アリス・リローデッド ハロー、ミスター・マグナム (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2013年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048913324
作品紹介・あらすじ
「あたしが巡り逢ったのは…最高の銃だったわ」そう言ってアリスは逝った。わたしの名前はミスター・マグナム。偉大なる魔女によって生み出された魔法の銃だ。災厄により相棒を失ったわたしは、不思議な運命により過去の世界で意識を取り戻す。そこで出逢ったのは、少女時代のかつての相棒。だがこのアリスは、とんでもないおてんばアホ娘だったのだ…。やれやれ。とはいえわたしは立ち上がる。かつての悲劇を起こさぬよう、新たな未来を切り開くために-。第19回電撃小説大賞"大賞"受賞作の、未来を切り開くマジック・ガンアクション登場。
感想・レビュー・書評
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拳銃視点の物語、発想の勝利とも言える作品。記憶のなかにある世界と今いる世界との対比はこの物語における軸になっていて、非常に楽しめるものであったかと。ただキャラクターの台詞が面白いと同時についていけないという印象もあった。今後に期待。
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サランデルと少女アリスの凸凹関係と掛け合いが面白かった。またシリアスな場面もふんだんに含まれていて個人的に好ましい内容であった。
しかし未来と現在の場面が交ざって展開していくので今の内容はどちらが描かれているのか分からなったり、生々しい表現があってそこは合わなかった。
サラマンデルが所々で見せるぶっちゃけ感も読み所。展開はほとんど予想通りでしたね。ここからどのように話を持っていくのかは楽しみです。 -
西部劇でガンアクションで魔法で時間もの。
クールなんだけど実は熱くて、アホな子に翻弄されたりするミスター・マグナム(拳銃)が語り手。
ハードボイルドっぽいそんな語り手を通した文体は、ルビを頻繁に使っていて戦闘もののラノベではよく見る形。
でもこれがとても完成されていて、熱くてカッコいい語りと物語で夢中になって読めた。
特に第一章がとても良かった。 -
過去改変ものとしてはありがちな展開ではあるものの、西部劇に出てくるような舞台の雰囲気がよく表現できてて、あつい。
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第19回電撃小説大賞「大賞」受賞作
拳銃が主人公の一風変わった物語。主人公の一人称で物語が進められる。
ルビが煩わしく少し鬱陶しい点が残念だが、ストーリーは楽しめる。
オチもしっかりあり飽きずに一気に読むことができる。
暖かくほっこりした読了感の1作。 -
面白いけど、噛んだセリフ、場面転換がよくわからない
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中断期間が長かったので記憶を辿るのが難しかったけど、まずまずだったのではと思います。時間遡行の内容である意味定番通りだけど、銃を主人公にしている所、とぼけた所とガチな所の使い分けも面白かったかな。
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うまいんだけど、詰め込みすぎな印象が。設定がすべて消化できていないような。