オーダーは探偵に 砂糖とミルクとスプーン一杯の謎解きを (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2013年5月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048916134
作品紹介・あらすじ
就職活動に疲れ切った女子大学生・小野寺美久が、ふと迷い込んだ不思議な場所。そこは、親切だけど少し変わったマスターと、王子様と見紛うほど美形な青年がいる喫茶店『エメラルド』だった。美形の青年-意地悪で高飛車な上倉悠貴との最悪の出会いを経て、『エメラルド』でウェイトレス兼探偵を務めることになった美久。ドSな年下王子様と、すこしドジな助手の許に、今日も謎解きの匂いがほのかに薫る事件が舞い降りる。
感想・レビュー・書評
-
周りの子たちのキャラはとてもいい!!
友情に胸キュンした。
翠子ちゃんはちょっと無理あるけど(苦笑)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私は何作か探偵役がドSの設定の本を読んだことがありますが、これは全く違います。
編集者の発案で探偵役の男子高校生がドSに決まったらしいですが、ただの生意気で悪態つくだけの高校生です。編集者の発案に従ってロクにドSを調べもしないで安易に無礼な感じにすればドSだと思ってキャラクターを作る作者もどうかと思うけど、発案者の割にはドSを理解しておらずただ悪態つくだけの高校生を描いた作者に何も言わない編集者もかなり無能なんだってことがよくわかります。
肝心のミステリー部分もかなり微妙で定価で買わなくてよかった、って思いました。
表紙の絵が可愛いし、設定としては良かったのに。
ただ単に、いま流行りのドSキャラを出せば売れると思っている小説ですね。 -
1冊目の時はそれほど感じませんでしたが、この2冊目になって美久がすごく鬱陶しく思えてきました。勘違いととんちんかんな推理が許されるのは2回くらいまでだと思う。
第3話、第4話の「炭酸水」はちょっとお話として成り立ってない。トリックそのものは単純だけど、それを成立させるためなのかストーリーが強引すぎる。あんな面倒なことは必要とは思えないし、終盤数ページのやりとりをはじめからしていればそもそも事件は起きてないし。
このレベルなら次は買わないかもしれないなぁ。 -
シリーズ2作目。
一作目より読みやすかったが、やはりキャラクターがちょっと合わなかった。 -
ちょっとアホの子だけど素直でかわいい美久ちゃん。レイヨンヴェールの話。陸上部の幽霊の話。内舘くんいいこ。
-
読書録「オーダーは探偵に 砂糖とミルクと
スプーン一杯の謎解きを」3
著者 近江泉美
出版 メディアワークス文庫
p75より引用
“「それでいいんだ。幸福が人を満たすとは
限らない。辛すぎて幸せを受け取れない事だっ
てある。だから時々涙も必要なんだ。泣きた
ければ泣いていいし、嫌な事があったらふて
くされていい。それで幸せを受け取る元気が
出てきたら、またおいしいものを食べて頑張
ればいい。喫茶店は人を幸せにしないよ。だ
けど、その人と泣いて笑って、一緒に幸せに
なるんだ」”
目次より抜粋引用
“レモンティー
フレンチトースト
炭酸水/ソーダ
炭酸水/サイダー”
就職活動中の女子大生を主人公とした、短
編連作日常系ミステリ。シリーズ第二弾。
倒れたところを助けられた縁とその後の事
情で、喫茶店「珈琲エメラルド」でバイトを
始めた主人公・美久。仕事も気に入り、何時
ものように少し早く出勤して開店準備を始め
たところ…。
上記の引用は、喫茶店「珈琲エメラルド」
の店長の台詞。
雰囲気が良くて、自分の気持ちに寄り添って
くれるようなお店は、貴重な存在なのではな
いでしょうか。生活範囲内にこんな店がある
と、日々の生活も彩り深くなりそうですね。
そういう店を目指しているから、店長の料理
の腕が壊滅的でも、常連客が出来てお店が続
くのでしょう。
主人公・美久の状況に変化が生じる巻、彼
女の進む道は果たして…。
もう一人の主人公・悠貴の気持ちにも変化の
兆しが見られます。
ーーーーー -
第2巻
-
シリーズ2作目。それぞれのキャラも安定してきた感じ。1作目よりすんなり入り込めた。
イケメンでドSな悠貴が好き(笑)
これからが楽しみ。