ビッグデータ革命 無数のつぶやきと位置情報から生まれる日本型イノベーションの新潮流
- アスキー・メディアワークス (2012年3月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048862196
感想・レビュー・書評
-
「全力案内!ナビ」の紹介が多くのページを割いて紹介されているが、Google Playのユーザレビューの評価と随分異なっているなぁー
NRIからの出版物だから仕方がないか(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
野村総研によるビッグデータ本。
主に「全力案内!」と「トゥルーテラー」の2事例が内容の中心。
『ビッグデータビジネスの時代』の著者・鈴木良介さんも参加してるので、合わせて読むと良いんじゃないかと。
「全力案内!」
…タクシーにGPSを設置して渋滞情報のデータ収集し、ナビに活用した事例。
「トゥルーテラー」
…テキスト・音声情報(口コミ、テレホンセンターへの問い合わせ)を分析し、統計的にまとめるサービス。
◆ビッグデータの活用は、ごく限られた天才のみに依存することなく、堅実にイノベーションを実現するための方法となるはずだ。(P196) -
日ごろ何気なく使っているグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルのビッグデータの取り組みを舞台裏から垣間見せるところから始まり、思わず引き込まれれる。
そして自社開発のシステムであるGPSを活用したM2Mである道路交通情報「全力案内!」の東北大震災での活用例からどのようにデータを集めたかなど、開発の過程まで解き明かす。
同じく自社開発のテキストマイニング「TRUE TELLER」でも震災での活用例から日本語特有の形態素解析から始まり「感性辞書」で精度を上げるなどシステムの進化を語り、ナビゲーション、自動評価分析・レーダーチャート・典型文、ランキングキーワード、時系列モニタ・アラート分析、因果関係分析・話題の広がりと分析手法も紹介している。
今後の課題は統計分析技術者の育成とプライバシーを守りながらデータを分析する技術とし、企業のIT部門は能動的にデータの活用をユーザ部門働きかける姿勢と他社が持つソーシャルメディアのデータにも目配りする広い視野が必要と語る、全く持って同感ですね。
グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルの四社を合わせてギャング・オブ・フォー(Gang of For)と呼ぶのを最近良く聞きます。英国のロックバンドのことかと思ったwこれ↓
http://www.youtube.com/watch?v=t7sNfbprnKU -
野村総研の事業を通してビッグデータの概要がわかる。ビッグデータの活用はスマートなものじゃなくて、コツコツと改善していくプロセスが必須だとわかった。
-
総研の宣伝本的なきらいがあるけれど、ビッグデータの可能性を簡単に纏めている。
-
ビックデータの扱い方を事例を通して大まかに学べる。