いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂 「和」菓子をもって貴しとなす (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049131420

感想・レビュー・書評

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  • 下町人情あふれる浅草、その中で走り回る栗田の姿と周囲の人々、そしてその中である種異質な葵の姿…というところを楽しみで読んでいたシリーズだったので、冒頭からSNSの厄介なやつが出てきてさらに奈良に旅行に行ってしまったので、私の楽しみにしていた部分は失われ、普通の和菓子ミステリになってしまったな…という感じ。

  • 美味しい和菓子を味わいながら
    季節と人の営みとを味わう。
    自然に溶けて消えていくけど深い。

  • “お待ちしてます”を読んでいないどころか、似鳥さん初読みです。登場人物のキャラを知らないから、最初は時折ドン引き。和菓子のお嬢様は相当な美人らしいのにオッサンかと思うようなダジャレ。やー、はー、はいー、くはー、気になる(笑)。

    私は言い訳の中で「悪気はない」というのがいちばん嫌い。んなもん悪気なんて皆ないわ、あったらほんまの悪人やんと常々思っているので、謎解きで若干不愉快になったりも。

    しかし最終的には主人公たちに魅せられて、前日譚にも手を出したくなっています。上宮兄に惚れました。そうだね、製菓はサイエンス。

  • 久々のこのシリーズ、懐かしい。
    天然お嬢様の葵と栗田の2人が微笑ましい。
    今回、蘇が登場して、この時期に偶然?!とびっくり。
    旅行先でも、和菓子に絡む謎に積極的に関わるのが、2人らしい感じで温かい。
    新登場キャラはどちらも個性的で、2人を振り回す
    展開が、今後も期待できそうで楽しみ。

  • 東京、浅草。下町の一角にある、明治時代から
    四代続く老舗「甘味処栗丸堂」は訳あって
    今は一時休業中。近所にできた和菓子屋が
    たいそう評判で、若店主の栗田は気をもんでいて…。

  • 付き合い始めた栗田と葵が奈良へ旅行に行く話。これは和菓子とは関係ない恋愛小説か?とドキドキしていたがやっぱり和菓子の謎を二人で解いていて葵の蘊蓄もいつも通りだった。クセ強な新しい登場人物が出てきて続きが楽しみ。

  • 「太子の蘇」
    教えて欲しかったレシピ。
    過去にとらわれてばかりで、自分で新しいことを考えようともしなければ何をしても変わらないだろう。
    始めから分かっていたのであれば、その時点で答えを教えて話し合うべきだったのでは。

    「わらび餅」
    帰りを待つだけではなく。
    レシピは何処から手に入れたのか分からないが、自分でも不味いと分かっているものを売るのはダメだろ。
    分担して作業をするのはいいだろうが、何一つ出来ないからと拒絶されたら嫌だろうな。

    「饅頭頭」
    想い出に残る味を再現し。
    何度も教えてもらったレシピ通りに必死に作っても、あの時とは違うと言われたら気が滅入るだろう。
    人柄を知り答えを導きだせるのであれば、何故ヒントの一つすらも教えてなかったのか。

  • 「お待ちしてます」シリーズの続編。
    恋人という関係になってからのお話。新たなくせ者キャラが出てきた!
    今回は旅行先がメインだが、旅先でも舞い込んでくる和菓子に関する人々の謎を解いていくのは変わらず。

  • あまり好きになれない変なキャラが登場。思わせぷりなままにしないで過去のこととか明らかにしてから終わってほしかった。蘇はコロナ禍で話題になっていなければ知らなかった。あまり美味しそうには見えなかったが…。

  • 2021/03/12 読了。

    図書館から。

    舞台を少し関西に移して、お菓子の話もありつつ、
    葵さんと栗くんの二人きりの旅行には、
    やっぱりならなかったか笑

    上宮さんが登場すると話が全部、簡単に解決してしまいそう…。好みのキャラですが、今後どう出るかなー。

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著者プロフィール

東京都在住。電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫『お待ちしてます 下町和菓子 栗丸堂』がシリーズ累計40万部を超える人気シリーズとなる。メディアワークス文庫から刊行された青春小説『この終末、ぼくらは100日だけの恋をする』のヒットで新境地も開拓。

「2023年 『いらっしゃいませ 下町和菓子 栗丸堂7 日出処の和菓子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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