- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048729819
作品紹介・あらすじ
恋なんて一瞬の夢かもしれないけど…ロックバンドLUNA SEAのボーカル・RYUICHIでありソロ・シンガー、俳優としての顔ももつ河村隆一。そんな彼が24の短編小説で新たな一面を見せる。
感想・レビュー・書評
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河村隆一の短編小説集。各話、独立した別個の物語なんだけど、主人公がとにかくなにかから逃避してる。ほぼ全話そこからスタート。「~から逃げてきた俺は…」「~を置き去りにしてきた俺は…」「~にたどり着いたおれは」。もう逃げてきてないだろう、とページをめくると「逃げるのに疲れた俺は…」とか書いてる。なにがあったこの時期の河村。
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雑誌の連載は、毎号の一番最後の1ページ。
ポストカードの風景から連想した短編集。
彼の言葉の選び方はまだ拙いけど、懐かしい記憶に直結するから、大切な1冊。 -
今となっては、なかったことにしたい
河村隆一ファン時代(中学3年)、
発売日に目を血走らせて購入。
昨日自宅を掃除していた際に出てきたので
読み返してみることにしました。
ガラスだの海だの
モノクロの写真だの
間接照明のバーだの
ひたすらスカしやがった
うすっぺらいディティール満載で、
いけすかないことこの上なし。
どの一行にもときめかなくなった
自分の成長を評価したい一冊です。
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写真からイメージしたいろいろな話、なかなか面白かったけど、普段の彼を想像させてくれる話が興味深かった。