母が嫌いだったわたしが母になった

著者 :
  • KADOKAWA
4.00
  • (5)
  • (9)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 121
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048975476

作品紹介・あらすじ

母との関係に悩み、現在は中学生になる娘さんを育てる青木さやかが、母との関係を振り返りながら、自身の娘との関係を見つめる。子どもとの関係のなかで大切にしていること、これまでの子育てで悩んできたこと、幸せを感じたこと…。同じように母親との関係に悩む人や、子育て中の読者からの相談にこたえるコーナーも。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 青木さやかさんが40代で変わったこと。「娘にも敬語を使う」理由 | ESSEonline(エッセ オンライン)
    https://esse-online.jp/articles/-/22283?cx_clicks_art_md=2_title

    40代人気タレントに訪れた思いがけない変化。「もっと早く年を取りたい」と思った理由は… | ESSEonline(エッセ オンライン)
    https://esse-online.jp/articles/-/22385?cx_clicks_art_md=1_title

    「母が嫌いだったわたしが母になった」 青木 さやか[エッセイ] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/322210001157/

  • 母への想いや母との関係がなんとなく自分と重なるところがあり、共感しながらそしてそう考えれたらいいんだな、と思いながら読みました。青木さやかさんの本もっと読んでみたくなりました。

  • 悪口書かれて、私嫉妬されてる!って発想はすごい。自己肯定感高い。これからもし自分の悪口が聞こえてきても、そういうふうに思った楽になれるかな。

    親の手帳をこっそり毎日見ている。娘がいるなんて衝撃。ちょっと怖い。そんなことされたら嫌だなぁ。笑

    世の中には、親との関係が悪くて、親子の感動のドキュメンタリーなどを見ていると、目を背けたい感情でいっぱいになる人も世の中にはいるんだと知った。
    親が好きだと言う事は、ラクなことなんやね。親と和解できてから初めて気づく。だから、親とは絶対和解できてたほうがいい。別の本で、親との関係がギクシャクしている人は、人生に安心感がないって書いてたような。母親との安定の距離が保てていると感じる私は幸せ。

    ◯私たちはいつだって被害者にもなり得るが、加害者にもなり得る危険性を持っているはずだ。被害者にしかならない、と言う発想こそ危険だと思う。
    →なるほど。被害者にもなりたくないけど、マジで加害者にはなりたくないと常々思う。車の運転とか特に。

    ◯子どもを愛している。けど、そこから逃げ出したい。他の人生を歩みたい。と思うことは、きっとある。
    →経験がないからわからないけれど、きっとそうなるよね。

    ◯母が、この世からいなくなると、思った時。あんなに嫌いな母なのに、母が病気になったと知ると辛くなり、死ぬのかと思うと、私の1部がなくなってしまいそうで、怖くて怖くて、カラダもココロもガタガタと揺れ始めたのを覚えています。

    ◯1つ隠すと、隠すことが増えて、本当でない自分で人と付き合っていかないなくてはならず、疲れてしまうから。欠点を晒す、と言うことを忘れずにやっています。あっけらかんと話せば、意外と受け入れてくれる人は多いです。そうすることで、風通しが良くなり、人とも自分とも付き合いやすくなる気がしている。

    「どんな親でも、親は親」
    「親孝行は通りである」
    「親子関係が、人間関係の基本であり、親孝行すると楽になる」

  • 青木さやかさんの文章が大好きで、新刊を楽しみにしていた。文章のリズムがよく(特に会話文)、内容も面白く、サクサク読み進めては、「もったいない」と、あえて読むスピードを落としてみたりした。
    母親との確執、我が子との向き合い方…書かれていることは親子関係に限らす、すべての人間関係に通じるなぁと感じた。
    また「子育ての正解は分からない」と言いつつ、我が子を一人の人間として誠実に向かい合っている姿が伝わってきた。

  • タイトルからお母さんとの重い話?と思っていたが、読んでみると娘さんと青木さんとのエピソードが占めており、クスッとしたり、ジーンと心に来たりする。
    なんかこの感じ、どこかであった?と思い出してみると、さくらももこさんのエッセイ本を読んだ心情と似ている。シングルマザーで、パニック障害、お母さんとの関係性も悪く、青木さんが苦労されたことは想像つくが、大変だった!の苦労話ではなく、そこから気付かされた、や、娘さんへの想いの変化など読み取れて、けっこう深い。
    娘さんを育てていくことにより、お母さんへの感情も変わっていったのもよかった。

  • 「母」であることがもつ意味を考える。その意味は世間から押し付けられるものもあれば、我が子に求められるものもあるし…何より自分の母から刷り込まれる部分が大きいのかもしれない。

    作者青木さんも自身を「自己肯定感が低い」と評しているように、控えめな性格がわかる文体で、たまに娘さんとのリアルな会話を織り交ぜながら「母」について語った一冊。おもしろかった。こういう会話私も親としたことあるなぁとか。

    私はまだ母になったことはないけれど、自分の親を見て、あの時もしかしてこんな風に思ってたのかなとか色々想像した

  • 親子間の問題が次の代への親子関係に影響する。

  • "あなただけは、
    大丈夫なにがあっても大丈夫
    と言ってれる相手じゃないのか。
    親って、そうじゃないのか。"

    "わたしは、だから、ひとりぼっちなんだ、だから、こんなオトナになったんだ、と母を恨んだ。"

    "事実は消えませんが、忘れたい過去ではなく、思い出しても平気な過去になったこと。これは大きな収穫でした。"

    母が苦手ながら母になり、大変そうな毎日だけどユーモアたっぷりに伝えてくれている。親との関係も子との関係も、我慢したり、妥協したり、ぶつかり合ったり、歩み寄ったり、努力が必要なんだなと改めて思った。

    親孝行は道理。私も肩の力を抜いて頑張ってみようと思う。

  • 面白かったし読みやすかった。
    母が嫌いってそんなに叩かれる⁈
    こんなに毒親だ、親ガチャだ言ってるのに⁈
    家族といえど、関係性は人それぞれだよね…。

    しかし、それを乗り越えてのお嬢さんとの関係ステキに見える。
    いや、もちろん上手く行かない所もあってそんな所も書いておられるんだけど、ひっくるめて良いと思うのだ。というか、安心する。
    自分に通ずるものがあって。
    お母さんという立場の人たちからの人生相談に対して経験を踏まえた回答も良かった。
    人は人を変えられない、自分が変わると人も変わるというのが印象的。

    自己肯定感の低さとかすごく分かるし、
    なんか、今の自分に合う本だった。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1973年愛知県生まれ。「どこ見てんのよ!」のネタでバラエティ番組でブレイク。2007年に結婚、2010年に出産。2012年に離婚。現在は中学生になった娘を育てるシングルマザーである。バラエティ番組やドラマ、舞台などで幅広く活躍中。

「2023年 『母が嫌いだったわたしが母になった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

青木さやかの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×