C3 ‐シーキューブ‐VII (電撃文庫 み 7-13)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 277
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048678995

作品紹介・あらすじ

フィアが子犬を拾ってきちゃったり、黒絵がなぜか制服姿で高校に潜入してきたり、サヴェレンティと春亮が"白穂公認・お買い物デート(ハレンチ防止隊付き)"をすることになったり!?もちろんそれらすべてが大騒動に発展するわけで、今日も夜知家は厄介事の連続!「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された作品のほか、ネコミミ錐霞の大捕物や、初めて語られる『このはと黒絵の昔の話』など、書きおろしを含めた全6編でにぎやかにお届けする『C3』初の短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は短編を6本収録しています。

    第1章は、フィアが仔犬を拾ってくる話。

    第2章は、春亮とサヴェレンティが2人で買い物に出かける話。中間テストが終わり、フィアと白穂が補習を受けることになります。白穂といっしょにどこかへ出かけたいと考えていたサヴェレンティですが、補習のために白穂は出かけることができません。やむなく白穂は、春亮にサヴェレンティのお供を命じます。しかし、2人がデートすることに我慢がならなくなった白穂は、フィアとこのはとともに、春亮たちの跡をつけることにします。

    第3章は、フィアたちが秋祭りに出かけて、賽銭泥棒を働く悪ガキを懲らしめる話。第4章は、黒絵がフィアたちの通う高校にやって来て、春亮とともに一人の男子生徒を探す話。第5章は、春亮の家に届けられた呪いのネコ耳を、錐霞が装着してしまう話。第6章は、春亮が中学生の頃、初めて黒絵が春亮たちの家にやって来た時の話。

    この巻は、ネコ耳いんちょーさんの破壊力がすべてと言っていいのではないでしょうか。

  • 初の短篇集(`・ω・´)!!


    今までにないキャラたちの素顔が見れて面白かった(´▽`)

  • 短編集、キリカ猫化、お祭り、黒絵登場編

  • magazineでいくつかは既読

  • 今回は短編集。
    書下ろしを含め、発表順とは違い時系列に合わせた編集ですので、長編への伏線等もあったりなかったり。

    フィアが仔犬を拾ってきた「ハロー、ギロチン」
    犬の名前としてはどうよ?と思うが、元々の名前も微妙なので、「フィアだから」で納得できる命名かと。
    フィアの成長振りが伺えるセリフが印象的。

    春亮とサヴェレンティのデートを描いた「日曜日はすとーきんぐ日和」
    いえ、厳密にはデートではないのですよ。お買い物に付き合うだけですから。
    フィアもこのはも、当然白穂も「何かあっては」と心配で、こっそり(自分達の用事はほっぽて)後をつける事に。
    でも、そのデートを追いかけているのは彼女たちだけではなくて・・・

    夜知の面々がお祭りへ繰り出す「はじめてのおまつり/A little rekoning day」
    見所はフィアのファッションショー。アニメ化する際は、ぜひこのお話を忘れずに。
    お祭りを楽しむフィアたちが遭遇したやんちゃ坊主たち。
    実は賽銭泥棒であることを知ったフィアは「人のタメになること」をするために、泥棒退治をさせないことを買って出る。
    説教のプロではなく、悪いことをすると呪われるプロとして。

    このは先生は怒らせると怖いんだということが、改めて解りました(笑)

    黒絵に気になる男の子が!?と言う衝撃の「スクール☆ウォーズ~人形原黒絵は退屈しない~」
    黒絵の愛らしさに魅了されたクラスメイトの忠誠心と、北条漸音の可愛さ保存の撮影会がすべて・・・ではありませんが。
    なんにしろ、黒絵は退屈しないでしょう。春亮といる限りは。

    このお話も、「呪われる」ということに対し、フィア同様黒絵も重いセリフがありますが、同じ存在になってほしくないというのは、彼女たちの本音でしょう。

    ネコミミ錐霞が縦横無尽に暴れる「上野錐霞を懐かせる方法」
    あっても不思議ではない呪われたアイテムを「間違って」装着した霧霞が、猫と化して夜知家を所狭しと駆け回る。
    ただし、ネコミミの破壊力は現実としてもアレだが、「ネコミミをつける」のと「ネコ化」は全く違うといって言い!
    もう少し、マシな呪いを受けてほしいものだ。

    フィアが来る前の夜知家のお話「とある出会いの死亡遊戯」
    黒絵が夜知家に来た最初の頃のお話。
    このはと黒絵が交友を描いていく様子が書かれています。
    フィアがいない事も新鮮ですが、中学生の春亮も出演していますので、過去の夜知家が、少し垣間見えます。

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著者プロフィール

04年に『結界師のフーガ』にてデビュー。07年に刊行スタートしたシリーズ『C3 -シーキューブ-』が代表作。小説のみ限らず、漫画原作、ゲーム『Fate/Grand Order』シナリオ協力、アニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』脚本なども手がける。

「2022年 『ダークエルフの森となれ4 -現代転生戦争-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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