Unnamed Memory VI 名も無き物語に終焉を (電撃の新文芸)
- KADOKAWA (2021年4月17日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (468ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049128055
作品紹介・あらすじ
歴史を改竄する魔法具エルテリア。その魔法具を奪取しようと、オスカーたちに更なる陰謀がしかけられる。今はもう存在しない無数の歴史の上で、二人が知る真実とは――。人の尊厳をかけた問いに向 き合う最終巻!
感想・レビュー・書評
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面白かった。ちゃんと終わった。
カテゴリ的には歴史改竄物、そして魔女と魔女ゴロシの王様の純愛物。とはいえ、ロマンチックな感じはあまりないところが、個人的にとても刺さっているわけだが。とても読みやすい文章に、大好きなHGウェルズの『タイムマシン』な感じが、好き。ただ、完結とはいえ巻末のアドに、なんか続編製作決定って書かれてるんだが。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小説自体はいいだけとここで完結したらいい。
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話の筋がとても良く出来ていた、が、ループするので、登場人物とその人が何をしたかをしっかり覚えていないと、話を半分しか楽しめない。これから読む人には、ぜひ、一気読みをお勧めしたい。
オスカーとティナーシャの閨がもう少しぼやかして書いてあれば、小学校置けたけどな。でも、このお話では二人の会話にキュンとするのも楽しいので、仕方ない。 -
徐々に盛り上がっていく展開にそれぞれの繊細な心の動き、描写などにより最後の余韻が味わい深く面白かった。
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発売直後の情報で「続編決定!!!」と流れて、「はぁ……(苦笑)」となったのは私だけでしょうか。
ストーリーは非常に面白いのですが、私的に誰が誰やら状態によくなる作品です。
纏まりも良いので、これで終わっても良かったのでは……?と思ってしまいました。
終わる終わる詐欺は某ジャンプ漫画だけにしていただきたい← -
シリーズ完結巻。
読了後、何故か「エマノン」を思い出した。
繰り返しながら永劫を生きる命。
一人では擦りきれてしまうが、二人ならなんとかなる。
そんな終わりかただった。
これもまた、ある種のハッピーエンド。