サムシング・フォー 4人の花嫁、4つの謎 (メディアワークス文庫 あ 2-4)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.20
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本棚登録 : 175
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048703833

感想・レビュー・書評

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  •  結婚式に花嫁が身につけると幸せになるといわれている4つのものに関する、4つのお話です。
     ウエディングプランナーが、結婚式と披露宴について、準備段階から当日まで、新郎新婦を含めすべての参加者全員が幸せな気持ちになれるようにどれだけの努力をしているかがよくわかりました。
     心に傷を持つ主人公が、傷口に塩を塗るがごとき職場で、悩み苦しみながらも多くのお客様と接する中でそれを克服していきます。それから、仲間同志互いに支え支えられて成長していくことが心地よかったです。そんな職場だったらいいですね。購入本

  • 悲しい過去を持つウェディングプランナーという視点が面白く、個人的には2つ目・3つ目のお話と、水色の服の女の子の物語はけっこう楽しめたと思う。

    けれども大局的にみると、1つの長編小説としては、「うーん……」といった感じの作品だったようにも感じます。
    せっかく優しくて切ないお話なのになんとなくいまいち感動が薄いような気がするなぁと、私は評価します。

    その要因はおそらく、終盤まで主人公に関する過去を伏せたまま、それをところどころで思わせぶりな感じであおっていったにもかかわらず、4つ目のお話でこれといったインパクトもなくあれよあれよというまに物語が進んでいき、そしてあっさりとその過去を明かしてしまったからではないだろうか。

    とはいえ、それでも読み物としては十分に楽しめる作品でした。

  • 結婚式は人生の中でも大きな転機。
    その舞台である結婚式場ではいつも何か事件が起こる。

    花嫁が身につけるといいとされる
    「サムシング・フォー」になぞらえて
    お話は4つの大きな章に区切られています。

    ウエディングプランナーって、
    普段はあまり内部を見れない仕事なので、
    その視点なのが楽しいですよ。

    表紙の上條衿さんのイラストも目を引きますよね!

  • 結婚式で花嫁が何か「新しいもの」「古いもの」「借りたもの」「青いもの」の4つを身につけると幸せになれるという習慣をテーマにした、ちょっとミステリアスで、優しい話。

  • 結婚式で花嫁が何か「新しいもの」「古いもの」「借りたもの」「青いもの」の4つを身につけると幸せになれるという習慣をテーマにした、ちょっとミステリアスで、優しい話。

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著者プロフィール

有間カオル (ありま・かおる)
『太陽のあくび』で第16回電撃大賞メディ アワークス文庫賞を受賞しデビュー。
他に『 魔法使いのハーブティー 』、『 招き猫神社のテンテコ舞な日々 』( KADOKAWA )、 わすれな荘シリーズ ( 角川春樹事務所)、『気まぐれ食堂 神様がくれた休日 』( 東京創元社 )、『 青い花の下には秘密が埋まっている 四季島植物園の静かな事件簿 』(宝島社) など 。

「2022年 『氷住灯子教授と僕とYの世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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