ドラゴニア王国物語 (カドカワ銀のさじシリーズ)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 54
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741903

作品紹介・あらすじ

頼まれた荷を届ける「走り屋」の少女リンディは、ある日、王城の竜術師から荷を託される。それは、ドラゴニア王国の命運を左右するという王竜の卵だった!走り出したリンディを次々と襲う困難、そして後を追う竜騎兵-。竜術師見習いのアッシュ、謎の男ゼオンに助けられながら、リンディは荷を届けるため、王国の未来のため、命をかけて走りつづける。

感想・レビュー・書評

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  • 各章ごとに色があり、それぞれの文献を読むのも面白かった。
    “走り屋”の物語らしく、一度読み始めるとどんどん
    読めて止められない程。先が読めそうで予想しながら読んでしまうのに、一歩先を行かれる感じも良かった。主人公の走る姿を思い描いては何も気にせず走りたい気持ちになる。

    同じ“竜”が出てくる「獣の奏者」より軽くサラっと読めて満足感もあるので、小学校の子供にも薦めたいと思う。

  • 「走り屋」の少女が主人公。
    そして物語りも走ってるかのごとくスルスルと進んで行く。
    王道ストーリーではあるのだけれど、だからこその良さもある。

    そしてフト気づく、もしかして手の上で転がされていただけ・・・?

  • そういえば読んでた!ので思い出し登録。
    絵師さんが好きな方なので読みました。ファンタジー好きで強い女の子好きにはたまらない内容ですねー。
    続き待ってます。

  • 「獣の奏者」のような雰囲気を持ちつつ始まった物語。
    が、主人公は走り屋(飛脚のようなものか)の少女。
    国の命運をかけた荷を運ぶために、走る!

    ドラゴンの息遣いがいまにも聞こえてきそうな、わくわくする話だった。
    読後感も大変良くて、満足。

  •  初めは獣の奏者っぽい雰囲気があったのですが、途中から少しづつ変わっていってのめりこめた。いろんな種類の龍が出てきて、それがリアルで、もう、龍好きにはたまらない本です! 野生の龍を手懐けたり、襲われそうになったり、背に乗って野をすごいスピードで駆けたり。夢があるなぁ。走り屋という設定も面白かったし、ストーリーに意外性はそこまでありませんでしたが、丁寧に書かれてますし、安定してて面白かったです。龍好きならぜひとも。

  • 最初から最後まで走りっぱなし。リンディがつけている鈴の音が聞こえてくるようでした。ドラゴンの描写も圧巻です!

  • 龍とひとの住まう世界、ドラゴニア王国は腐敗していた。
    偶然から王竜の卵を預かった「走り屋」の娘リンディは、命がけでその卵を届ける事になる。

    王道ファンタジー!
    しかしきれいにまとまっていて、好きな感じです。リンディかわいい。
    章の冒頭の文献引用がおもしろい。
    数年後にはアッシュが真っ赤になって求婚しにくるんですね分かります。

  • 人がドラゴンと契約し治める国・ドラゴニア。ドラゴニアの王は、竜の中の竜、時空を超え未来をも見通せる王竜と交感できる聖竜王が代々受け継ぐ。その王竜が突如産卵を迎えた。産まれた卵から孵った、新たな王竜に認められた者が次の聖竜王となる。卵は無事産まれ、聖竜王の息子が新たな王となるはずだったが…

    悪政はびこるドラゴニア王国、その国の歪みに立ち向かう少年少女の物語。正直に言うとファンタジー設定や
    歴史の掘り下げには物足りなさを感じますが(1巻完結だから仕方ないかな?)、人間1人にも歴史を変える、世界を変える力があるんだ、という希望を見せてくれる物語になっています。本格ファンタジー好きには物足りないかもしれないけど、ファンタジー入門にお勧めの作品。

  • ちょいちょい出てくる竜に関する文献が面白かった。

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著者プロフィール

児童文学作家。『ナシスの塔の物語』(ポプラ社)で椋鳩十児童文学賞、児童文芸新人賞を受賞。「少女海賊ユーリ」シリーズ(童心社)、『ドラゴニア王国物語』(KADOKAWA)、『翼もつ者』(新日本出版社)、『山のうらがわの冒険』(あかね書房)他、作品多数。

「2022年 『ララ姫はときどき☆こねこ バースデーに魔法がはじまる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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