フキゲンシンデレラ(1) (電撃ジャパンコミックス)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 68
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048709200

感想・レビュー・書評

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  •  性の揺らぎを題材とした俗に言うTSFと言うジャンルは番外的なネタとしてのいわゆるカバー裏などのIf(逆転もの)からそのものを扱った長編、セクシュアルなライトコメディから重々しいジェンダー論まで幅広く今日の漫画では用いられています。
     その大方が高校生に偏っているような印象もありますが、まぁ様々。例外はいくらでも。
     
     で、本作は主人公の立場が学生は学生でも大学生と割と高めなこともあってか具体的に性描写は皆無といえど、生々しい描写が目立つようです。
     まぁ、なんというか局部の描写はないと言えフルヌードが多いです(笑)。

     それはさて置いてこの作品、題が示す通りか、主人公が何の前触れもなく唐突ながら昼夜の十二時を境に性別が入れ替わってしまいます。
     加えてこの主人公、周囲に曲者が多く、また原因あってとは言え凄まじ性格が悪いです。具体的には学生証も拾ってくれた恩人の女性を罵倒するとか……もしくは! その辺を読むときには勘定に入れてください。

     とは言え性転換を起こす要因は作品によって多々ありますが、今作は時間と言う凶悪なものなので、多少同情もできます。
     TSFは外見の変化によって社会的地位に脅威を与える(それを許容する世界観でない限り)ことが多いのですが、時間は時間でも設定がえげつなさ過ぎて高校生でも社会人でも一発アウトですね。
     その辺、割と自由が利く大学設定にしたと思うのですが。ピンチも多く、線が少なめの作画と相まって相当に焦燥感を煽る辺りは、まさにシンデレラ。

     残念なことに掲載誌廃刊と言う都合によって三巻で〆られてしまっているこの作品ですが、終わり方は割と納得です。
     なんというか、おとぎ話ですね。おそらく長く続けば別の着地点もあったとは思いますが、この手のジャンルではかなり珍しいやり方なのではないでしょうか。
     一巻は導入編です。揺らいでもまだ分かたれてはいません。

  • 続きが楽しみです。

  • 2012/06/02購入・08/14読了。

    3人の魔女の元へ何故春彦が向かったのかが知りたい。

    謎が謎を呼んでいる感じ。伏線多数。

  • 女嫌いのTSもの。女嫌いは分かるが、そっちの暴力に出るのがよくわからん。女になってどうのこうのは次巻なのかな?
    ヒロインを除くとファンタジック過ぎるのはタイトルの意味から?とりあえずわからん。

  • ある日突然女になってしまったオレ。一度は男に戻るものの再び女になってしまう。

    周りの人間すべてに対して敵意をむき出しにする主人公。どうやら過去にその原因があるらしい。親切にしてくれる人にも感謝しない姿は見ていてイラっとするが、それだけに今後どう変わっていくのか見てみたいと思った。

  • これまたちょっと変わった男の子が女の子になっちゃう系のお話。
    まだ序盤なのかいまいちつかめないというか、主人公がやんちゃすぎる。

  • 何気なく手に取ったマンガだけど、男女入れ替わりの要素よりむしろそれによる人間関係のドラスティックな変化が面白かった。登場キャラクターがどれもクセのある性格なので、どう話が進むかが見えない分の楽しみがある。実際こんな人たちと接していたらかなり面倒くさいと思うけど。

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