迷える羊の森 ~フィトセラピスト花宮の不思議なカルテ~ (メディアワークス文庫)
- KADOKAWA (2019年8月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049122824
作品紹介・あらすじ
犬や猫は人間の感情を察して寄り添ってくれるが、植物も同じ。植物にも感情や思考がある。そんな植物の力を知り抜いた男、花宮が主人をつとめる植物療法店には、今日も悩める人々がやってくる。
両親の勧めでお見合いをした相手とこのまま結婚していいのか躊躇う女性、継母が産んだ妹を「いなくなればいいのに」と嫌う七歳の少年……。
人生の岐路に立つ人々を、彩り豊かな香りを放つ植物が、正しい道へと導いてくれる。
心を癒やす、不思議な《迷える羊の森》に、ようこそ。
感想・レビュー・書評
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犬や猫は人間の感情を察して寄り添ってくれるが、植物も同じ。植物にも感情や思考がある。そんな植物の力を知り抜いた男、花宮が主人をつとめる植物療法店には、今日も悩める人々がやってくる。
両親の勧めでお見合いをした相手とこのまま結婚していいのか躊躇う女性、継母が産んだ妹を「いなくなればいいのに」と嫌う七歳の少年……。
人生の岐路に立つ人々を、彩り豊かな香りを放つ植物が、正しい道へと導いてくれる。
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面白かった!…からこそ、ラストの丈太郎のところをページ数を増やしてもっと丁寧に描いてもらいたかった!
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ほっこり、面白かった
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うむむむ…。いや、好きなかんじではあるんだけど。最初の旦那がクソ野郎すぎてしんどかった。
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21.05.10読了
迷える羊たちが迷い込むフォレストなんちゃら。植物のちからをかりながらカウンセリング的なことをしちゃうお話。
主人公は何気なく来た少年だったけれど、実はお客さん第1号で、抱えてるもの、立ち向かうもの、乗り越えるものがあった。それを最終的に向き合えたのは良かったかなと。
個人的には母親のエピソードがよかった。きっとこういう親はいる。勘違いはしたくないなーとも思う。 -
植物療法のお店のお話
廃墟だと思っていた家の塀をイライラ解消のために蹴って壊したら、実はお店屋さんが引っ越してきてて、一緒に壊してしまった鉢植えの弁償のためにバイトをすることになった高校生の丈太郎くん
店長の花宮は、なぜか人の嘘がわかるようで……
有間さん、今回はファンタジー要素はないのね
まぁ、雰囲気的には同じ系統なんだけどね
店長さんの言う植物も五感を感じているというやつ、マジであながち間違いではなかったりするんじゃなかったっけ?
まぁ、五感と表現すると語弊があるかもしれないけど、光刺激は当然として、音や匂いや痛み刺激に対して屈性があるしね
作中には3篇のお話+エピローグ
菫の花のイメージとしては、やはり儚いとか可憐とかってイメージかな
でも、最後まで読むとわかるけど意外と…… なのねぇ
ってか、親友の行動が納得いかねぇ
結局はまぁ役に立ったんだろうけど、一般的にその行為はどうなのよ?と思う
その辺がちょっともやもやする
すずらんに毒があるのは知ってるぜぇ
ヴァルキリープロファイルでもあったり、昔のミステリ小説だったらそれを使ったネタもあるだろうね
時計草
パッションは情熱ではなく受難
病気がち怪我しがちな子供とお母さんの態度から、結構早めにアレだなぁと見当がつく
そこまで決定的に手を下してはいないけど、呪いって実際にあるからなぁ
すずらんの話もそうだけど、このお話の闇の部分は結構すぐに見当がつく
要はそれをどうやって治療してあげるかが主題ってことかね