三角の距離は限りないゼロ5 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 193
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049131833

作品紹介・あらすじ

一人の中にいる二人の少女、「秋玻」と「春珂」。僕は自分を助けてくれた彼女たちと、ある約束を交わした。
 それは「二人に同じだけ恋する」ということ。デートで、部室で……次々と交わされる、胸を焦がすような甘いやりとりに、僕はおぼれていく。
 でも……心のどこかで警報が鳴っている――このままでは、いけないと。
 焦って空回った僕は、憧れの大人達と触れ合っていくなかで、いつしか理解していく。モラトリアムの終わりを。僕がするべきこと。しなければ、いけないことを。
 僕と彼女と彼女が紡ぐ、切なく愛しい、三角関係恋物語。

感想・レビュー・書評

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  • 「秋玻」と「春珂」と新しい関係をスタートさせた矢野。「二人に同じだけ恋する」ことを約束した彼は、心だけでなく肉体的にも二人とこれまで以上に近い関係になっていくのだが、本当にそれで良いのかと心にトゲが刺さったままで…。二人との関係に疲弊し苦悩する矢野が、高校2年生らしく将来を考えてさらに悩むことになる今回。読んでいてとても苦しくなりました。ラストシーンでの問いかけに、矢野はどう答えるのか。この切なくも美しい、青春の煌めきが感じられるラブストーリーの行く末を見守りたい。

  • 不安定だった矢野の心の整理ができて安心しています。次でクライマックスですね。さてどちらを選ぶのか。その結果はどうなるのか。

  • 意外や。選ぶんか。

  • 修学旅行を終えた一同。各人が高校三年生になるための進路を決めている中、職場体験で矢野は千代田先生の夫である野々村九十九と出会う。

    矢野は、彼女たちと交わした「2人に同じだけ恋する」という約束に溺れていくが、同時に焦燥に駆られる。


    そして、彼女たちの最後の「取り合い」が始まるーーー。


    主人公と「2人の彼女」による切なく愛しい、三角関係は続いてゆく。

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著者プロフィール

第19回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉受賞。同受賞作『失恋探偵ももせ』でデビュー。以降、電撃文庫・メディアワークス文庫で青春小説を中心に執筆。

「2023年 『あした、裸足でこい。3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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