- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048733380
感想・レビュー・書評
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そこそこ。思ってたより軽い話で、まあ共感はする。いいと思う。
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この小説は個人的にすごく好きです。タイトルもよいですし、内容も読んだ時期がちょうど主人公の男の子の年ぐらいだったんで、感情移入もしやすかったです。平凡な日常にこんな刺激があったらいいな、という無責任な意識を具現化してくれてたのでしょう。
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ノリ軽いけど全体的に薄暗い感じ。文章がラノベに近い感覚かなぁと。チェーンソー男の正体とか抜きとして、非日常に憧れる10代の雰囲気を書いた作品?なのかなと思いました。
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古い読書履歴より。
ラジオドラマでやった折、
原作を探してきて読んだ。
雪深い山中で、チェーンソー男と対峙する少女と、彼女に偶然出会った少年の成長物語。
少女がナイフ投げの特技を駆使して
いて、当時厨二だったわたしはおおいに胸をときめかせた。 -
著者が北海道のひとということで読んでみた。
舞台が今私が住んでいる町で、知ってる地名が出てきたのは面白かったけど
設定も微妙だしキャラもいまいちで読むのに苦労した。
このひとの別の本(NHKにようこそ!)を読んだことがあることに
あとから気づいたけれど、それも面白くなかったみたい…。 -
チェーンソー男と日夜戦いを繰り広げている美少女に偶然遭遇した男子が戦いに首を突っ込みなんやかんや青春する話。
なんか物足りない気もしたけれど、あっという間に過ぎてしまうひたすら楽しくて怠惰な時間がなんか伝わってきてじんわりしました。
とくに寮母のお姉さんの、「楽しかったぶんだけ辛い」という言葉。
それはああ、そうかもなあとしんみり思います。
高校時代、楽しかったなあ。 -
甘酸っぱくてどこか痛々しい青春物語
滝本竜彦は、こうであったらいいなと憧れそうな、妄想しちゃいそうなお話を作るのが上手い
ヒロインにチェーンソー男、主人公の周りは至って現実的でもあるのだがどこか羨ましいシチュエーション
またNHKもそうなのだが見て見ぬふりをする主人公の描写も上手く、良い感じにイライラさせて羨ましさに拍車をかけさせる
あらすじを読む限りではよくある娯楽小説の様に思えるが全くの間違い
思春期特有の誰しもが直面する悩み、そして不安を書いた青春小説
いつか必ず終わりは来る。でもいつか必ず来る終わりとはいったい
ハッピーエンドを求める物語
しかし読む時期によっては、特に学生であるか否かによって大きく感じ方が変わりそうな作品
終わりが来る前のお話なので終わりが来た後に読むと寂しいものがあるかもしれない -
最近のラノベのようにこねくりまわした言い回しを使わず、読みやすい文章。だが作中で軽犯罪をちまちま犯す主人公に少々閉口する…
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毎日をなんとなく過ごしている高校生『山本陽介』は、雪の降る夜、チェーンソーを持つ怪人と戦う少女と出会う。セーラー服美少女戦士こと『雪崎絵理』は、正義の為、毎夜諸悪の根源である謎の男と戦っている・・・らしい。まったくもって訳が分からなかったが彼女の手伝いをすることに決めた陽介。平凡な高校生の荒唐無稽な日常が始まる。
第五回、角川学園小説大賞 特別賞受賞作品。
いったい『チェーンソー男』とは何者で何のために襲ってくるのか?そもそも何のために彼女が戦うのか??そんなことを考えてはいけない。一切の解説もなしに話は進んでいく。将来に対する掴みどころのない不安だとか、矛先の分からない怒りだとかを具現化した存在と読めるけれども、そんなことはどうでもよさそうだ。作者が非常に満足そうなので。