お点前頂戴いたします 泡沫亭あやかし茶の湯 (メディアワークス文庫)

著者 : 神田夏生

• KADOKAWA (2017年11月25日発売)

作品紹介・あらすじ

高校の茶室を訪れたあやかし達にお茶を点てる茶道部長・湯季と接するうち、ビビり体質の新入部員・三軒は茶の心を学びつつ自ずとあやかし達との心の交流が深まっていく。ほわりと温かなストーリーをどうぞ。

感想・レビュー・書評

[メディアワークス文庫公式さんの感想 · 2017年12月14日]

【「なんで、お茶を点てるんですか？」「通じ合いたいと、願うからさ」　お点前頂戴いたします】

　とある高校茶道部の部室である泡沫亭（うたかたてい）にはたびたびあやかし達が訪れるが、部長の湯季は彼らに対しても普通にお茶を点ててもてなしていた。極端なビビり体質である新入部員・三軒は、そんな茶道部での活動を通じて茶の心を学びつつ、自ずとあやかし達と心の交流も深めていく。厳つい鬼がお茶を学ぼうとした意外な動機のおはなし、ある日突然に部室へ来なくなった部員と狐の少女とのちょっぴり切ないおはなしなど、“一期一会”をテーマにしたほわりと温かなストーリーをどうぞ。

著者プロフィール

第21回電撃小説大賞応募作『狂気の沙汰もアイ次第』にて電撃文庫デビュー。『君がいた美しい世界と、君のいない美しい世界のこと』『君を失いたくない僕と、僕の幸せを願う君』など。

「2021年 『絶対にデレてはいけないツンデレ』 で使われていた紹介文から引用しています。」