明日の罪人と無人島の教室 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 65
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049141344

作品紹介・あらすじ

 機械による未来測定が義務化された世界。
 少年・湯治夕日は、将来的に罪を犯す存在《明日の罪人》と判定され、無人島『鉄窓島』での隔離更生プログラムへの参加を強制される。
 集められた12人の《明日の罪人》。その使命はただ一つ。一年間の共同生活を通じて己が将来の潔白を証明すること。
 だが、日々を過ごすにつれ少年少女たちに潜む心の闇が徐々に露わになり始め……!?
 狂気、苦難、孤独――。その果てに捻じ曲がる未来は贖罪か。それとも絶望か。
 『賭博師は祈らない』の周藤蓮が贈る、衝撃の学園クライムアンサンブル!

感想・レビュー・書評

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  • 人の将来を有限の可能性に絞り込めるようになった未来において、必ず犯罪すると予測された少年少女が無人島に集められ、共同生活を行う上で様々な事件に遭遇するお話。
    非常にわくわくさせてくれる設定で、また、細かな謎解きをメインとしての展開が所々意表を突かれて良かった。キャラクターが多い(生徒だけで12人)のに、全員に非常に独特な設定が振られており、その特徴を活かした展開が続くのは凄い。
    ただ、方々に風呂敷を広げているため、あまり収集がついていなかった印象はどうしてもあったかな。

  • 未来予測が100%できるようになった近未来、未来の犯罪者判定を受けた生徒たちが集められた島の話。
    島のシステム、不穏な出来事は戦略もの要素もありながら、その先に現れるのはそれぞれの異常性。
    そして、さらに先にある関係性はかなりのエモ。

    周藤先生は歪な人々と歪みながらも確かな寄り添いを描かれている印象ですが、本作も変わらず魅力的。

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著者プロフィール

第23回電撃小説大賞《金賞》受賞作『賭博師は祈らない』でデビュー。

「2022年 『明日の罪人と無人島の教室2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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