博多豚骨ラーメンズ9 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049130850

作品紹介・あらすじ

祝・再就職に浮かれる斉藤。だが、研修先で行方知れずに。その頃、重松の依頼で連続失踪事件を調査中の榎田は、殺し屋を使い社員を口封じしていると噂の会社を突きとめる。
 一方、過去の悔恨から、旧友の弟捜しをしていた大和は、弟が消息を絶った場所で、なぜか榎田と鉢合わせ――利害一致、事件解決のため相性最悪な二人のコンビが急遽結成。別の依頼で動いていた林も、大和たちに巻き込まれていく。
 裏稼業の男たちが集う時、大和の拭えぬ過去への弔い、そして真相が暴かれる!

 人口の3%が殺し屋の街・博多で、裏稼業の男たちがまたまた暴れまくる! 大人気の痛快群像劇シリーズ、2年ぶり、ファン待望の最新刊!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第9話は大和の回。
    仲間の中では今まであまり目立たなかった彼だけど。
    彼の過去、そして源氏名の由来。背負った十字架。
    見直してしまいました。
    榎田は何気に全話活躍している気がする。情報屋万能過ぎ。
    ラーメンズの1番2番コンビ。何気にいいコンビですね。

  • 感想
    ラーメンズ、9巻まできたが小説内では1年くらいしか経ってない。どんだけ事件に巻き込まれて濃い一年なんだよ。

    林ちゃんが良いキャラに定着しつつある。斉藤は相変わらずオマケ要因。次は誰の過去が明らかになるのか?ジロー?重松?

    あらすじ
    今回はスリ師の大和が主役。暴走族の総長をしており、抗争の事故で親友が植物状態になっていたことが明らかになった。大和は、行方不明になった親友の弟を探す。一方、榎田は重松の依頼で連続殺人について調べていた。林は、源造から直引きの殺し屋を懲らしめるように依頼される。

    三人が調べて行き着いた先は半グレの詐欺ビジネス。半グレを壊滅させ、親友の弟を助け出せるのか。

  • あとがきにあるとおり2年ぶりの刊行。今回は豚骨ラーメンズの1,2番コンビのハッカー榎田とホストで摺師の大和の活躍。この二人、盗塁の数を競って焼き肉を掛けているとか。そして、殺し屋林も絡んでくる。行方不明の若者を調べる榎田、失踪した知り合いを探す大和、直引きの殺し屋を探す林の利害が一致し偶然に半グレ組織に辿り着く。そして壊滅に導き出す。いやいや痛快でどんどん読み進める。馬場は相変わらず入院。やけに長くないかな?次あたりは馬場の活躍も読みたい。榎田と大和の自由な盗塁、グリーンライト、初めて知った用語?

  • 二年ぶりの豚骨ラーメンズ。8巻までの記憶がおぼろげで展開の流れを理解するのに苦労したけどやっぱり読んでいて楽しい。
    ナインのメンバーはそれぞれ単独で動いている裏稼業ではあるが、最後にはみんな同じ終着点に収まるのが爽快!馬場が前回の事件で入院しているためあまり大きな動きはないが、榎田や大和の「迷」コンビの誕生は面白かった。そして再就職をしても相変わらずついてない斉藤が不憫だ。

  • 大和さんの過去と今。
    彼の母親も少し言葉足らずな部分があったろうが、彼を見て自分のしてしまった事を悔やんで居る姿を見続けていたら彼女も前に進むことが出来なかったのだろうな。
    ある意味、凄い運の持ち主と言っていいのか分からないが彼が採用される職場は散々な場所ばかりだな。

  • 久々のはかとん!やはりラノベ、キャラ文芸の中でもキャラクター造形がピカイチ。恐ろしい事件に巻き込まれても、舞台を観ているような疾走感のある解決をしてしまうので安心感。2年ぶりの新刊ということですが、読み始めてすぐ世界観に入り込めたし、忘れてるキャラなんていませんでした。これ、結構すごいことかと。入院中の馬場の見せ場が少なかったのは残念だけど、ラストの大捕物からの安定の野球シーンで満足。リンちゃんとの明太子を巡る電話のやりとりには笑うしかない!

  • 久々!本編としては2年ぶりらしいです。
    面白かったです。
    大和くんが初めてがっつりの気がします。過去とか…見せるのね。
    斉藤くん相変わらずで何やってんだ、不憫ですが面白いです。
    斉藤くん見てると、踏み外すところはすぐそばにあるのね…という気持ちになります。怖っ。
    「かたらしてー」と「うどん並にコシがない」は博多ネタも今回もコアで良いです。かたらして、は他県の人わかるのかな?
    やっぱり豚骨ナインは良いです。わちゃわちゃ。

  • 大好きな博多豚骨ラーメンズ♪最近、出ないわね~(-.-)と思っていたら、2年ぶりに!!(*゚Д゚*)今回はホストなスリ師、大和がメインで天才ハッカーの榎田と共に半グレ組織を…ヾ(o≧∀≦o)ノ゙シリーズはまだ続きそうなので、とても嬉しい♪斉藤くんが幸せになりますように(^人^)

  • 読了。
    久々の新刊。ワクワクしながら読んだけどやっぱり面白かったです!
    後書きにて、作者様は「書き方忘れた」と仰ってましたが、読んでいる間本当に大好きなこの世界観に浸れました。

  •  祝・再就職に浮かれる斉藤。だが、研修先で行方知れずに。その頃、重松の依頼で連続失踪事件を調査中の榎田は、殺し屋を使い社員を口封じしていると噂の会社を突きとめる。
     一方、過去の悔恨から、旧友の弟捜しをしていた大和は、弟が消息を絶った場所で、なぜか榎田と鉢合わせ――利害一致、事件解決のため相性最悪な二人のコンビが急遽結成。別の依頼で動いていた林も、大和たちに巻き込まれていく。
     裏稼業の男たちが集う時、大和の拭えぬ過去への弔い、そして真相が暴かれる!

     人口の3%が殺し屋の街・博多で、裏稼業の男たちがまたまた暴れまくる! 大人気の痛快群像劇シリーズ、2年ぶり、ファン待望の最新刊!

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著者プロフィール

8月27日生まれ、福岡県福岡市在住。第20回電撃小説大賞<大賞>を受賞し本作でデビュー。趣味はプロ野球観戦と海外ドラマ鑑賞。明太子と猫と守備の上手い選手が大好き。2週間に1回はバッティングセンターに通い、いつかは100キロの球を打ち返せるようになるべく練習中。

「2023年 『博多豚骨ラーメンズ12』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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