はたらく魔王さま! 7 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 538
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048914062

感想・レビュー・書評

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  • こういう短編でゆるいほうが本編よりも好きかも

  • この本を原田泳幸に読ませたい。マグロナルドの幡ヶ谷駅前店では注文カウンターの大判メニューシートを廃止したり、60秒キャンペーンなんてバカげたイベントをやったりすることなないんだろーなー。

  • 短編集。一部中編あり。楽しい日常編でした。ヒロインそれぞれの可愛さが輝くね。文字通り猫かわいがりな鈴乃にはイラストもあってやられそうになったが、やっぱりアラス・ラムスの可愛らしさは異常。魔王も勇者もいい親してますなぁ。そしてちーちゃんは過去でもいい娘です。そしてこっちも可愛いね。真奥のことを考えてジタバタするとこは思わずニヤってしまった。

  • あれ?短編集は初めてでしたっけね?

    このスタイルはすごくこの作品にマッチしてて、
    ここ最近では一番好きかもしれません。

    普段の長編も上手くまとめてらっしゃいますが、
    作者のまじめさが中盤を退屈にさせている感がありました。
    短編だとそこが解決されるんですね。素晴らしかったです。

    まず初っ端の詐欺紛いのお話。
    冷や水を浴びせられた様にドキっとするお話。
    明日にでも自分の身に起こるかもしれない様なお話。

    昔は「そんなん引っかかるわけねーし」と思いながら、
    取り立て電話相手に暴言の応酬をしたこともありますが、
    意外と泣き寝入りしちゃう人って多いらしいですね…

    だからなくならないんだろーな。手を変え品を変え。
    若い子の勉強になって良いお話だと思いましたw


    猫の話、布団の話。

    ぞれぞれにテーマがあって、
    安心して読めるのが和ヶ原くおりてぃ。

    ちーちゃんの出会いの話もそうですが、
    基本的にまとめ方が上手すぎですね。

    短編何本かいてもこのクオリティ保てるなら、
    基本短編の作家さんになれば良いのにって、
    ちょっと思ってしまいましたw

    アニメ化も楽しみですね。
    これからもがんばってください。

  • 今回は、これまで雑誌などに掲載されていた作品をまとめた「短編集」と言うことで、前回の続きは4月発売の8巻へ・・・というところなんだけど、それだったら「さくら荘」とかと同様「6.5」とかでも良かったような気がするけど、相変わらず内容は面白かったので無問題。以下短編ごとに簡易感想を。

    「魔王、誠実な商売を改めて決意する」
     2巻のラストからの続き。いきなり芦屋が「暇を」とか言い出すものだから、すわ「新展開かっ!?」と思ったら×××でござったという感じ。
    ――いや。正確にはウルシバカさんの尻ぬぐいのせいで、魔王様がとばっちりを受けたという話なんですが……訪問販売ってほんと、いいイメージがないんですよね。業界はもっと真剣に対応策を練るべきだと思うのは元村だけかな?

    「魔王、捨て猫を拾う」
    ……良くも悪くも「ベタベタな話」を書こうと思った作者の胆力に脱帽。本当にベタベタすぎて、心底ビックリした。
     でも、それ相応に面白いから良いんだけどね。つか、つまらなかったら暴れてた。間違いなく。
     それを制止した嫁の挿絵は、マジで諭吉さん数十人分払う価値があると思った。まる。

    「魔王と勇者、お布団を買いに」
     どう見ても夫婦です。本当にありがとうございました。
    ……いや、ほんと。感想これだけで充分じゃね? と思いつつ「魔王」と「勇者」の微妙な距離や関係を見事に表現したなかなかの秀作。こういう話をきちんと書くから、ファンであることをやめられない。
     ただ、もう本編で充分にやっているだけに、そろそろなにか「変化」が欲しいところかな? と少しだけ思ってしまいましたが。

    「はたらく女子高生」
     書き下ろし。今度は1巻の少し前……千穂がマッグにバイトしに来たきっかけを描いた話。
     単なる「前日譚」では終わらず「千穂が女子高生」という基本的な設定を本当に忠実に。そして丁寧に描いた傑作。
     特に「進路についての悩み、不安」と言ったものをきちんと作中内で表現、活用しているところは素晴らしい。
     同時に、それに対する木崎さんのお言葉もなかなか。

    「進路というのは、明日のために今日、何をするか考えることだよ」

    ・・・確かにその通りなんだけど、それをきちんとした理由と信念を持って話せる大人に元村は会ったことがありません――というのは言い過ぎかな。反省。
     また、内容としては非常に素晴らしい反面、いささかマッグ内における労働環境・雰囲気といったものを美化しすぎているように映ってしまったのは気になりましたが。
      ※ 取材の成果がきちんと盛り込まれている辺りは、毎度のことながら本当に素晴らしい。

     まあ木崎さんが店長なら、むしろそうなって当たり前と言うことで納得できるけど、リアルはどうだか・・・最近トップのせいで評判悪いしね。

     いずれにせよ、本当に面白かった! 次&アニメも期待大です!

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著者プロフィール

第17回電撃小説大賞《銀賞》を受賞。『はたらく魔王さま!』で2011年に電撃文庫よりデビュー。他の著作に『勇者のセガレ』『ディエゴの巨神』(ともに電撃文庫)がある。

「2022年 『はたらく魔王さま! おかわり!!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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