エスケヱプ・スピヰド 弐 (電撃文庫 く 9-2)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
4.10
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本棚登録 : 252
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048866552

作品紹介・あらすじ

八洲の今を知るため、帝都《東京》にやってきた叶葉と軍最強の兵器《鬼虫》の九曜。そこで九曜は第三皇女・鴇子と名乗る不遜な少女に護衛になるよう命令され――!? 第18回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • こりゃ紛れもねえ義の物語だ

  • ライトノベルの例にもれず1巻できれいにまとまっているのを
    そのまま背景引き継いで2巻始めて苦労するの巻
    舞台設定の魅力と
    キャラクタが全体に好感持てるものの
    バトルものとしては幅や描写に特徴弱いが
    堅実な展開で先への期待は持たせてくれる感

  • シリーズ第2巻。舞台が東京に移り、キャラクターも増えて賑やかな感じ。話は少し複雑になってきたけれど、テンポも良くなっているので気にせず読み進められる。一冊で綺麗に話を収めた1巻よりも面白かった。続きも読んでみようと思う。

  • 1巻がなかなかおもしろかったので、続編も読んでみました。
    相変わらず戦闘シーンの迫力はすばらしく、そこはいいのですが、萌え系の話にはやや閉口。
    この巻で徐々にシリーズを貫く悪役がその片鱗を現しつつある感じで、今後の展開が気になります。
    気楽に読める本でもあり、また続きも読むことになりそうです。

  • 2

    将棋の勝負を挑んで負け続ける九曜が可愛い。
    カラーを見て蜘蛛と蟷螂が敵だと思っていたが、味方だった。
    こんなに頼もしい味方はいない。
    蜘蛛の巴好き。

  • 廃墟から復興しつつある都市に舞台を移し、ボーイ・ミーツ・ガール第二段。叶葉と機体の大半を失った九曜は帝都≪東京≫に辿り着く。皇女を名乗る少女・鴇子と護衛・菊丸と下町と呼ばれるエリアで暮らしはじめるが、鴇子を狙って謎の兵器「甲虫」が動き出す。再びの戦闘に巻き込まれて不利な形勢に立たされた叶葉たちだったが、そこに現れたのは先の戦争で失われたはずの「鬼虫」シリーズ、剣菱と巴だった。それぞれ利害の一致した一同は、鴇子の失われた記憶を求めて廃墟に出撃する。

    あ…ありのまま今読んだことを呟く! ロ ケ ッ ト パ ン チ が出た……な…何を言っているのかわからねーと思うが超高速とか魔性ロリとか恐ろしい片鱗を味わったぜ。ライトノベルなんて世間で言われてる程チャチなもんじゃあ断じてねえ 俺も何があったのか一瞬判らなくなった…

    鴇子の失われた記憶が物語を動かす原動力となっているが、そこに至るまでの帝都での生活描写や細やかな日常が要を得て(というかむしろ王道に!)、各キャラクターの性格もしっかりしていて良く、サービスシーンも楽しい。前作で不在となった四天の竜胆、失われた機体≪蜂≫を巡る現在の九曜の逡巡が、主人公を強さではなく弱さを描写しているという点で地に足がついている感じがした。

  • 話は相変わらず面白いし、キャラも2巻にしてしっかり立ってる。
    特に新キャラの鴇子と菊丸はよかったなー。
    この手の人間とロボット(?)の組み合わせは信頼関係が第一。
    素晴らしいコンビです。

    また、舞台設定やストーリーから殺伐としやすい作品だけど、膝枕や鍋など、所々に心温まるエピソードど折混ぜられているなどしっかりとそこら辺の配慮もされております。

    まだまだ風呂敷を広げているので、しばらくは続きが出そう。
    今後も楽しみです。

  • 第2巻を読破。

    前作ラストで八州を見て回ると旅に出た叶葉と九曜。

    やってきたのは復興が進む帝都《東京》。

    冷凍睡眠から目覚めてからずっと少数で生活をしていた叶葉は人混みに酔ってしまって。

    九曜は相変わらずでしたけれどww

    そうだった。

    叶葉たち《尽天》の人たちは20年前――終戦前に冷凍睡眠に入った人たちだったな。

    目覚めた後も廃墟という、閉鎖された場所で生活していたからな。

    通貨が新しくなっていることを知らなかった模様。

    しかし、おバカキャラっぽい叶葉の方がすぐに気づいたのは意外。

    さりげなく聡い子ですよね、叶葉ってば。



    さて、そんな二人の前に現れたのは傲岸不遜な少女・鴇子と、彼女に付き従う機械兵・菊丸。

    そして事態は思わぬ方向に動いて、と。

    この巻で九曜は懐かしい面々と再会します。

    まさか生き残りがいるとは思わなかったなあ。

    そうなると他のメンバーも出てきそうな感じが……しないかな?

    前回だけの登場メンバーだと思っていたワニ、もとい可児さんが再登場。

    暗躍している組織も出てきたことだし、これはシリーズ化決定でいいのかな?

    そうなると《蜂》復活もありえるかな?

    ラスト方面の九曜と菊丸、謎の組織からの刺客の戦闘は手に汗握りました。

    《蜂》がなくても甲虫という鬼虫の量産型を倒せるとか……すごいな。

    叶葉も九曜も、そして菊丸もかっこよかったですー(*´▽`)

    さりげない伏線とかもあったりして、いちいち「おおっ」ってなりました。

    後天的に出来た傷だからなかったんだろうなあ、と。

    それにしても今回は本文でもさし絵でも(*´Д`)ハアハアとなってしまいました。

    ひ ざ ま く ら 。

    私も巴さんと一緒になって陰からこっそり見守ってやりたい。

  • 戦闘シーンが素晴しく、また少女の裸も見れて満足。 また今回も地の文による戦闘や戦後の描写が面白い。

  • 戦後! 廃墟! メカ! バトル! 好き! 九曜&叶葉コンビも良いけど菊丸と鴇子も泣けるし、何より剣菱と巴が格好良い! 素敵! 多分これはアニメ化すると思います!

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著者プロフィール

『エスケヱプ・スピヰド』にて第18回電撃小説大賞〈大賞〉を受賞し、作家デビュー。他の著作に「サムライ・オーヴァドライブ ‐桜花の殺陣‐ 」「ニアデッドNo.7」(電撃文庫)、「言鯨【イサナ】16号 」(ハヤカワ文庫JA)などがある。

「2020年 『地獄に祈れ。天に堕ちろ。2 東凶聖餐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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