C3 ‐シーキューブ‐X (電撃文庫 み 7-18)
- アスキー・メディアワークス (2010年9月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048688796
作品紹介・あらすじ
ン・イゾイーが転校してきたのも束の間、世間はバレンタインの季節を迎える。渦奈にあれこれと扇られたフィアをはじめ、おのおの願望まる出しなチョコお渡しシチュエーションの妄想をふくらませるが!?そんな折、研究室長国の日村素直が教師として学校に復帰してくる。しかも、彼は思わぬ人物を伴っていて-。さらには一同の前に蒐集戦線騎士領の騎士が立ちはだかる。「実にグッデスト!」とか変な言い回しを操る彼女は、しかし"最強"の呼び声もある強敵だった。バレンタインも大変な第10巻。
感想・レビュー・書評
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今回はバレンタインのエピソードです。フィア、このは、錐霞の3人は、春亮にどんなチョコレートを贈ろうかと悩みます。
一方学園では、研究室長国の日村素直が復帰することになります。しかも、第1巻で死んだはずの「マミーメーカー」ことアマンダ・カーロットが、日村によって保護されていたことが明らかになります。錐霞は日村に対する警戒を解くべきではないと考えますが、春亮たちは、アマンダや自分たちに接する日村の態度を見て、ある程度信頼してもよいのではないかと思い始めます。そんな彼らを見て、錐霞の態度にも少しずつ軟化の兆しが見えるようになります。
そんな中、日村から春亮たちに、蒐集戦線騎士領から新たな戦闘員がアマンダの抹殺のために送られたという報せがもたらされます。そして、フィアたちの前に騎士領の戦士・雛井エルシーが登場します。フィアたちはアマンダを守るために戦う。だが、今回の事件の背後で糸を引いていたのは日村だったのです。
メイン・ストーリーに関しては、アマンダの再登板が今後の展開の鍵の一つになるのでしょうが、まだ物語の全貌は見えてきません。ちょっとマンネリ気味にも思えてきました。ラブコメのパートに関しては、本巻の最後で錐霞が自分に正直になることを決意するという展開があったので、少し期待したいところです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み続けて良かった。
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9784048688796 337p 2010・9・10 初版
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このシリーズにしてはやけに黒かった。そしていんちょーさんよくやった
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現実世界は猛暑が残る真夏日(2010年9月現在)ですが、作中時間は嬉は恥かしバレンタインデー前。
前巻(お正月)からそれほど時間はたっていません。
10巻目とい言う節目か、過去キャラの再登場や錐霞の過去と言った内容も出てきます。
また、フィアの春亮に対する心情が『それなりに』動き始めた感じもしますし、錐霞の態度も明確に変わったことですから、次巻以降
が楽しみになる、節目とふさわしい1冊になっています。
あと、どーでもいことですが、巻末のラフイラストが少なひ・・・