軍の元帥として采配を取るシグルドだったが、前途は危ぶまれるものだった。共に歩んできたギュンターとの亀裂は深く、兵を二つに割る事態に陥ってしまう。凄まじい貫通力を誇るヴァルネミュンデ公軍の突撃、漁夫の利を狙い戦況を睨むゼッキンゲン公軍の老獪さ。それらを前にシグルドは苦戦を余儀なくされ…。はたして勝敗の行方は。

感想・レビュー・書評

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  •  読んだのはずいぶん前です。
     このシリーズは電撃では売れてるイメージが無いので、ここまで巻数出せて奇跡なんじゃないかと思う今日この頃。個人的に好きなのですが、いかんせん登場人物が多いのと、設定が込み入っているのもあって、一般向けではないのですよね・・・。他の方の感想を見ていても、好きという以上に、展開がおかしいとか戦術がメチャクチャという意見が目立つような気がするので、ファンとしては先行きが非常に不安なシリーズです。

     なんで本棚に登録したのかというと、1年以上たつのに続刊が出ないからです。・・・・・・打ち切り?(汗
     内容的にも、シグルドたちの長い過去編がようやく終わって、やっと本編に戻る所なので、なんとしても続けていただきたいところです。

  • 星五つじゃとても足らない。終着点はわかっているものの、描かれる物語に引き込まれ一字一句を追わずにはいられなかった。仲間との結束、親友との決裂、対峙する相手にも理想があり物語がある。数多の想いがぶつかり合う戦局の展開には息を呑んだ。

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著者プロフィール

1938年 東京都に生まれる
1969年 國學院大學大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)
立正大学名誉教授。國學院大學大学院客員教授

著書
『枕詞論──古層と伝承』(桜楓社 1990)
『音喩論──古代和歌の表現と技法』(おうふう 1997)
『万葉遊宴』(若草書房 2003)
『音感万葉集』(はなわ新書 2010)
『東歌・防人歌』(コレクション日本歌人選 笠間書院 2012)

編著書
『修辞論』(おうふう 2008)

「2020年 『平安朝国史和歌注考』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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