乃木坂春香の秘密(12) (電撃文庫 い 8-20)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048686518

作品紹介・あらすじ

容姿端麗で才色兼備、『白銀の星屑』という二つ名まで持つ超お嬢様、乃木坂春香。彼女と過ごす花の高校二年生最後にして最大のイベントでもある修学旅行は、一つ一つが二人の大切な想い出として記憶されていったのだが、この旅行に懸けていたのは椎菜も同じだったらしく-。修学旅行最終夜。女子部屋で始まったゲームの最中、椎菜の告げてきた「好き」発言と暗闇の中での唇同士の接触…。そんな出来事を経て、修学旅行は最終日を迎える。地元小樽で本当の自分の気持ちを明らかにしてくる椎菜。それを受け、今まで考えたこともなかった自分の心の内側を真剣に考え始めた俺は-。いよいよ佳境を迎えるお嬢様のシークレット・ラブコメ第十二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 本巻になってようやく、物語がラストに向かって動き始めたようです。

    修学旅行の最終日、自由時間を椎菜とすごすことになった裕人は、椎菜の実家を訪問し、歓迎を受けることになります。そして、ついに椎菜からの告白となります。まだ自分の気持ちが定まらない裕人に対して椎菜は、よく考えて2週間後に返事をしてほしいと告げます。

    次は終業式の日、カラオケ・ボックスで打ち上げがおこなわれますが、澤村さんが裕人とキスをしてみたいと言い出し、春香が慌てて静止に入るという展開に。そこで、春香と澤村さんが、裕人のキスを賭けてビリヤードで対決をすることになります。

    その次は、裕人が乃木坂家のメイドさんたちに頼まれて、臨時の執事として働くという話です。せっせと仕事をこなすと、最後に裕人の誕生日を祝するサプライズ企画だったことが明かされます。

    そして裕人が、いよいよ椎菜の気持ちに向き合います。2人でネコ喫茶、プラネタリウム、アクアリウムなどをめぐって一日デートをし、最後に椎菜がふたたび裕人への想いを告げ、裕人も、彼が本当に大切に想っているのは誰なのか、正直な気持ちを椎菜に明かします。

    椎菜の母ときょうだいが、美夏&メイドさんたち同様に2人の様子を物陰からうかがっているという展開にニヤリとしました。分かりやすい天丼パターンで、きちんとオチをつけてくるのに、何だか心地よさを感じるようになりました。

  • 9784048686518 315p 2010・7・10 初版

  • 物語も終盤になり、ついに椎菜が動いた。
    他のヒロインも動きそうなので今後は主人公が立てたフラグを次々に折っていく形になるのだろう。
    ラブラブな展開には飽きてきたのでこういうのもいいかも。

  • 読んだよ.
    椎菜回ですね.
    椎菜自体が微妙なんでそれほどでもなかった.
    チキンな裕人が頑張りました.
    次回はラスボス的存在が動くとか?

  • 前巻、けっこう酷評してしまったんだけど、今回も、なんというか、ダメだった(ガク)
     
    今巻、椎菜が、がんばった。
    本当に頑張って、そしてようやく告白できた。
    でも、その結果は……
     
    登場時からして、ああ、この子は春香の対抗で、でも、実らない恋なんだろうなあと思っていたから、それはまあ予想通り。
    でも、椎菜は真摯に自分の心をすべて裕人にぶつけて、自分の気持ちを告白した。
    うん。えらいよ椎菜。あんたはえらい!
    それに比べて、裕人は……。
    もう、なんて言うか、裕人の鈍感さに腹が立ってきた。
    アホか! と。
    普通、女の子に告白されて、その返事を待たれてるっていう時に、もうちょっと真剣に悩めよ!
    なんで、そこで変なイベント描写に逃げてしまうのか?!
    もっと、ちゃんと裕人の内面を描くべきだろう。
    そういう意味で、全然ダメ。
    全く納得できない。
    作者はもっとちゃんと考えるべきだと思う。

  • 修学旅行後半から春休みまでの話(第四十四話から第四十六話).

    第四十四話はグループ分けで二人になった裕人と椎名が小樽でデートをする話.
    椎名の家族が登場して,キスの相手が椎名ではなく,春香だと判明する.

    第四十五話は年度末の打ち上げをするという話.
    ちょっとしたことから澤村が裕人とキスをすることになり,それをとめようと春香がビリヤード勝負をする.

    第四十六話は優人と椎名が池袋でデートをする話.
    そして,遂に椎名が告白して振られ,裕人は春香のことをより強く意識する.

    キスの相手を勘違いしたのはかなり無理があった感じだったね.
    フラグ回収モードに入った感じかな.
    あとがきによると次巻は美夏っぽいし.

  • 椎菜をふった裕人。春香とどうなるのか?12/10に明らかになるのか?

  • もう12巻なのね……
    椎名さんとようやく決着がつきましたが、長かったですねぇ。

  • 2010 7/20読了。WonderGooで購入。
    「この巻くらいは椎菜が表紙でもいいだろう!」と思うくらい、天宮椎菜のターンな回。
    劇中2度もデートしているし。
    しかし肝心なシーンでもイカ、ってあたりは徹底しているな椎菜。

    つくづく、いい加減に春香と裕人がつきあってないことの無理が色々なところに影響してきている感じがする。
    そろそろ佳境とのことだし今回動きもあったし次か次の次でなんとかなるか・・・?

  • 椎菜はよく頑張った!当初から予想はできる展開だけど仕方ないよね。しっかり結論を出したわけだし、裕人もその辺は(ようやく)進歩したかな。とりあえずは今回もニヤニヤしながら読めたからそれでよし。あと、ついに生霊扱いになったお姉さまズは乾杯(笑)

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著者プロフィール

第4回電撃hp短編小説賞最優秀賞を受賞、『乃木坂春香の秘密』でデビュー。同作品はTVアニメ化される大ヒット作品となる。他作品に『乃木坂明日夏の秘密』『小春原日和の育成日記』など多数。

「2023年 『小説版ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 紅蓮の剣姫~フレイムソード・プリンセス~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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