烙印の紋章XII あかつきの空を竜は翔ける(下) (電撃文庫 す 3-26)
- アスキー・メディアワークス (2012年10月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048869836
作品紹介・あらすじ
皇帝グールとの謁見を切り抜け、隣国エンデの救援へと向かうオルバ。折しもエンデの次期大公・エリックは東の大国アリオンの皇太子・カセリアの陥穽にはまり窮地に立たされていた。一方、帝都ソロンでは皇后メリッサがグールをも強引に連れ去って竜神教の神殿に立てこもる事態となっていた。うかつに手を出しかねる緊迫した状況の中、ガーベラより帰還したビリーナが神殿への使者の役を担うことになる。メフィウスの未来をかけてそれぞれの戦いに臨むオルバとビリーナ。二人の運命ははたして!?英雄への道を描く戦記ファンタジー、堂々の完結編。
感想・レビュー・書評
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長らく楽しませてもらったこのシリーズもついに完結。終わってしまった。
物語としては決して好みの味付けではなかった。甘みが足りなすぎるんです。 (;´д`)
そうだというのに、最後の最後まで楽しませてくれたこの物語には、シリーズとしての評価として★5を送りたい。
まあね・・主人公のオルバからして出番が少ないし、見せ場も少ないとすら思うんだけど、その分、数少ない見せ場では光り輝いていたというかなんと言うか。
今巻ではなんといっても、ビリーナへのプロポーズが良かった。
プロポーズ?なのか?ちがうだろ?という気もするが、まああれはプロポーズといっていいはず。
なんというか、あくまでも萌え的な意味でこの烙印の紋章はものすっげー薄味なわけですよ。
甘いシーンがほとんど皆無、ナッシング、ちょっとはあるけど滅多にお目にかかれない。
そんな物語だから、ぽろっと置かれたスイーツ的な甘いシーンに、それはもうむしゃぶりついてしまうわけですよ。(; ´∀`)
ホゥ・ランとか結局どうなってんのよ?と思わないでもないんだけど、まあ、今回のビリーナへのプロポーズシーンで、これまで溜まりに溜まった萌え的アプローチへの欲求不満がいくらか解消されたわけで。
のどの渇きが強いときこそ、水が美味しく感じられるわけで。
そんな感じだー!( ゚д゚)
次はもうちょっと甘味のあるライトノベルを読みたいなぁ。
軽く読める小粒なチープ萌えラノベをはさみつつ、また長編の物語に手をつけてみたいなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最終巻.オルバは外敵を,ビリーナは内紛を整理という構図.オルバ不在時のビリーナの立ち回りはもうヒロインという枠を超えている気がした.“高貴な血”や“生まれ持った義務”というのはこの作品の1つテーマであり,ビリーナの“血”に対する葛藤は面白かっただけに,この巻だけに詰め込むのは少し勿体なかった.
竜神信仰やバルバロイといった惑星の裏設定はほぼほっとき.ただ,最後まで,安易に魔術最強に走らなかったストーリー展開はとてもよかった.できれば,オルバとビリーナが統治者となった“After Story”が知りたいが,ここで一区切り,ということかな. -
最終巻を読む、というのはなかなか手を出しにくいもので、他にも終盤で止まっている本もありますが。特に最近ライトノベルはすぐ読まないと積んでしまいがちだったのでやっと読了。「あぁ、終わってしまったなぁ」、と。こうした形で終わるのであれば魔導の設定が無かった方がよりすっきり終わっていたかもしれません。とはいえ、まだまだ名残惜しいところで終わるのも良いことなのかもしれません。今このライトノベル界において古き良きファンタジーを読めたこと、本当に良かったと思います。
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完結しました。満足。
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烙印の紋章、完結。…完結?
まだまだ伏線回収しきってないし物語も広がるよなー
。いつまでも続き待っています。 -
完結?
伏線回収しきっていないし、駈足で終わっているのでどうなることやら。
一応は後日史みたいなものずらずらと並んでたけどな。
いや、回収しきってないというレベルじゃないか。何も解決してないっていったほうがいいかも。
一人称小説なんかではわからんこともないけど、これではねぇ。。。
含みをもたせた、という意味では次につなげやすいのかもな。
ボスキャラはおろか走狗になった中ボスすら倒してないし。 -
前巻で懸念した通り不完全燃焼な終わり方となった。
エンデ遠征に関しては一応の区切りは付いたものの、幾つもの謎を残したまま終わってしまった。 -
最終巻。駆け足で終わっちゃったのが残念だけど、面白かった。
魔術師の行方とかランのあれこれとか色々不明のままな気が…。
竜皇のギルの続編とか番外編とか、補完になるようなのが読みたいなぁ。