本を愛した彼女と、彼女の本の物語 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 244
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049126884

作品紹介・あらすじ

僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖
を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。
 これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。

感想・レビュー・書評

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  •  僕は本だ。一冊の文庫本だ。書名は『ホテル・カロン』。文庫本である僕は、なぜか生まれた時から意識があった。僕は悲しい事になかなか売れず、いつか返本されてしまうのではないか――そんな恐怖を抱き始めたある花冷えの日。何の前触れもなく僕は購入され、ある一人の少女・銀河と出会った。生きる希望を見失い、ただ無気力に過ごしていた彼女は、瞬く間に僕に恋をし、僕もまた彼女に恋をした。
     これは文庫本である僕が、ある一人の少女と過ごしたかけがえのない日々の物語だ。

  • 今までに読んだことのない本目線で描かれた本で面白かった。
    自分の本にも魂が宿っていればいいのにな、一度話してみたいなと思った。
    もう2、3回は読んだがまたいつか読みたいと思う。

  • 本にハマるきっかけがこの本でした。
    たまたま友達に貸してもらい、数ページ読んですぐに欲しくなりました。

    この本の面白いところは本目線ということです。最初読んだときは少し驚きました。ですが、先が早く知りたい、本とその持ち主の人生がと、ページをめくる手が止まりませんでした。

    本の世界を知らない私にとっては面白い話でした。
    でも、本マニアとはそこまでかもしれません。私も今読んだら星4かもしれません。
    でも、本にハマるきっかけになった本だから星5です。
    あまり書店では見かけませんが、ぜひ読んでみてください。

  • 本に対する愛情を感じました。
    作家さんはじめ、本に関わる人達の想いなんだろうなーなんて・・・甘っちょろいかもしれないけど。

    冷静なら★(3.5~)4つだけど、そう感じちゃったら加点しちゃうよなぁ・・・と★5つ。甘っちょろいな(笑)

    追記。気づいたら区切りの 登録600冊目 でした(^^)

  • She has made good friends, lovers, and goals for the future, but she dies of illness. She wrote a novel at the end of her life.

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著者プロフィール

『彼女は帰星子女』で電撃文庫より2005年にデビュー。美しい筆致と丁寧な人物描写で読者の心をつかむ。

「2019年 『本を愛した彼女と、彼女の本の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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