キスしてください、愛してください (B-PRINCE文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 36
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048923422

作品紹介・あらすじ

数学オタクの大学生・知春は、子供の頃から大好きだったお隣のお兄さんで脚本家の恭一郎と二人暮らしの真っ最中。恭一郎は「おまじない」だと言って知春の額にキスをくれるけれど、そのキスに込められているのが親愛なのか恋愛なのか、知春にはわからない。確実にもう一歩進んだ関係になりたくて、知春は頑張って色仕掛けで恭一郎を誘惑しようとするのだけれど……?
甘くて優しい、年上幼馴染との幸せな恋v

感想・レビュー・書評

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  • オタクダサ眼鏡受が眼鏡とって身なり整えるとホントはイケてることを知っているのは自分だけでいいって思ってる独占欲攻に溺愛されてるっていう、あれこの設定前に間之さんの本でも読んだなと思いましたが、書かれたのはこっちが先でした。
    ありがち設定ではありますかね。
    こっちのほうが攻めが一途で好きです。
    攻魔法使い(DT)疑惑がもちあがりますが、明示されていないし感じさせないので惜しい。
    魔法使いであってほしい。おもしろいから。

    あとカレンダーは攻が回収しておいてほしい。


    久々に挿絵が邪魔でした。脳内イメージとずれすぎる。

  • すごいね!安曇先生の「可愛い」の描き方がほんとに素晴らしい!とっても可愛らしい!!下手したら、出てくるキャラ全員可愛い!!!(あ、女の子以外?w)ほんと終始可愛くて、展開がなんとなく読めていても、それでもずっと面白かった!

  • ▼あらすじ
    数学オタクの大学生・知春は、子供の頃から大好きだったお隣のお兄さんで脚本家の恭一郎と二人暮らしの真っ最中。恭一郎は「おまじない」だと言って知春の額にキスをくれるけれど、そのキスに込められているのが親愛なのか恋愛なのか、知春にはわからない。確実にもう一歩進んだ関係になりたくて、知春は頑張って色仕掛けで恭一郎を誘惑しようとするのだけれど……?
    甘くて優しい、年上幼馴染との幸せな恋♥

    ***

    安曇ひかる先生の作品は以前読んだ『両手いっぱいの恋』も個人的に大ヒットだったのですが、今回も期待を裏切らず好みど真ん中の作品で大変嬉しく思いました(笑)

    まず、文書が良かったです。リズム感があり、テンポが良いので途中で引っ掛かる事なく一気に読めましたし、ノリも良いので読んでいて凄く楽しかったです。
    肝心なストーリーの方も、読者の心を引き付けるエピソードがふんだんに盛り込まれているので最後まで全く飽きず、最近読んだ小説の中ではまず間違いなく一番楽しめた作品でした。

    何より安曇先生は胸キュンポイントをよく分かっていらっしゃる…!(笑)
    私がベタで王道なあまあまストーリーが大好きだからかもしれませんが、至る所でキュンキュンしてしまってある意味読むのが大変でした(笑)
    中でも印象に残ったのが、恭一郎お手製カレンダーの裏側にプリントされた問題の答えが分かるシーンで、あまりにロマンチック過ぎていっそ恥ずかしかったのですが、それと同時に物凄く胸キュン(単純)してしまってこんなにも恭一郎に愛されている千春が羨ましいなと思いました(笑)

    恭一郎って“『私はロマンチストです』って首から札を下げてるくらい単純な、周りが小っ恥ずかしくなるくらいベタで王道ど真ん中のロマンチスト”と千春の親友から称されるくらいのTHEロマンチストなんですが、だからと言って行動や言動はそんなおおぴっらではなく、どちらかといえばカレンダーにひっそりメッセージを込めたり、自分が手掛けるドラマに自分の想いや千春を重ねる程度の可愛らしいロマンチストなのでそこが逆に乙女心をくすぐるんですよね(笑)
    スパダリってほどスマートなキャラではないんですけど、優しくて包容力のある攻めが好きな私にはツボ過ぎるキャラでした。

    因みに千春も思ってたよりもずっと可愛い受けで、特に小さい時の回想には思わずほっこりさせられました。(やけに上から目線のプロポーズとか笑)
    千春が所属する数学クラブのメンツや当て馬キャラのエリオなど皆それぞれ個性があって良かったのですが、この作品の中で唯一好みが分かれそうな点を挙げるとすれば攻めも受けも言葉足らずなので二人の関係が進展するまで少々焦ったく感じるところでしょうか。
    私はその焦ったさもまた読んでいて楽しかったのですが、どう見ても両想いな二人が些細な事ですれ違ったままどんどん仲を拗らせていく展開は読む人によってはイラッと感じるかもしれません。
    その辺はまぁ、好みの問題でしょう。

    ただ、個人的にはライトな雰囲気を感じさせながらもストーリーの骨組みがしっかりした作品だと思っていますし、あまあま・ほのぼの・シリアスのバランスも上手く取れていて読む人を飽きさせない工夫がされているなと思いました。

    因みに、小説にしては珍しくあとがき後にいさか十五郎先生のラフが5ページにも渡って収録されているのですが、計(千春の親友)が思いのほかイケメンで吃驚しました(笑)
    しかも、オマケ漫画まで載っており、本当に良いものを見せてもらったな、と。
    特典のSSカードとSSペーパーもどちらも楽しいお話で得をした気分になりましたし、こんなにも隅々まで楽しめた作品は久し振りだったので、評価は★5にさせていただきました。
    いさか先生が好きな方は勿論、私のような王道あまあまストーリーが好きな方には絶対に楽しめる作品だと思いますので是非一度読んでいただきたいです!(^-^)

  • 年上攻 幼馴染 すれ違い 天然受 スパダリ攻

  • 受けしか見えてない残念攻めと、数学オタクの天然受けの年の差ラブ。恭一郎はぶれないので、知春が一人で空回ってる印象でした。恭一郎が童貞だったのかどうかが大変気になります^^

  • 恭一郎さん13年に及ぶ我慢凄いね。いや7歳からって危ないね。軽く読めちゃう可愛いコメディでした。

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著者プロフィール

安曇ひかる Hikaru Azumi
整体に行くたび「こうなっちゃう前に来ないと」とため息つかれます。令和も背中がちがちで突っ走るぜっ!

「2019年 『里山ほっこり恋愛日和 ~銀狐とこじらせ花嫁~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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