家政夫は豹変する (B‐PRINCE文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.36
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本棚登録 : 65
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048916394

作品紹介・あらすじ

童貞引きこもり漫画家の北角英は、汚部屋を改善するため家政婦を雇うことに。だが、現れたのはスーツ姿の厳つい家政『夫』・松浦だった。可愛いメイドを空想していた北角の失望をよそに、松浦の驚異的な家事能力によって極上に変化する日常。しかも北角の一人エッチの現場に踏み込んだ松浦は、なんと「お手伝いしましょうか」と言いだして!?快適ライフor貞操の危機-ウブな人気漫画家とドS家政夫、恋の下克上。

感想・レビュー・書評

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  • Sの家政夫だった
    ささっと読めた作品なんですが面白かった。

    同人からスカウトされプロになった北角ですが、
    最近汚部屋になってきたのが気になった編集さんに家政婦を紹介される。
    名前からして女の人かと思ってたら男!!
    と、よくありがちなお話。

    その家政夫に1人エッチをしてるところ見られそこから…?!
    なんとこの北角、学生の頃から同人オタクだったので
    本物の女の子と付き合ったことは無く、とにかく女の子に夢を見てる。
    なの家政夫にキスされたから自分のことが好きなんじゃ?
    って素直に思える北角なのです。(可愛いヤツめ。)
    そしてだんだん気になり始め好きなのか悩んでる時に
    女性と何やらいい雰囲気の家政夫を見かけるんですよ。
    そこでまぁ勘違いですよね、彼女がいたんだ…って。

    と、本当に読んだ事のあるようなストーリーなんだけど
    後半に家政夫が本当の姿を現したというか、
    Sの部分を見せ始めたところからが面白い!!
    なんだ最初から家政夫も北角を狙ってたのかよ~っ。
    このドS(恋人)になった後のお話とかもう少し読みたかったです。

  • いけ好かない家政夫
    雇い主に自分からちょっかいを出しておきながら、興味を持たれると「私になど興味を持たない方がいい」と突き放す。
    実は駆け引きだったかもしれませんが、すごく面倒くさい人に感じます。
    家政夫と雇い主という関係ですが、実質的には家政夫と客だし、無責任に手を出すのはプロとしてどうなんでしょうか。
    いらいらしながら読了です。
    火崎勇先生のあとがきが好きなので、なくて残念でした。

  • 初・火崎勇さんの小説でしたが、書き慣れてらっしゃるなあという印象でした。
    萌え漫画家の受さんの一人称で物語が進んでいくため、彼が見ていないこと、知らないことについてはすべて憶測になります。そうなると、普通は作者さんの「でも本当は相手はこういう意図だということを知らせたい」という欲求から、どうしてあなたはそんな相手の心が手に取るようにわかるの、サイキックなの、と思わせるような描写が入ってくるものなのに、まったくそれがない。代わりに読者の方が「いやいや、それは考えすぎでしょ」とか「えええ、それはどう考えても松浦さんは◯◯なんじゃないの?」と突っ込むような形になるのがすごいなあと。しかも、受である北角さんが知らないことがデメリットにならない書き方が上手い。

    雰囲気も、ギャグに転ぶ一歩手前のコミカルさが終始流れていて、それがとても可愛らしいです。
    そう、北角さんも松浦さんも、とても可愛らしくて、読んでいて好きにならざるをえないキャラクター設定で。松浦さんなんて強面のSキャラなのに、なぜか萌えます。

    最後の最後まで北角さんは可愛くて、松浦さんが文字通り豹変した瞬間も、予定調和の安心感と松浦さんの行動が予測できないドキドキ感とがとてもバランスが良く、口調は命令形なのにちゃんと愛を感じられて…。
    すごく好きな作品でした!
    続編もあるようなので嬉しい限りです。

  • どSな攻め、良かったけど甘さが少な過ぎて(笑)

  • 読んでる間、かなり楽しかったですが、火崎さんは、もうちょっとでつぼが違う。出来上がって、Sな感じにもっとネットリしたのを読みたかった。足りないです。イラストはかなり好き。

  • あばばばばばばばばあばば。ふんぎゃーっ!
    面白かった!!

  • ★3.0。「仕事ですから」の家政夫モードでなかなか本性を現さない攻、何考えてるかわからなくて終盤までイマイチだったけど、受と友人の仲を誤解して嫉妬を見せ始めたあたりから萌え急上昇でした!受が攻に逆襲するつもりが、仕事の終了時刻を迎えた瞬間豹変した攻に形勢逆転されるくだりが面白かったです。攻の本気度がわかり難かったけど、一目惚れらしいし、最後は独占欲とドSっぷりが明らかになった所で終わったので、これはその後をもっと見たい。実はゆっくり下準備する予定だったとのこと、是非その策士な下準備も見てみたかったです。

    アニメイト限定特典ペーパーSS読了。これは本の方に後日談SSとして入れるべき。随分印象違うのに!靴下を変なところに脱ぎっぱなしにする受のだらしなさを注意する家政夫の攻。午後十時になった瞬間、家政夫は調教師に豹変(笑)「私」から「俺」へ、敬語からタメ口へ豹変した攻が、「『私』の言葉が耳に届かないなら、『俺』が仕込むしかない(にやり)」と受の足首をガブリ。夜は長いから快楽で仕込んでやるぞと。そんな悪い男でも、惚れてしまったものは仕方ない受。攻の豹変がコミカルで面白かったし、なんだかんだ甘くて良かったです!

  • なんだろ?甘くない!読了感でしたねぇ。 ラストカップルになるまでは結構面白くて北角の純真なところを楽しく読んでいたんだけれど、 なんとも謎の松浦のプライベートの顔が嫌いではないけれど、あまり甘さがないところがなんともなぁ。 きっともっと先の二人とか甘い所とかを読めたら違った読了感なんだろうけれど、 惚れた弱みなのか、初めての恋だからなのか従順というかもうどうにでもして!的な北角にちょっと今後の不安を覚えるというかすっきりしない読了感でした。

  • 家政夫、萌え萌え〜。

  • なんとなく予想はしてたけど、松浦の豹変(切り替え?)には清々しささえ感じます。笑
    北角が初恋と失恋を同時に味わってる様はいじらしくてちょっとジーンときてしまいました。

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