テンペスト 下 花風の巻

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 1420
レビュー : 270
  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048738699

作品紹介・あらすじ

流刑にされた宦官・寧温は、九死に一生を得て、側室として返り咲いた。折しも内外に国難を抱える五百年王国にペリー来航。近代化の嵐が吹きすさぶ-。

感想・レビュー・書評

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  • "時代物のようでそうじゃない作品です。
    いちおう、琉球王国滅亡までの話。
    実在の人物が出てくるかと思いきや、
    かなり浮いてる変態が出てきたり、作品自体のバランスが悪い。
    どうせなら、
    ①史実に忠実。本当にこういう人がいたのではないか?!的展開
    ②ベース以外は全てファンタジー。突飛な展開
    このどちらかにしてほしかった。
    本作はどちらにも寄りきれていない。
    また、文章の書き方が硬い箇所と緩過ぎる箇所があり、
    かなり違和感を感じる。
    上下ハードカバーの2段組だけど、こんなにページが必要だった?
    と思うような繰り返しが多いし。
    そして『シャングリ・ラ』の時もラストに行くにつれ、失速したけど、これもまた同じ。
    いちおう最後まで読んだけど、まぁ、読まなくても良かったな。

  • 壮大な琉球エンターテイメント。
    歴史、政治、学問、文化、人情、恋愛…てんこ盛りの上下巻。
    首里城見学に行きたくなりました。

  • 悪魔にも勝る無邪気な天使・真美那のお嬢様爆弾炸裂が痛快愉快な下巻。真牛の執念には見習いたいものがあります。決して真牛になりたいとは思いませんが。。。
    ハラハラドキドキの展開に、また一気読みです。
    一体主人公の人生はどこへ行き着くのか最後まで見届けないと気になって夜も眠れませんでした。

  • 上巻よりさらにテンポアップするジェットコースターストーリー。真美那の登場で殺伐としていた話に明るさとやわらかさが加わった気がする。軽さは著者の持ち味なんだとあきらめました(褒め言葉)。

  • それはないよな~とつっ込む事かなり多し。力技で読ませる、ジェットコースター小説。最後が少し拍子抜けなのが残念・・・。

  • 琉球王国が沖縄県へ変わる時の話。真牛、良かったね(>_<)

  • ちょっと「蒼穹の昴」と比べてしまいました。こっちは敵が多すぎ。琉球について詳しくなった気がする。

  • 国を豊かにするため、男として王宮に入る道を選んだ少女、真鶴の物語。

    NHKでドラマ化されてたこともあって、大河歴史小説的なものを期待していたのですが…、琉球を舞台にして、昼ドラと韓流と大奥を全部混ぜました!みたいな感じ。
    物語でも、やはりリアルな部分はほしいと思ってしまうので自分にはあっていなかった。
    エンタメ小説としても、意図してコミカルな感じにしてるんだろうけど、地の文もセリフもあまりに軽すぎるし、女たちの戦いの場面なんてコントのようだし、ご都合主義なところも満載。

  • おもしろかった。

    女ながら男を凌ぐ知性があり、女を捨て王宮にあがる主人公。

    まさに波瀾万丈。

    沖縄に、琉球王国に興味を持った。

  • やっと上下巻読み終えました。琉球の言葉や名前が、漢字で書いてあっても、自分にとって全く新しい読み方をするので、馴染むまでに時間がかかり、なかなか読み進められませんでした。
    面白いという評価も、期待はずれという感想もどちらも解ります。龍が描かれたかっこいい表紙のイメージから、琉球版大河ドラマと期待して読むと失望する。文章の美しさは期待できない。どちらかといえば稚拙。ストーリーも忙しすぎで、それがあっけなく解決されて次の事件が起る。リアル感は無いです。
    主人公の孫寧温の才能と真鶴の美貌が強調して書かれすぎて食傷。
    ただ、設定は面白い。琉球の王朝や政治、衣装や建築は興味を惹かれます。
    NHKでドラマ化されますが、不自然な部分をそぎ落として豪華絢爛歴史絵巻にして欲しい。キャラクターは、寧温(真鶴)は完璧すぎて共感できず。男達も、豹変するのが簡単すぎる時があり、あんまり魅力的ではない。下巻の女達が魅力的で、真美那は痛快お嬢様だし、真牛も悪役だけど、憎めない。結局、琉球王朝を誰よりも愛していたのは、真牛なんだよな~。人間離れした能力を持ちながら、実は一番人間的。真牛が一番好きだな。寧温と真牛が協力できたらよかったのに。
    真牛は王族で結構美人のはずなんだけど、私の脳内では何故かミッツ・マングローブなんだよね~。なぜだかわかんないけど。

    • くろさん
      はじめまして。最近ブクログを始めたのゆきと申します。真牛がミッツ・マングローブというのがツボに入って爆笑してしまいました。すいません。その他...
      はじめまして。最近ブクログを始めたのゆきと申します。真牛がミッツ・マングローブというのがツボに入って爆笑してしまいました。すいません。その他の感想もほとんど同感でした。文章に美しさがなかったですよね。それでは、失礼いたしました。
      2011/05/26
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著者プロフィール

1970年沖縄県生まれ。早稲田大学在学中に『バガージマヌパナス』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞しデビュー。96年『風車祭』で直木賞候補に。沖縄の伝承と現代を融合させた世界を確立。圧倒的なスケールのエンタメ作品を次々と発表。著書に『レキオス』『シャングリラ』『テンペスト』『黙示録』などがある。

「2017年 『ヒストリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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