- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049137514
作品紹介・あらすじ
高校生となった智成の世界は変わっていた。死者が見えるのだ。親友が死に楽器をやめ早朝バイトに勤しむ中、四年ぶりに優子と再会する。「兄の遺作の演奏を手伝ってほしい」だがそれは36時間もある合奏曲で――。
感想・レビュー・書評
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再読。
青春作品でもあるけど、ファンタジー要素もあります。
相馬くんが見ている景色は、どんな感じなのだろう?って想像したり、相馬くんと華ちゃんの距離感がすごく好きだったな。
登場人物、それぞれの気持ちも書かれていて、かなり作品に入り込んで、あっという間に読み終わってしまいました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
前半はテンポがいまいちだけど、その分後半から面白さが増していきます。最後の合奏シーンで登場人物たちの心情が語られるところはじ~んと胸にきました。最後の方で曲タイトルの意味がわかって納得。
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青春をテーマにした本です。
吹奏楽部のお話です。 -
高校生になった智成の日常は少し変わっている。死者が見えるのだ。吹奏楽をやめ、早朝バイトをする智成は、夜明けには消えてしまう彼らとの、この静かな時間が好きだった。
だが、親友の妹・優子との突然の再会がすべてを変える。
「文化祭で兄の遺作を演奏する手伝いをしてくれませんか」手渡されたそれは、36時間もある壮大な合奏曲で――。
兄を失った優子。家族と別れられない死者。後悔を抱える智成。凍り付いていたそれぞれの時間が、一つの演奏に向かって、今動きはじめる。
「主人公たちの幸福を願わずにはいられない、愛おしい物語」(三上延)、 「これは小説でしか表現出来ない音楽だ。最後の別れはキラキラと輝いていた」(佐野徹夜)――感動と推薦の声!
「さよなら」ができない、すべての人に届けたい感動の青春小説。応募総数4,355作品から選ばれた第27回電撃小説大賞の《メディアワークス文庫賞》受賞作! -
青春小説。終盤少し胸にグッときました。
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請求記号 913.6/To 64
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
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「さよなら」ができないすべての人に。4,355作品から選ばれた感動作
高校生になった智成の日常は少し変わっている。死者が見えるのだ。吹奏楽をやめ、早朝バイトをする智成は、夜明けには消えてしまう彼らとの、この静かな時間が好きだった。
だが、親友の妹・優子との突然の再会がすべてを変える。
「文化祭で兄の遺作を演奏する手伝いをしてくれませんか」手渡されたそれは、36時間もある壮大な合奏曲で――。
兄を失った優子。家族と別れられない死者。後悔を抱える智成。凍り付いていたそれぞれの時間が、一つの演奏に向かって、今動きはじめる。
「主人公たちの幸福を願わずにはいられない、愛おしい物語」(三上延)、 「これは小説でしか表現出来ない音楽だ。最後の別れはキラキラと輝いていた」(佐野徹夜)――感動と推薦の声!
「さよなら」ができない、すべての人に届けたい感動の青春小説。応募総数4,355作品から選ばれた第27回電撃小説大賞の《メディアワークス文庫賞》受賞作!
(出版社HPより) -
友達に薦められて読んだ本だったのですが、予想以上に幸せな気持ちで読むことができました。
『君と、眠らないまま夢をみる』
この題名に込められた作者の想いが読み終わった後にきっと貴方に届くと思います。
また、表紙のデザインについても心に届くものがあると思います。
今回の感想が抽象的になってしまってすみません。
興味を持ってくれたら嬉しいです。 -
ケンカ別れしたまま親友を失った主人公。亡き親友の妹との再会、そして渡された演奏時間36時間という前代未聞で壮大な合奏曲の楽譜。止まってしまった時間が動き始める─。人生において失うものは人それぞれ。それは目の前の夢や目標だったり、あるいは大切な人だったり。その`さよなら´とどう向き合うか。柔らかな表現と穏やかな空気で包み込んでくれる感動ストーリー。