僕たちにデスゲームが必要な理由 (メディアワークス文庫)

  • KADOKAWA (2020年7月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784049132267

作品紹介・あらすじ

生きづらさを抱える水森陽向は、真夜中、不思議な声に呼ばれ、辿りついた夜の公園で、衝撃の光景に目を見張る――そこでは十代の子ども達が、壮絶な殺し合いを繰り広げていた。
夜の公園では、殺されても生き返ること。ここに集まるのは、現実世界に馴染めない子ども達であることを、陽向は知る。夜の公園とは。彼らはなぜ殺し合うのか。
殺し合いを通し、陽向はやがて、彼らの悩みと葛藤、そして自分の心の闇をあぶりだしていく――。

「生きること」を問いかける衝撃の青春小説に、佐野徹夜、松村涼哉、大絶賛!!
衝撃と感動の問題作、第26回電撃小説大賞「隠し玉」デビュー。

●大推薦の声!!●
「研ぎ澄まされた、直球の青春小説。殺し合いの中で、少年少女は胸に秘めた苦悩と葛藤と相対する。ぶつかり合うことを忘れた人々へ。僕たちにはこの物語が必要だ」――松村涼哉(『15歳のテロリスト』著者)
「多くの人にとってこれは、全く見たことのない刺激的で残酷な場所だ。でもある種の人にとっては、初めて見るはずなのに、かつて何度も訪れたことがある場所のように感じられる。だからそういう人は、この本を読むと不思議な感覚に襲われることになる。自分もかつて、ここで誰かと夜な夜な会っていた気がしてくるから不思議だ。ただ、きっとどんな人が読んでも、この壊れ方は気持ち良く感じられると思う。この作品の壊れ方が、僕は好きです」――佐野徹夜(『君は月夜に光り輝く』著者)

みんなの感想まとめ

生きづらさを抱える若者たちが集う夜の公園で繰り広げられる衝撃的な殺し合いを通じて、彼らの葛藤や心の闇が浮き彫りになる青春小説です。死んでも生き返るという不思議な設定が、現実世界では味わえない感情の解放...

感想・レビュー・書評

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  • 『15歳のテロリスト』著の松村涼哉さん推薦の持田冥介さん著『僕たちにデスゲームが必要な理由』の概要と感想になります。

    概要です。
    僕が両親と三人で話したのは、いつ以来だろうか。また今日も僕は、夜の公園で殺し合う二人を眺めていた。実際に命が奪われることはなく、夢の中の出来事とも感じられる試合は痛さも強さも感じない。特に理由もなく試合を眺めに、今日も多くの子どもたちが公園に集っている。

    感想です。
    『15歳のテロリスト』と似た印象を感じつつ、辻村深月さんと似た子どもたちの息苦しさを丁寧に描いた本作は隠れた良作ですね♪
    心の奥底に眠る気持ちが具現化するといった若干のSF要素も含めて、テンポ良く読みやすい1冊でした♪

  • すごく面白かった。行きづらさを感じる人が行く夜の公園。そこでは殺し合いをする。でも、死んでも生き返る。
    学生の悩み、葛藤、心の闇。生きることを問いかけてくる作品でした。

  • 水森陽向がルービッグキューブで戦うのかっこいい!親に思っている事を言えて良かったね。

  • 生き辛さを抱える高校生の水森陽向は、真夜中に辿り着いた夜の公園で、殺し合いを繰り広げる子供達を見る。夜の公園では殺されても生き返り、集まるのは現実に馴染めない子供達。
    彼らはなぜ殺しあうのか。殺し合いを通し、陽向は彼らの、そして自分の悩みや葛藤を知ってゆく。


    うーん……、これはもう読み返したくないなぁ……。
    これは別にこの本が小説としてどうとかではなく、ある登場人物の境遇が自分とかなり重なってしまって勝手に抉られただけです。もういい大人なのにこんなショック受けるとは予想外でした。殺し合い云々はおいておいても、心をさらけ出せる場所、ぶつかり合える人は必要ですね。でないと大人になってもこんな状態になってしまう。

    日中それぞれの問題に直面し、不満や生き辛さを抱える彼らは、夜の公園でのデスゲームを通して自分を見つめなおしていく。デスゲームを通して知るのは、きっと他人との関わり方。押し殺していた自我や不満や希望を、行動や言葉にかえる方法なのかもしれません。
    少しぼんやりとした終わりではありますが、きっとみんないい方向に向かっていけるだろうという希望があります。

    デビュー作という事で、文章の技巧的には少し拙いのかもしれない。でも、それが逆に小学生から高校生の間という登場人物たちと重なってなんというか「生」っぽくて良いと思いました。

    多分ですけど、作者さんもかなりお若い方なんじゃないのかな。デスゲームなんてタイトルについていますけど、繊細な感性で書かれた、壊れやすくて優しい話です。

  • 「デスゲーム」?と思い購入しました。いわゆるパケ買いです。「子どもたちが抱える問題や悩みとの葛藤について、夜の公園で繰り広げられるデスゲームを通して自分を見つめ直す」というように感じました。異世界ものと思っていましたが、自分を見つめ直す子どもたちの姿に影響を受け、私自身を見つめ直すきっかけになりました。

  • 好き!

  • 生きづらさを抱える水森陽向は、真夜中、不思議な声に呼ばれ辿り着いた夜の公園で、衝撃の光景に目にすることとなる。そこでは、10代の子ども達が殺し合いを繰り広げていた…。

    夜の公園では殺されても生き返る。しかし、何故殺し合うのか、何故10代の子ども達が集められているのか、子ども達の共通点とはなんなのか。

    10代の頃に、誰しもが持つとは限らない葛藤や悩みについて、少しの答えが見つかるかもしれない。

  • 学生の苦悩が綴られていて、すごくリアルに感じました。
    この方の作品は惹き付けられます!

  • 全体的に靄が掛かったような印象のお話。
    デスゲームとなっておりますが、私の思うデスゲームとはまた違った印象でした(ちょっと残念)
    でも主人公やヒロインの抱える問題は大人な私でも直面している(恐ろしくも現在進行形)問題と近しく、胸が締め付けられる想いでした。
    思春期の頃から引っかかり続けている問題でもあるので、彼等の苦悩がとっても共感できました。
    ぼんやりとした終わり方ではありますが、主人公の持つ武器にも惹かれましたし、私も行ってみたい世界だと思いました。
    欲を言えば主人公以外の面々の問題をよりハッキリ&解決してほしかったです。

  • 中高生の繊細で複雑なの心がそのまま映されたような小説。

    それぞれの登場人物が抱える様々な苦しみ。そんな大人には理解してもらえないあの気持ちをこの小説は代弁してくれる。

    読んでいて心が軽くなるのを実感すると共に、この気持ちを忘れたくないとも思った。

    私はまだ高校生なので中高生の気持ちくらいしかわからないが、大人になると忘れてしまう感情もきっとあると思う。もし忘れてしまったとき、またこの小説を読もうと思う。

  • 小学生の姪が読んだ本。内容はSF要素が強く、ややぼやけているが、全体的には考えさせられるものはある。誰もが生きづらさを抱えていることに変わりなし

  • 今読めたからこそ、高校生の時の自分を救ってあげられた気がする
    出会った当時ではなく今読めて良かったのかもしれない

  • 田舎で暮らす主人公の町では夜中に公園でデスゲームが行われていた。集まるのは子供ばかり。デスゲームといっても本当に殺し合いをしているわけではない。夢の中で、自分の武器を生み出して殺し合いをしているようなものだ。ある日主人公もその公園に招かれ、多くの子どもと関わることになる。

    そこに集まるのはそれぞれ悩みを持った子どもたちだった。家庭環境に不満があるもの、何かになりたいもの、完璧を目指すもの、それぞれがそれぞれの為に戦って、答えを見つけた子どもから公園を卒業していった。

    終盤は覚えてない。

  • 子どもたちは色々考えて大人の顔色を伺って苦しんでいるのかな
    殺し合うことで自分の本当の気持ちに向き合えるということなのか
    親も子も自由に生きられる社会になるといいのに

  • 生きづらさを抱える水森陽向は、真夜中、不思議な声に呼ばれ、辿りついた夜の公園で、衝撃の光景に目を見張る――そこでは十代の子ども達が、壮絶な殺し合いを繰り広げていた。
    夜の公園では、殺されても生き返ること。ここに集まるのは、現実世界に馴染めない子ども達であることを、陽向は知る。夜の公園とは。彼らはなぜ殺し合うのか。
    殺し合いを通し、陽向はやがて、彼らの悩みと葛藤、そして自分の心の闇をあぶりだしていく――。

    「生きること」を問いかける衝撃の青春小説に、佐野徹夜、松村涼哉、大絶賛!!
    衝撃と感動の問題作、第26回電撃小説大賞「隠し玉」デビュー。

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著者プロフィール

電撃小説大賞への応募がきっかけで本作でデビュー。

「2020年 『僕たちにデスゲームが必要な理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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