ゴールデンタイム番外 百年後の夏もあたしたちは笑ってる (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 314
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048913249

作品紹介・あらすじ

万里の親友、柳澤光央。イケメンで爽やかで人間的にもとってもいい奴。しかしその住処は…激しい汚部屋だった。その混沌の中に置かれていた痔の薬の謎とは!?-「光央の部屋」。海水浴行きを控え、香子と千波が水着の試着会!?そのきっかけとなった、万里の友人、通称・師匠を女子と勘違いした香子の狂騒と秘められた想いを描く「百年後の夏もあたしたちは笑ってる」。デビュー曲は『兄を燃やす』…そんなNANA先輩とともに万里が体験する真夏の夜の出来事-「サマーナイトツアー」。笑いと恋が詰まった竹宮節全開の中編3本で贈る青春ラブコメ番外編。

感想・レビュー・書評

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  •  バイト先でのビンタ事件から雨の海水浴・交通事故までに起こった、「光央宅住居侵入事件」、「香子の万里ストーカー事件(兼海水浴用水着の試着物語)」、「NANA先輩作詞に苦しむ事件」の短編3つ。コメディテイスト5割増しといった感じで、どちらかと言えば重苦しい本編の良い清涼剤かと。所々挿入される意味深な文章に、続刊の期待は否応が増しに高まってくる。

  • 友人の汚部屋とか女どものなんだかんだで仲いい交流の話。
    短編集でもああ、こういう友人関係はつづくよね、という話。
    わりとあった記憶がないでもないぐだぐだ感がなんとなくリアル。

  • 番外編。

    光央の部屋
     汚部屋を通り越して魔窟と化している。
     脱いだものなのか洗濯したものなのか判別つかず。
     そんな中、部屋は誰かに侵入されていた。
     万里&香子は押し入れで侵入者を確認。
     実は高校の後輩女子高生数名が、侵入していた!
     なんて事もない物ばかりを盗んで…
     怒りだけで済んだヤナっさんは…いい奴。
     円形脱毛症も発症したけど。

    百年後の夏もあたしたちは笑っている
     海水浴へ行くために気合が入る香子。
     千波宅へ行き水着の品評会。
     万里が紫生(しお)を師匠と読み違え。以来師匠。
     その人が美人で。それも男なんだけど香子は勘違い。
     万里が家に止めるという流れに、香子は千波を伴い待ち伏せて。
     あえなく性別違いという事で帰ってくる。
     昼間っからビール開け、ピザ頼み、水着の二人。
     すげー図。
     男性諸君にこの赤裸々な図は決して見られたくない…

    サマーナイトツアー
     NANA先輩と一夏の思い出…
     というと語弊があるが。
     liveを明日に控えて歌詞が出来てないNANA先輩。
     気分転換に引っ張り出された万里。
     北斎の巻き寿司という不思議なアート巻き寿司。 
     香子に貰い、NANA先輩の恋人を探すが…
     実は香子が見たのはNANA先輩の兄貴。
     同じバンドで燃えちゃった人。
     未だに燃えてる人。
     兄貴の計らいで見事に歌詞は出来たが、舞台に上げられる万里。
     新曲は『後輩を殺す』だ…。
     万里、手品で人を串刺しにする芸の箱に入り気絶。
     ちょっとした、夏のハプニング…


    えっと…
    爆笑を堪えるのに苦労しました。
    ずっと笑っているわけじゃないけど、ツボに入って抜け出せない。
    そんな頁があるので、気を付けて。
    番外編で万里の周りが見えてくる。
    こうやって、万里は記憶を新たに加えるのだな。

  • 本編進めてほしいですが、NANAさんに萌えることが出来て新しい発見。

  • これまでの話の隙間を埋める話しです。

  • 中編3篇のスピンオフ第2弾
    柳澤が主役の「光央の部屋」
    いくら築ん十年のぼろアパートだろうと、中が汚部屋でも戸締りはしっかりできないとダメだろ…女子高生の悪ノリ怖すぎ
    香子と千波のガールズト―ク「百年後の夏もあたしたちは笑ってる」
    この二人なんだかんだで仲いいな。師匠の描写でヒールを鳴らしてって書いてあったから中性なのかと思った。
    ナナ先輩が主役の「サマーナイトツアー」
    ナナ先輩の起源がここから始まった?

  • ストーカー怖い。千波と香子は仲良くなってよかったが酒が入った後のテンションが怖い。そしてNANA兄妹はやっぱり怖い。

  • やなっさんの汚部屋、NANA先輩のバンド、香子と千波のエピソードの三編を含んだ短編集です。

    全体的にコメディっぽくて笑わせてもらいました(笑)。

    一番好きなのは香子と千波のエピソードです。この二人面白すぎます(笑)。

    著者の会話のテンポ好きなら読んで損はないです。

  • やなっさんの汚部屋の話とNANA先輩の話も面白かったですが、やっぱりなんといっても、香子と岡ちゃんのエピソードでしょう。
    二人の「宇宙一!」がバカみたいになる(というかバカそのもの・笑)かけあいは必読です。

  • 大学生のひと夏の青春、と言った様相。ぶつかったりしながら、人間関係がしっかり育っているところが一番の見所かな、と思いました。

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著者プロフィール

作家

「2023年 『心臓の王国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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