僕の愛したジークフリーデ 第2部 失われし王女の物語 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049140026

作品紹介・あらすじ

暴虐の女王ロザリンデへ刃向かい、粛正によって両腕を切り落とされたジークフリーデ。二人の間に隠された過去とは。そしてオットーが抱える想いは。闇の時代と国に生きる少女たちの愛憎譚、完結編。

感想・レビュー・書評

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  • ジークフリーデは、乱心の王女を諌めるため両手を失い生死の境をさまようが、オットーの献身により復活
    義手により戦闘可能となったジークは王女ロザリンデを討つため大聖堂へ向かう……

    閑話をはさみ、ときに暗示、ときに明示しつつ、最後は怒涛の展開
    とにかく面白かったー
    号泣させられたけど

    【以下再読のための備忘】
    ・「おまえは何も分かっていない」「おまえは先輩という人を、何も分かっていない」
    ・「やだ、やだ……死んじゃやだ……」「お母さん……」
    ・「私はおまえの人生を知り、誇りに思う」「我が腕は」「捧げるに値する人物に、捧げられたのだ、と。それを私は誇りに思う」
    ・「私は陛下を愛している」「心の底から、ロザリンデ様、ただおひとりを愛している」
    ・「騎士道……」「見果てたり……」
    ・そして彼女は別れの辞を述べる。「終わりにしましょう、陛下」
    ・「ジークは、余のものだッ……!!」
    ・「ロザ、リンデ……ロザリンデ、さまぁ……!!」「ロザリンデさまッ、ロザリンデ、さまぁ……!!いやだ、いやだ、殿下、殿下ぁっ!!!」
    ・「やだ、やだ、殿下ァ……!」「殿下、殿下ァ、私を、置いて、いかないでぇ……ッ!!!」慟哭した。
    ・騎士は願った。今が、永遠に続けばよいのに、と。
    ・そう、彼女には陛下がいる。そして陛下には彼女がいる。その絆は数々の苦難を乗り越え、彼女が両目と両腕を捧げて勝ち取った未来なのだ。
    ・「私とて、おまえがいなくなるのは寂しいのだ」

    【内容:アマゾンから転記】
    血塗られた因縁と隠された真実――。少女たちの愛憎譚、完結編。

    「光なき」剣士・ジークフリーデは、国に、その王女に忠を尽くした「騎士」であった。暴君と化し、民を無意味に処刑するかつての主・女王ロザリンデの凶行を止めるため、対峙したジークフリーデ。
    しかし、その結末は無慈悲だった。
    助命の嘆願は、彼女の両腕と引き換えに叶えられた。
    責任を感じる旅の魔術師・オットーはジークフリーデの治療と、リハビリに努める。その中で、二人は互いの過去を知り絆を深めていく。
    だが、冷酷に時が過ぎ、再びロザリンデによる犠牲が生まれようとするとき、二人は――。
    乱世に生きる少女たちの物語、第2幕。

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著者プロフィール

東京都出身。代表作に『雨の日のアイリス』『白銀のソードブレイカー』シリーズがある。(いずれも電撃文庫)

「2021年 『僕の愛したジークフリーデ 第2部 失われし王女の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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