愛しのショコラ

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 50
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048967648

作品紹介・あらすじ

「地球がおしまいになるその瞬間、口に含んでいるものは、チョコレートがいいな、と思う」(本文より)というくらい、
宇垣さんにとって必要不可欠なものであるチョコレート。
学生時代や就職活動中の思い出、仕事や恋愛、大切な人との別れなど、
人生のさまざまなシーンとチョコレートの記憶をひもとき、愛を込めて綴っています。

グラビアのテーマももちろんチョコレート。ボンボンショコラやカラフルなエクレア、艶やかなザッハトルテなど、
チョコレートと宇垣さんの美しい撮りおろしカットが満載。
宇垣さんの前向きでパワフルなマインドと「チョコレート愛」がたっぷり詰まった、元気と癒しをもらえる1冊です。

宇垣美里コメント
これはチョコレートへのラブレターです。
ひとつひとつのチョコレートについて考えれば考えるほど、それぞれに紐づいた記憶が花開き、
いつの間にかその頃の私を救ってくれた大好物への恋文になってしまいました。
フォトエッセイは二冊目となりますが、今回はチョコレートというお題があった分、その瞬間に思っていたことというよりは、
これまでの道のりを振り返って見えたものについての本になったのではないかなと思います。
読むときはぜひ、あなたのお気に入りのチョコレートをお供に選んでいただければ幸いです。

感想・レビュー・書評

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  • 宇垣さんが「人には人の地獄がある」と言っていた言葉の背景がわかるエッセイだった。

    ・「そんなに恵まれているのに、どうして世界に怒ってるんですか?」そんな言葉が許される世界への溢れ出すような悲しみと、瞬時に反発できなかった自分への絶望、ひっくるめて全部が鋭い刃となって心の柔らかいところをグサグサと傷つける

    ・昨日比較されたあの人より、きっと私のほうがガトーショコラを上手に焼ける。

    ・もう夜行バスに乗ることはない。東京で道に迷うことも、生まれ育った土地を卑屈に感じることも。小さな嫌味に傷つくような繊細さは、とうの昔に捨てた。けれどきっとずっの、私は私にマカロンを買い続ける。

    ・チョコレートは欲しいときにいつだって手に入るし何より誰も傷つけない!
    簡単に手に入れることができるし、何より私に一切期待してこないところがいい。

    ・子供の頃はすぐに仲直りできたのに、大人になったら、喧嘩もしてないのに、仲直りができなくなってしまったよ。

    ・大切な人の欠けた世界を生きていくということ、それはまるで体のどこかにぽっかり穴が開いたまま生き続けなきゃならないみたいだ。きっと私はこれからずっとどこか足りなくて、どこかが痛い。2度と埋まりはしないその穴に、ホットチョコレートを注ごう。

    ・案外ずっとずっと遠くを行っているような人だって、自分と同じように未熟だったりするんだろうなあとも思う。そう思えるようになった。それが、大人ってもんじゃないんだろうか。

  • 可愛い宇垣美里ファンと
    チョコ大好きな人への本

    宇垣美里さんはただ可愛いんじゃない
    毒毒しさと繊細さと優しさ
    でもそう見せないところが好きなんだよなあ 

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著者プロフィール

1991年4月16日生まれ。兵庫県出身。2014年4月にTBS入社。2019年3月にTBSテレビを退社し、同月4月よりオスカープロモーションに所属。現在はフリーのアナウンサーとしてテレビ、ラジオ、雑誌、CM出演のほか、週刊誌、WEBサイトでの執筆活動など幅広く活躍している。

「2021年 『愛しのショコラ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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