君と、眠らないまま夢をみる (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.21
  • (1)
  • (10)
  • (13)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 310
感想 : 12
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049137514

作品紹介・あらすじ

高校生となった智成の世界は変わっていた。死者が見えるのだ。親友が死に楽器をやめ早朝バイトに勤しむ中、四年ぶりに優子と再会する。「兄の遺作の演奏を手伝ってほしい」だがそれは36時間もある合奏曲で――。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前半はテンポがいまいちだけど、その分後半から面白さが増していきます。最後の合奏シーンで登場人物たちの心情が語られるところはじ~んと胸にきました。最後の方で曲タイトルの意味がわかって納得。

  • 青春をテーマにした本です。
    吹奏楽部のお話です。

  •  高校生になった智成の日常は少し変わっている。死者が見えるのだ。吹奏楽をやめ、早朝バイトをする智成は、夜明けには消えてしまう彼らとの、この静かな時間が好きだった。
     だが、親友の妹・優子との突然の再会がすべてを変える。
    「文化祭で兄の遺作を演奏する手伝いをしてくれませんか」手渡されたそれは、36時間もある壮大な合奏曲で――。
     兄を失った優子。家族と別れられない死者。後悔を抱える智成。凍り付いていたそれぞれの時間が、一つの演奏に向かって、今動きはじめる。

     「主人公たちの幸福を願わずにはいられない、愛おしい物語」(三上延)、 「これは小説でしか表現出来ない音楽だ。最後の別れはキラキラと輝いていた」(佐野徹夜)――感動と推薦の声!
     「さよなら」ができない、すべての人に届けたい感動の青春小説。応募総数4,355作品から選ばれた第27回電撃小説大賞の《メディアワークス文庫賞》受賞作!

  • 第27回電撃小説大賞で、メディアワークス文庫賞を受賞した作品とのこと。
    自分には合わない話だった。

    死者のことを止者を呼び、時間が止まっているだけで
    同じ世界に生きているという設定は面白いと思うし
    演奏に36時間かかる曲を止者を協力して
    演奏するというストーリー自体は良いのだが
    ブランクがある智成がトランペットを普通に演奏しきれたり
    裕美が智成にこだわったりする理由がイマイチ描かれていない。
    恭介の曲がそんなに誰が聞いても素晴らしい曲だという
    説得力があるほどの名曲揃いというのも
    都合が良すぎるし、妹の優子も行動もストーカーじみていると思う。

    タイトルの付け方や、宇宙で聞こえる曲
    というのは好きな感じなだけに、
    全体的に説得力に欠ける悪い意味でのいかにもラノベ
    という感じで大変残念。
    言葉遣いも「だけど」などの話し言葉が
    ちょくちょく出てくるのも苦手。

  • 青春小説。終盤少し胸にグッときました。

  • 請求記号 913.6/To 64

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00611803

    「さよなら」ができないすべての人に。4,355作品から選ばれた感動作

     高校生になった智成の日常は少し変わっている。死者が見えるのだ。吹奏楽をやめ、早朝バイトをする智成は、夜明けには消えてしまう彼らとの、この静かな時間が好きだった。
     だが、親友の妹・優子との突然の再会がすべてを変える。
    「文化祭で兄の遺作を演奏する手伝いをしてくれませんか」手渡されたそれは、36時間もある壮大な合奏曲で――。
     兄を失った優子。家族と別れられない死者。後悔を抱える智成。凍り付いていたそれぞれの時間が、一つの演奏に向かって、今動きはじめる。

     「主人公たちの幸福を願わずにはいられない、愛おしい物語」(三上延)、 「これは小説でしか表現出来ない音楽だ。最後の別れはキラキラと輝いていた」(佐野徹夜)――感動と推薦の声!
     「さよなら」ができない、すべての人に届けたい感動の青春小説。応募総数4,355作品から選ばれた第27回電撃小説大賞の《メディアワークス文庫賞》受賞作!
    (出版社HPより)

  • 友達に薦められて読んだ本だったのですが、予想以上に幸せな気持ちで読むことができました。
    『君と、眠らないまま夢をみる』
    この題名に込められた作者の想いが読み終わった後にきっと貴方に届くと思います。
    また、表紙のデザインについても心に届くものがあると思います。
    今回の感想が抽象的になってしまってすみません。
    興味を持ってくれたら嬉しいです。

  • ケンカ別れしたまま親友を失った主人公。亡き親友の妹との再会、そして渡された演奏時間36時間という前代未聞で壮大な合奏曲の楽譜。止まってしまった時間が動き始める─。人生において失うものは人それぞれ。それは目の前の夢や目標だったり、あるいは大切な人だったり。その`さよなら´とどう向き合うか。柔らかな表現と穏やかな空気で包み込んでくれる感動ストーリー。

  • 楽譜に込めた想いや演奏にかける想いを個々にとてもよく表現されていたと思います。
    読んだ後に爽やかさの残る作品でした。

全12件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

第27回電撃小説大賞で《メディアワークス文庫賞》受賞し、デビュー。

「2022年 『眠れない夜は羊を探して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

遠野海人の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×