鳥籠荘の今日も眠たい住人たち(6)Blood Party! (電撃文庫 か 10-16)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.91
  • (46)
  • (40)
  • (50)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 530
感想 : 32
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048675291

作品紹介・あらすじ

山田梢太として華乃子とひとつ屋根の下での生活にテンパる加地梢太。地方の小さな病院で静かに暮らすジョナサン-。鳥籠から巣立った住人たちはそれぞれの生活を送っていた。「鳥籠荘」は無人となり、このまま歓楽街のはずれで朽ちていくだけなのか…。そんなある日、トランクを引いて「鳥籠荘」の前に現れたのは-?「鳥籠荘」の後日談エピソードに加え、番外編「Blood Party!〜眼鏡と吸血鬼〜」を収録。-女子高生・キズナが通う学校に勤める美術教師・浅井にはある噂があった…。それは、吸血鬼!?「鳥籠荘」は吸血鬼の館!?謎めいた保健室の先生・由起も登場する、もうひとつの「鳥篭荘」ワールド。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • この巻で鳥籠荘シリーズは完結です。
    ですが、これは後日談とスピンオフのまとめという。
    山田家の話、ジョナサンの話、さらに山田家の話、キズナ帰還、そしてスピンオフ、という構成です。
    第1話の山田家の話、第2話のジョナサンの話は短編として掲載、更にその後の山田家の話とキズナの帰還はエピローグなのでショートショートです。
    そこにスピンオフが半分くらい(あとがき曰く)になってます。
    第1話は華乃子と祥太が初めてふたりきりで過ごす話
    第2話はジョナサンの病院での日々
    エピローグ1は華乃子と祥太の卒業式の朝
    エピローグ2はキズナがオーナーとしてロンドンから帰還した話
    スピンオフはキャラだけ使った、原作とはほぼ無縁の話です。
    華乃子と祥太が初々しくて可愛いです。
    ジョナサンはジョナサンで幸せそうで良かったです。
    エピローグ2は定番だけど、いい感じの〆でした。
    スピンオフはサブタイトルがBlood Party!でもあるので吸血鬼話です。
    一応、キズナ、有生、由起に加えて、サチにサチコに華乃子とパパ、双子老人は女性になって登場しています。
    事件の原因はサチコ、解決するのは由起や華乃子達。
    キズナは巻き込まれ。
    有生は原因の原因ってところですかね。
    ほんわか系かと思ったら、案外重い話でした。
    このシリーズ、一気に読んできましたが、非常に面白かったです。
    漫画版にも手を出そうか若干悩み中。

  • 最終巻は、なんてか、オマケっぽかったですね。
    エピローグと番外編で1冊、みたいな感じでした。
    エピローグむりやり5巻につっこんで、番外編は別で出したほうがよかったんじゃないの?と思いました。

    カバー・口絵・本文イラスト / テクノサマタ
    装丁 / 荻窪 裕司(META+MANIERA)

  • 加地くんには幸せになって欲しいなぁ…
    でも加地親子が二人とも幸せになるのは無理なのか…(-_-;)

  • すごく面白かったです。ただ『Blood Party!』は今までの鳥籠荘のイメージで読んだので少しうーんって思ってしまいました。

  • 三角関係が好きです…!一番可愛かったのは猫のお父さんかな、私もあの毛並みモフモフしたい

  • 微妙。好き嫌いが分かれそうな作品群。

  • 6 完結
    ジョナサンがおじいさんになった頃のお話。
    ヴァレンタインのお嬢さんが出てきたので理解するのに時間がかかったけど、ほのぼのしていて良い。
    長編の吸血鬼パロディーが大半を占める。

  • 番外編も面白かったよ。

  •  やっと最終巻。つかサブタイトルがついとるんだが、、、、、。まぁ二部構成になっています。

     第一話『猫はお断り』
     梢太くんと華乃子の話。まぁお父さんが怖いというはなしでもあるわけです。
     自分は男なんでけっこうびっくりしました。華乃子のところです。小3でなるんですか、、、本によって情報が違うもんだからなんともいえませんけどね
    。女の子のほうが男の子よりも大人らしい、の意味がわかったような気がした。
     この空気が続いていくとなると、かなり二人の今後が気になる。

     第二話『カモメのジョナサン』
     一巻にでてきてそれっきりになってしまっていたジョナサン。ジョナサンに対してはそんなちゃんと考えてなかったわけなんですけども、、、。
     にしても、ヴァルにいったいなにが起こるのやら、、、

     第三話『変わらないもの』
     はなしをまったく覚えてなかったのですが、数ページでした。
     中学生ですって。ぜひとも挿絵がほしかったですな、、

     第四話『ロンドンガール、帰還』
     名前のとうりでございます。五巻の終わりがここにつながる。
     それにしても最後の最後で、、、、、もう片方もつれてこい。

     『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 〜眼鏡と吸血鬼〜
     こちらのほうがあれですよ、サブタイトルのやつですよ。最初のカラーイラストんところの絵ですよ。
     つか、最終巻でやっとヌード絵がでてきたんですけど、、今更なきがしてしかたがなかったです。だれのかはネタバレなるんでいうません。
     個人的にはとくになんにも思いませんでした。唯一あるよいえば、有生よ由紀との間が変わってるところですね。血がつながってないという。ちなみに有生のいとこさんは女性で、モデルやって大変、というキャラ。
     にんにくのくだりとか楽しめました。
     あれですね。ミナコの存在が読みどころ。

  • やっぱ、キャラたちが自由だー
    読みやすいので読んでほしいなw

    キャラが自然な感じ
    不器用な人たち、応援してほしいな

全32件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

第9回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞し、2003年『キーリ 死者たちは荒野に眠る』でデビュー。その他の著書に、『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち』(電撃文庫)、『エンドロールまであと、』(小学館)など多数。

「2009年 『NO CALL NO LIFE』 で使われていた紹介文から引用しています。」

壁井ユカコの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×