- Amazon.co.jp ・本 (181ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048740463
感想・レビュー・書評
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大学の演劇サークルにかける思い。
演劇の素人だった南が入部した演劇サークルの劇団森、通称「ゲキモリ」は
強烈な個性の集まりだった。
演劇の才能はピカイチだけど問題児の英里加。
英里加のいとこで、彼に恋心を抱きながらもスパルタのあづみ。
ひょうひょうとしながらも的確な答えを出してくれる阿久津。
ゴーゴリの結婚を演じるにあたって
夏の合宿、仲間たちとのやりとり
南が高校時代に出会った風変わりな演劇少女との記憶、再会。
全力で演じ切ったすべて。
南が高校時代の同級生との再会で
当時は演劇部以外の人との接触を拒絶していた同級生が
普通の人として今も演劇に関わっていること
そしてその演技力には、憧れていた当時の神秘的なものは失われていた事実。
同級生が変わったのか、南自身が変わったのか。
それは両方だと思うけど、切なくて
涙出そうになった。
淡い、青春の一コマ。
ラストで南が阿久津と付き合っている感じが垣間見れて、にんまり( ´∀`)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
特に何も思わなかった。無駄に昔のことを思い出しただけ。もう少しドラマがあっても良かったのでは。
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図書館でジャケ借りしました!
大学の演劇サークルのお話。
色々個性的な登場人物が魅力的だった。
かなり読みやすくて好きな話だったけどラストが何か物足りなかった。 -
大学の演劇サークルの話。
青春。
登場人物が一人一人特徴があって、色んな思いを抱えていて。
これって続きとかあるのかな? -
生田さんは本を見かけたら必ず読むようにしている作家さんのひとり。
文章は読みやすいし厚くないのでいつもさらりと読める。
表紙の女の子は主人公のイメージかな?かわいー。
大学の演劇サークルが舞台。
大きな事件も心揺さぶられる出来事もないけど
漠然とあぁ楽しそうだなー、青春だなー、大学生だなー、って感じ。
ただひとつ。
私はラストの数行って小説においてすごく大事だと思うんだけど
この本のラスト1行がすごく気に入らなかった…。 -
演劇サークルの青春ものがたり。さわやかほろ苦い、よくある感じではあったけど、シンプルで好きなお話。
演劇部ってなんかオーラあるんだよね。染まらない意志があるというか。
わたしは演劇をやったことはないけど、若者と演劇っていうテーマには興味があった。だって、深い。
未成熟な人間が、「演じる」ことによって自分と向き合わざるをえなくなる。役を通して相手の本質と対峙せざるをえなくなる。
未成熟さと未成熟さのぶつかり合い。演じる意味。 -
続きが読みたい!成長した彼らの姿がみたい
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演劇が観たくなりました