- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048975476
作品紹介・あらすじ
母との関係に悩み、現在は中学生になる娘さんを育てる青木さやかが、母との関係を振り返りながら、自身の娘との関係を見つめる。子どもとの関係のなかで大切にしていること、これまでの子育てで悩んできたこと、幸せを感じたこと…。同じように母親との関係に悩む人や、子育て中の読者からの相談にこたえるコーナーも。
感想・レビュー・書評
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母への想いや母との関係がなんとなく自分と重なるところがあり、共感しながらそしてそう考えれたらいいんだな、と思いながら読みました。青木さやかさんの本もっと読んでみたくなりました。
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青木さやかさんの文章が大好きで、新刊を楽しみにしていた。文章のリズムがよく(特に会話文)、内容も面白く、サクサク読み進めては、「もったいない」と、あえて読むスピードを落としてみたりした。
母親との確執、我が子との向き合い方…書かれていることは親子関係に限らす、すべての人間関係に通じるなぁと感じた。
また「子育ての正解は分からない」と言いつつ、我が子を一人の人間として誠実に向かい合っている姿が伝わってきた。 -
タイトルからお母さんとの重い話?と思っていたが、読んでみると娘さんと青木さんとのエピソードが占めており、クスッとしたり、ジーンと心に来たりする。
なんかこの感じ、どこかであった?と思い出してみると、さくらももこさんのエッセイ本を読んだ心情と似ている。シングルマザーで、パニック障害、お母さんとの関係性も悪く、青木さんが苦労されたことは想像つくが、大変だった!の苦労話ではなく、そこから気付かされた、や、娘さんへの想いの変化など読み取れて、けっこう深い。
娘さんを育てていくことにより、お母さんへの感情も変わっていったのもよかった。 -
「母」であることがもつ意味を考える。その意味は世間から押し付けられるものもあれば、我が子に求められるものもあるし…何より自分の母から刷り込まれる部分が大きいのかもしれない。
作者青木さんも自身を「自己肯定感が低い」と評しているように、控えめな性格がわかる文体で、たまに娘さんとのリアルな会話を織り交ぜながら「母」について語った一冊。おもしろかった。こういう会話私も親としたことあるなぁとか。
私はまだ母になったことはないけれど、自分の親を見て、あの時もしかしてこんな風に思ってたのかなとか色々想像した
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親子間の問題が次の代への親子関係に影響する。