春夏秋冬代行者 夏の舞 下 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049139433

作品紹介・あらすじ

「暗狼事件を解決しにきました」
 瑠璃と、あやめ。二人の夏の代行者は、荒唐無稽な「天罰説」に端を発した現人神への非難の声を払拭し、自分たちに処された婚約破棄という決定を覆すべく、黄昏の射手・巫覡輝矢との接触を果たす。だが、「暗狼事件」を巡る闇は、想像以上に深く――
 現体制を維持しようとする保守勢力【老獪亀】。対して、四季の里の革新と改革を訴える【一匹兎角】。様々な思惑が蠢く中、この動乱に巻き込まれた者たちが一つの場所に集結していく。
 葉桜瑠璃の婚約者、君影雷鳥。
 葉桜あやめの婚約者、老鶯連理。
 そして、季節の代行者たち。
 再会は叶うのか? 竜宮岳での死闘の先、夏姉妹の恋の行方は……?

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり下巻が面白かった。それもまあ、上巻でタメがあったからと思えるが。バトルシーンもそこそこいい感じであるし、全員満遍なくそれなりの活躍シーンが設けられていてありがたい。老獪亀VS一匹兎角、相変わらずのネーミングが右目が疼く系ではあるが、わかりやすい構造が非常に読みやすい。
     
    >白鹿にまたがる瑠璃の姿は神々しく、この時ばかりは雷鳥も息を呑んだ。
    >『驚いた?ばーか!』

  • 2022年内に夏の舞の下巻を読むことができました。
    物語の世界観が凄くて、今回も引き込まれました。

    黄昏の射手である輝矢の守り人・慧剣くんの心の苦しみに胸を締めつけられました。

    春夏秋冬の代行者と護衛官、黄昏の射手と守り人。
    雷鳥さんと連理くん。愛の形はさまざま。

    暗狼事件は終わったが、夏の里長が失踪中。
    まだまだ戦いは終わっていない。
    みんなが幸せになり、より良い季節が巡るといいなと思います。

  • 【当たり前の日常を守る者達に祝福という名の花束を】

    暗狼事件を解決すべく、竜宮に集う夏の代行者と黄昏の射手。老獪亀と一匹兎角、伏竜童子に巫覡の一族達との権謀術数を乗り切る物語。

    季節の代行者と遜色のない働きをする巫の射手。
    朝と夜を司る彼らはその務めに身を捧げる。
    強くなったのも、己の為じゃない。
    愛しの人に全てを捧げる献身。
    これ以上、己の大切な物を傷付けぬ為に。
    そんな事情は露知らず。
    現人神に価値がなくなればすぐに挿げ替えを行う里の大人達。
    春夏秋冬、朝と夜。

    それを影で支える者達に愛を詰め込んだ花束で祝福を捧げたい。

  • 権力争いなどに巻き込まれ、能力の顕現形態(能力者が死ぬと、その里の者誰かにランダムに引き継がれる)故に、状況によっては里の者にさえ命を狙われてしまう季節の現人神たち。今回は夏の神となった二人の危機がどうなるの?後編。春の舞でかかれているが、夏の能力を持つ瑠璃が一度死んだ後、権能が双子の妹であるあやめに直ぐに移り、譲渡された後に秋の能力で蘇った瑠璃が神の力を無くしていなかったため夏のみ二人の神がいる。
    色んな思惑を超える現人神たちの能力が見事な展開で描かれていて、とても楽しく読みました。その合間にそれぞれの恋愛が語られる部分が大好きです。恋愛要素だけでなく、その能力ゆえ、家族や里に見放されたりして孤独だったりする季節の神が、護衛官と精神的に繋がって互いを思いやる心情が今回も心を打ちます。

  • 愛の形は本当に色々あるのだと感じられる恋愛模様と、展開と合わせた心情の吐露は心にくるものがあり、面白かった。

  • 上巻を読んだ方なら、下巻が最高だなんて、言わなくてもわかるはずです。
    今日も、良き読書日和になりますように。

  • とても良かった。
    こんなに心が満たされる作品に出会えて嬉しい。
    激しい戦いに身を置きながらも彼らは恋をする。
    現人神も人の子も、自分の大事な人のために戦って傷ついて泣いている。
    それでも諦められない想いがある。
    その強すぎる感情に感化されて、読み終わるまでに何度も泣いた。
    このシリーズ好きすぎる。

  • ハッピーエンド好きにはたまらない!

  • 面白かった。
    相変わらずちょいちょいぐさっと来る正論の言葉を放り込んでくる。

    凍蝶とさくらに進展があったのでまたもうそれだけで良きです

    2022.12.24
    197

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著者プロフィール

KAエスマ文庫『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』でデビュー。

「2023年 『春夏秋冬代行者 暁の射手』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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