中の人 ネット界のトップスター26人の素顔

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 159
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048866767

作品紹介・あらすじ

『NHK_PR』や『虚構新聞』、『デイリーポータルZ 』、『アキバBlog』、『Chikirinの日記』など、いつも見るサイトの管理人はどんな人?インターネットで活躍する「中の人」26人にインタビュー!

感想・レビュー・書評

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  • 「刑務所なう。2」

  • 2007年前後から連載していた人気サイトの中の人にインタビューのまとめ本。

    5つくらい知らないサイトがあったがそれ以外を知ってた自分にネットジャンキーすぎると愕然とした。
    でもどこも時間つぶしに最適すぎるんだよね。
    知らないサイトでも結果的に本で読んだことはあるサイトに出くわしてるし。

    どのサイトも継続は力なりを地でいっているところが妥当だなと思った。

  • 長期間に渡り多数のアクセス数を誇る人気サイトの管理人へのインタビュー集。管理人たちのサイトを運営するにあたっての意図、リテラシーの考え方、モチベーションの保ち方など、さすが長年にわたって運営しているだけあって、みなしっかりしたポリシーを持っている印象だった。こうしてみるとウェブサイトっていうのは、つくづく「読み物」なんだな、と思う。管理人たちも人となりのバックボーンが「活字の人」という人が多い。そういう人だからこそ、「読ませる表現力」であったり、そのサイトの社会における立ち位置の認識であったり、というのが優れているのだと思う。したがってサイトの一つのゴールとしてのアウトプットが「書籍化」に行き着くというのも納得がいく。それはともかく、自分が一番驚いたのは、これだけの人気サイトを一つも見たことがなかった、ということだった…

  • 二次だけど、サイトを持った事がある身としては、クオリティを維持しつつ、継続するって本当に大変だと思う。見たことないサイトが結構多かったので、ちょっと見てみよう。

  • 大手サイトの運営者へのインタビュー。みんな万人受けは狙っておらず、他人の声に左右されずに自分の書きたいことを書き、それを気に入ってくれる人だけが集まった結果膨大なアクセス数を稼いでいる。
    万人受けを狙うならyahooとかに勝てるわけないから当然か。
    あまり儲けようとしない(始めた当初も今も)人が多いのも興味深い。

  • ブログや個人ニュースサイトなどで有名な人のインタビューを収録したもの。
    男かと思ってたら、女だったと知った人が何人かいた。らばさんって女性だったのか。後、はまちやさんも(?)。
    はまちや2さんの話は特に面白かった。自分も、脆弱性に気づける人間になりたい。
    後、"ー`)<淡々と更新し続けるぞ雑記。ωもみゅもみゅ"を縦書きで書いてある違和感。最初の四文字が何か分からなかった。
    それにしても、これだけいろいろなジャンルのネット界の中の人を網羅している著者はすごいと思う。

    ところで、表紙の女の子が妊婦にしか見えない。なんなんだろうこの表紙と裏表紙のキャラクターは・・・。誰かを表しているとも思えないし。

  • 読み終わった。ブログメディアで活躍しているいわゆる「中の人」へのインタビュー集。多くの読者を獲得している方々には、やっぱりふざけていてもしっかりと考えるべきところは考えて、労力もかけて運営に腐心してるんですね。

  • インターネットの有名サイト(どちらかと言えばマニアックなサイト)の管理人の方々のインタビューです。

    掲載されているサイトは、一般的なサイトというより、ちょっと特殊なマニアックなサイトが多いです。ちょっとニッチな需要しかないと思われる物ほど、インターネットには相性がいいんのが分かります。ただ、インターネットというものが、もっと一般的(すでに一般的ですが、もっと簡単に扱えるというレベルになること)になった時に、ちょっとマニアックなサイト以外にも、一般的な物を扱うサイトがどうなるかというのは、まだまだ未知数な部分があるように思います。

    どんなことであれ、自分の好きな事だから頑張れて、普通の人ではできないような物量のあるサイトができるんだというのを再確認できました。

  • メジャーなサイトの管理人に対するインタビューをまとめたもの。
    取り組み姿勢やこだわりが感じられる良書だと思いました。

  • 以下著書によるあとがき(引用)がこの本のすべてを語っていると思う。
    この感覚を共有できるか否かが、理解の分かれ目になるのではないか。

    “ 中学生の頃、誰に見せるわけでもなく、自宅のワープロに「好きな音楽ベスト100」リストを作って、頻繁に順位を変動させては現状の並びの妥当性について真剣に検討したりしていました。もの凄く無益な行為ですが、何しろ当時の自分にとって最大の趣味だったので、一切妥協せずに己の思考と向かい合い続け、ひたすら変な情念をリストに注ぎこんでいた気がします。恥ずかしい。
     ただ、インタ^ネット独特の魅力を作っているのも、そういう個人が純粋培養した情念ではないかと思っています。効率性や合理性を考えたら過剰だったり余計だったりするような、妙なこだわりこそが醍醐味なのではないかと。いろいろな人のいろいろな情念が転がっていて、そのなかで娯楽性や公益性など(あとは運)が抜きんでたものが人気サイトや人気コンテンツとなり、 ・・・”

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著者プロフィール

古田雄介

1977年名古屋市生まれ。記者・ライター。名古屋工業大学卒業後に上京し、建設工事現場監督と葬儀社スタッフを経て、2002年に編集プロダクション入社。07年以降フリーランスの記者として活動。16年から一般社団法人デジタル遺品研究会ルクシー代表理事を務めた。著書に『ここが知りたい! デジタル遺品』(技術評論社)、『故人サイト』(社会評論社)、『中の人』(KADOKAWA)など。

「2020年 『スマホの中身も「遺品」です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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