アニメ監督で・・・いいのかな? ダグラム、ボトムズから読み解くメカとの付き合い方
- KADOKAWA (2019年2月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049124071
作品紹介・あらすじ
アニメ監督・高橋良輔が、45年間で携わってきた作品たちについて語り尽くす! 手塚治虫のもとで鍛えられた虫プロ時代の秘話や、ダグラム、ボトムズといった人気メカアニメの立ち上げエピソード、そして75歳を過ぎた今考えるこれから作りたいものなど、アニメ監督、演出家、脚本家、大学教授と複数の顔を持つ高橋良輔だから語れる話がもりだくさん!
高橋良輔作品ファン、メカアニメファンはもちろん、アニメ業界に携わりたいと考えている学生にもぜひ読んでもらいたい1冊です。
また、多くの作品をともにした、メカニックデザイナー・大河原邦男、出渕裕に、高橋良輔監督について語ってもらったスペシャルインタビューも必読です!
感想・レビュー・書評
-
子供の頃、『ダグラム』は重くて苦手だったけど、コンバットアーマーがカッコよかったから好きだった。ブロックヘッドとかブッシュマンとかも好きだけど、イチオシはクラブガンナーかな。
『ボトムズ』は『プラモ狂四郎』でATが登場するたびに見たかったけど、僕の住んでた地域では放送してなかった。でも、カバヤのボトムズガムのオマケは集めてた。一番好きだったのは、ベタだけどベルゼルガ。あとストライクドッグ。アニメをちゃんと見たのは大人になってから、メチャメチャ面白かった。
『ガリアン』も放送してない地域だったから見てなかったんだけど、ボンボンの懸賞でガリアンのプラモが当たったことが唯一の思い出。まだ、ちゃん見れてない作品。でも、人馬兵のデザインは最高にカッコイイ。
『レイズナー』は放送当時から好きだった。前半の『バイファム』っぽい感じも、後半の『北斗の拳』みたいな感じも、どっちも好き。一番好きなのはザカールかな。ベタだけど。
本書を読みながら、上記のようなことがグルグルと思い出されてきた。少年時代の僕にとって富野由悠季と並んで高橋良輔の作品には、ガツンとやられてた。主にメカ方面。ただ、本書を読むと高橋監督がしっかりメカにもコンセプトを持ってたことがよく分かる。
あとやっぱり『ガンダム』の影響の大きさもわかる。
『ガンダム』が空軍の華やかさと海軍のスマートさを持っていったから、『ダグラム』は汗と埃の陸軍とか、「ガンダムじゃない方」を志向する話が、結構、いろいろ出てくる。
是非、高橋良輔プロデュースで、富野由悠季監督のドストエフスキー作品のアニメ化を実現させて欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示