笑顔で生きる魔法の言葉

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 59
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048850681

作品紹介・あらすじ

言葉が人生を変えてくれる。まったく芽が出ない時、思い悩んだ時…「Qちゃん」を支え続けた言葉の宝石箱。

感想・レビュー・書評

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  • 何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。
    疾風に勁草を知る。
    丸い月夜も一夜だけ。

    ちょっとだけ頑張る、を続ける。最後にあと5分10分プラスする。
    マラソンはどんなに疲れても練習を続けなければいけない教義。
    つらいとき、逃げたいときこそチャンス。
    自分のことに必死で、他人と比べないくらいギリギリの練習をする。
    夢にたどり着く道筋が見えてくると、目標に変わる。
    6時半から9時半練習、朝食後マッサージ、14時から18時練習。一日を全力投球で過ごすこと。
    苦しいときはマントラを唱える。
    痛い目に合っても、失敗すらできない人生よりずっと楽しい。
    これ以上無理、と感じた時、諦めるかもう少し先を目指すか、で人生が変わる。
    自分の人生を評価するのは自分自身=他人に何を言われても関係ない。

  • 女性アスリートで尊敬する高橋尚子さんの圧倒的な現役時代の強さ、高橋さんでさえ衰え負けていく現実を思い出して、その時の心情やかけられた言葉等、一般社会にも通じる事ばかりと思いました。

  • 2015/05/09

    高橋氏と小出監督の関係が簡単ではあるが、書かれている。
    高橋氏のことを上っ面のことしか知らなかった。

    夢は、好きなことの延長線上にあります。

    いい言葉だ。

  • 2012年4月刊。

    「すごく楽しい42キロでした!」
    マラソンを1位で走り終えた直後とは思えないような元気そうな顔で、そう語った姿。
    マラソンランナーの中には、こんな人もいるんだ…と驚いたのを、今でもよく覚えています。
    あの 2000 年のシドニーオリンピックから、もう12年も経ったんですね。

    シドニーオリンピックで金メダルを取った後の活動はよく知らなかったのですが、2008 年に現役を引退するまで、ストイックに努力し続けていた彼女の姿がありました。

    この本には、現役23年間で高橋尚子さんを支え続けた言葉がたくさん詰め込まれています。
    それは、高校時代の顧問や小出監督からの言葉だったり、思わず自分の口から出てきた言葉だったり。

    1996 年のアトランタオリンピックの時点では、
    「マラソンは走ったことがなく、マラソンの "マ" の時も知りませんでした。」というのに、
    その4年後のシドニーオリンピックで優勝したというのですから、
    「4年というのは、人の人生を変えるだけの時間です」
    という彼女の言葉は、ものすごい真実味を帯びて響いてきます。

    やさしい文体で、実直な性格が伝わってきます。
    とにかく、何に対しても前向き!
    今の自分に行き詰まりを感じている人に、勇気を与えてくれそうな一冊です。

  • 高橋尚子さんが今まで感じてきた言葉をそれぞれにエピソード入れて書いた作品。さらっと読みやすい。

  • シドニー五輪女子マラソン金メダリスト高橋尚子さんの本。自分が元気をもらった言葉をその時々のエピソードとともに記している。
    高橋選手の軌跡を知っている人であれば、彼女のひとことひとことが当時の様子と比較しながら読めるので、感じるところも多い。
    逆に言うと、時系列でもないし、あくまでもエッセーに近いので、高橋さんを知らない人が読むと、なかなか共感しずらい面があると思う。
    高橋さんのファンである私だが、この方の前向きさはホント素晴らしいと思う。

  • 高橋尚子さんがこれまでの人生で支えてもらった言葉などを集めた本。
    この人に限らず、トップを走るアスリートさんたちはみんな努力家。自分も見習いたい。
    内容としては、陶芸家の人の話が印象的です。

  • マラソンランナー高橋尚子を支えてきた「言葉」集。いわゆる名言、箴言ではなく、身近な人からかけられた言葉や、自身が発した言葉などがほとんどで面白い。逆にそんなリアルな、なにげない言葉だけに普遍性はないのかもしれないけど、彼女の現役時代の破竹の勢い、シドニー五輪での金メダル、挫折、復活、そして引退、その後の活躍をリアルタイムで知っているからこそ響くものがある(なので、今の高橋尚子しか知らなかったり、同時期に彼女の活躍を見てなかった人には、「なんだ普通のことじゃん」って感想しか残らないかもしれない。)
    そんな彼女の半生に寄り添った言葉と共に、彼女自身によって語られる当時の様子も興味深い。常に、明るく、前向きに周りの人の言葉を素直に吸収し成長していったことが良くわかる。名伯楽小出監督など、指導者によるアドバイスが比較的多いが、なにより驚いたのは、“言葉”として紹介されているものでなく、彼女の綴る文章の中にあった、この一文。
    「一度だけ、練習を“逃げたいな”と思ったことがありました。」
    一度だけかよ!(驚)

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著者プロフィール

熊本外語専門学校講師

「2023年 『JLPT日本語能力試験N4 完全模試SUCCESS』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋尚子の作品

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