王の眼 第3巻

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 34
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048733854

作品紹介・あらすじ

一の王女の婿-王を選ぶために行われる婿えらび。その第一候補は、ステク家の公子セティのはずだった…。血塗られた王位を巡り、呪われた歴史が動き出す-。エジプト神話をモチーフに描くファンタジック・ノベル。

感想・レビュー・書評

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  • パラダイム転換。

    物語は一転して、敵役視点の回想に入ります。
    勧善懲悪仇討ストーリーが、音を立てて崩れます。
    そしてこれでもかといわんばかりの、そういうシーンの連続。
    近頃の、スウィートでハーレクインなBLポルノに慣れた舌には衝撃的な、激辛陵辱シーンの連続。

    ここで、読者の八、九割はふるい落とされると想像されます。
    図書館で借りて読んだんですが、一,二,三巻に比べて四巻の異様な美しさ。
    前三冊は見返しが傷んだり背が折れたりしているというのに、四巻は新品同様だったんですよ。

    しかし往年のJUNE読者には、懐かしくも心惹かれる文章だったりします。
    ああいいなあJUNE。

  • 2巻までで読むのを止めるのは勿体無い。3巻は読むべき!エログロだけど。この巻でセティに落ちました。なんて過酷な・・・。1・2巻で感じていた善悪がひっくり返る「転」の巻。この構成は上手い。しかし、この本を学校で読んだのは正直失敗でした。休み時間に冗談抜きで気持ち悪くなったよ。。あいつら皆人間じゃねぇよ!!

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