ミニッツ ~一分間の絶対時間~ (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 260
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048865234

作品紹介・あらすじ

私立穂尾付学園高校一年一組、相上櫻。
一分間だけ相手の心を読める『ミニッツ』能力の持ち主。
“一年生にしてこの学園の生徒会長になる”──そんな大それた野望を持つ櫻は、この『絶対時間』を利用し、クラス内で“頼れるが妬まれない、愛嬌のある委員長”という絶妙な立場を演じていた。
しかしある日、ふとした事がきっかけで、自身の秘密を生徒会副会長の琴宮遙に知られてしまう。櫻は、遥の弱みを握り返すため、彼女が提案する心理ゲーム『馬鹿と天才ゲーム』に挑む──。

乙野四方字(おとのよもじ)先生のデビュー作で、第18回電撃小説大賞「選考委員奨励賞」受賞作。
イラストは ゆーげん さん。

感想・レビュー・書評

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  • 能力持ってて自信過剰で猫被ってるけど涙もろい主人公。うーんチャーミング!あざといぞ!
    他人の心を読める、って異能持ちなわりには、その野望が「生徒ポイントをためて(1年生にして)生徒会長になる」ことってのは、地味というかなんというか、いや、でもそういうの好き。
    あとがきでちょっと微妙な気持ちになったりしましたが、まあでも面白かった!次巻も楽しみ。

  • タイトルにあるミニッツという特殊な能力を持ってるキャラが少ないけど、ラノベらしいラノベでわりと面白かった。
    アザミのキャラが特徴的だけど、ミニッツ持ってたりするのだろうか。

    次巻も買うと思う。

  • つまらなくはないが、凄く面白くもなく、微妙な読後感。

    期待したほどの心理的な駆け引きはないので本格的な心理戦を期待している人は読まない方が無難。

  • 1分間だけ他人の心が読めるミニッツを駆使して生徒会長を目指す主人公櫻くんのお話。能力には反動があったり、櫻くんが腹黒かったり、でもすぐ顔真っ赤になったり泣いちゃったりで、俺つえーでありながらも完璧ではないのが良かった。ちょっと詰め込みすぎな感じもしたけど、他人の心を読んでの心理戦なんて必勝じゃんとか思ったけど、1分間の制限とその後の反動を考えると中々簡単に使えない能力なのがいい。最後に、この主人公は今まで読んできたライトノベルの主人公の中で一番トイレにこもっている気がします。

  • 普段の生活態度でポイントが稼げる学校で、人の心を読む能力「ミニッツ」を持つ主人公。
    その能力を使ってポイントを稼ぎながら学校生活を送っていくが、その能力には副作用があり、いろいろなことから一部の人に怪しまれはじめて・・・。 

    会話のテンポ、キャラ立ちと全体的にバランスはいいですね!
    騙しあいをしているときの探り合いはこのラノベの魅力です。
    最後の結末がちょっと気に入らなかったけど、今後の展開には期待が大きいですね。

    まぁ、なんにしても「せぬゆえ~!」にやられましたね(笑)

  • 試し買い。

    知略バトルって帯の言葉に惹かれて購入。
    予想以上にものすごく面白かったので久しぶりの☆5つ!!!!設定は結構厨二的だけど…主人公の性格も厨二的だけど…やりとりはめっちゃ面白かったです。こういうの好き。
    ということで続巻もまとめて購入!読むぞ~!

  • ゲームのルールはなかなか面白かった。
    けど、回収されてない伏線がある気がするのは気のせい?
    散々遥と絡み、生徒会長にとかいってたのに、主軸はそっちか!という感じも。
    キャラの役割がはっきりしない気もする。
    でも、茉莉先輩可愛いw
    アザミちゃんも好きw

  • 面白かったけど、やや詰め込み過ぎ。女子トイレの先輩だとか主人公のことを嫌いな同級生だとか、図書館のひとだとか、必要だっただろうか。図書館のひとはただの伏線という感じだから
    、まぁべつにいいけど。

    それと、彼方の二酸化炭素攻撃が謎すぎ。「母親と話していたからそのあと耳が聴こえなくなる」は主人公の能力と照らし合わせてもわかる。けど二酸化炭素攻撃はどうなのよ。

    しかし、万能系主人公に「涙もろい」といつ特性をつけたのは上手すぎる。

    しかししかし、最後に自分のボカロ(笑)の歌詞を載せちゃうのは気持ち悪い。どれぐらい気持ち悪いかっていうと、文章に「福山雅治の歌声が云々〜」と入れてあった東野圭吾作品(たしか聖女の救済)並みに気持ち悪い。
    作詞作曲もしてるってのは素直にすごいと思うけど。だからせめて、後書きにそんな宣伝入れなければよかったのに。

  • 通して読んでみた感想はまぁまぁ面白いかなって感じでした
    ただし所々の文章に強い違和感を覚えたりしました
    イベントが起きた後に間をあけて説明を入れるのは止めてほしい
    さて、この本は論理と心理の罠が入り乱れるといううたい文句に釣られてかったんですけど、思ってたより心理バトルがみられませんでした
    期待してた馬鹿と天才ゲームも呆気なく終わっちゃったし…
    まつり先輩との駆け引きが一番よかったんじゃないかな(笑)
    後、ラストの方で急に出てきたあの歌が作者のボカロオリジナル曲だとあとがきで知った時は破り捨てようかと思いました
    明らかに曲いらなかったし…
    何か自分でもよくわかんないですけど、ラノベを動画の再生数をあげるのに利用したのが許せなかったんだとおもいます
    それも加味した上での評価です
    2巻は買わないと思います

  •  なかなかおもしろかった!

     学園能力者ものでどんな風にはなしを進めていくか気になったけれど。あまり派手に能力使った肉体バトルにはならないかな。ゲームを使った知略バトルだった。

     ヒロインたちは、遥は正統派なツンデレ、アザミは猫ロリ無口、彼方は悪女、茉莉は天然エロス姉さんって感じだった。キャラクターにはとても魅力があったし、動きもあって面白い。主人公のセリフもかっこよかったしね。

     ゲームの内容が思ったよりも比重が軽かったので、そこは少し期待はずれ。能力の成り立ちとかが伏線として出されているから長続きはさせやすそう。
     彼方とのからみがね・・少し終わらせ方強引だったような気もしないかな?
     最後の櫻の遥に対する一言が、今後どうなるのか面白そうです(笑)

     茉莉さんももっと絡むといいな―
     

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著者プロフィール

1981年大分県生まれ。2012年、第18回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞した『ミニッツ ~一分間の絶対時間~』(電撃文庫)でデビュー。初の一般文芸作品『僕が愛したすべての君へ』『君を愛したひとりの僕へ』(ともにハヤカワ文庫JA)を同時刊行して、大きなヒット作となる。ほかに『ラテラル ~水平思考推理の天使~』(電撃文庫)、『正解するマド』(ハヤカワ文庫JA)など、トリッキーなアイデアを武器とした作品を得意とする。

「2021年 『アイの歌声を聴かせて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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