アリクイのいんぼう 家守とミルクセーキと三文じゃない判 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 432
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048933339

作品紹介・あらすじ

「人がハンコを作る時には事情があります」そう語るのは喫茶店にして印章店という『有久井印房』の店主。
 しかしその姿はどう見ても白いアリクイで、なおかつ少々ふっくら気味。そんな店長をサポートするのは、ウェイトレスの宇佐ちゃんと、キザなカピバラのかぴおくん。
「ハンコを作ってください!あれ、なんでシロクマが?」
 訪れ驚くお客さんに「ぼくはアリクイです」と静かに出されるコーヒー。
 不思議なお店で静かに始まる、縁とハンコの物語。

感想・レビュー・書評

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  • すごくほっこり心が暖かくなります
    特に忙しい時や疲れてる時にスキマ時間に読むと何故か心に余裕ができたような感覚になった

    店長のアリクイさんの描写
    イメージしただけでもう癒しですねw

  • アリクイさんかわいい。。。
    実印とミルフィーユとコーヒーをセットでください。
    高校卒業の時に貰ったハンコを何の気なしに使ってた。大切にしてやろう、あいつ。
    キャラクターと話が少しずつ繋がってて、温かかった。文乃さんが面白いキャラでめっちゃ好きだ。

  • 章を重ねるごとに、キャラクターにも「縁」が出来ていき、世界が広がっていくように感じました。 とてもほのぼのとした世界観で、私は好きです。 もし次も出るなら読みたい作品です。

  • まさかのハンコ屋さんのことだった。アリクイがどんな世界征服とか目論むのかと読み始めたので、一気に表紙に納得するほのぼのな話でした。
    こういう純喫茶みたいな店がすごく好きなので、ハンコには困ってないですが行きたいです。ケーキとか美味しそう。
    話も読みやすいので、だれることなく読み終えました。続きも読んでみたいくらいにはアリクイさんのもふもふにやられました。

  • こんな喫茶店があったら行きたい!
    いや、本当は印鑑屋さんなんだけど(笑)

    それにしてもねこカフェならぬアリクイカフェだよ。
    さらにカピパラにハトにうさ耳少女って、設定盛りすぎだろう!
    いや、愉しいけど。

    お話的には短編集。
    それぞれのお話がどこか繋がっているところがまたいい。
    個人的には最初の不動産屋の女の子の話と、音大をやめていく女の子の話が良かった。
    ちょっとした恋愛模様のあるところもね。

    あと、カフェのメニューが定番なんだけど美味しそうで困る。
    これこそアリクイの陰謀だ!

  • カフェもやってるはんこやさん。

    アリクイさん、かわいい。ほっこり。

    短編集だけどそれぞれの登場人物が繋がっていたりして、面白い。

    あとがきで、うわー、うふふ、となった。
    こういう仕掛け、好き。

  • 可愛い癒し枠。

  • アリクイさんほのぼのかわいかったです。
    もふもふしたい。

  • 印鑑に焦点を当てた物語は斬新でした。ただ、世界観は自分には少し合いませんでした…。一章は面白かったかな。彼らのその後は気になります。

  • ほのぼのライトに読めるかと思いきや、誰にでも訪れそうな身近な悩みや気づきをそっと刺してくる作品だった。4章からなる短編すべてハッピーエンドで終えてはくれるが、見た目に反して意外と心に響くものがあるので、人生観的メッセージを受け取りたくない時にはおすすめできない。

    が、アリクイのもふもふ可愛さ表現はピカイチで癒しや楽しさもある作品なので、シリーズは一通り読んでみたいと思った。(逆に人生観的メッセージをそっと受けとってみたい人にはおすすめできる。)

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著者プロフィール

◆著者
鳩見すた(はとみ・すた)
『ひとつ海のパラスアテナ』で第21回電撃小説大賞で“大賞”を受賞しデビュー。著書に『アリクイのいんぼう』1~4巻、『ハリネズミと謎解きたがりなパン屋さん』1~2巻、『秘密結社ペンギン同盟 あるいはホテルコペンの幸福な朝食』1~2巻、『種もしかけもない暮らし ~花森姉妹はいまが人生で一番楽しい~』(KADOKAWA)、『こぐまねこ軒』1~2巻などがある。

「2023年 『江ノ島は猫の島である ~猫を眺める青空カフェである~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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