拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます〈上〉 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049141719

作品紹介・あらすじ

『拝啓 見知らぬ旦那様、8年間放置されていた名ばかりの妻ですもの、この機会にぜひ離婚に応じていただきます』

 商才と武芸に秀でた、ガイハンダー帝国の子爵家令嬢バイレッタ。彼女には、8年間顔も合わせたことがない夫がいる。伯爵家嫡男で冷酷無比の美男と噂のアナルド中佐だ。
 しかし終戦により夫が帰還。離婚を望むバイレッタに、アナルドは一ヶ月を期限としたとんでもない“賭け”を持ちかけてきて――。
 周囲に『悪女』と濡れ衣を着せられきたバイレッタと、今まで人を愛したことのなかった孤高のアナルド。二人の不器用なすれちがいの恋を描く溺愛ラブストーリー開幕!

◇◆登場人物◆◇
【バイレッタ】
商才に溢れ、武術も得意な才女だが、それを妬む周囲により『悪女』とあらぬ噂を立てられている。
16歳のときに父により無理やりアナルドと結婚させられてから8年、一度も夫の顔も見たことがなかった。

【アナルド】
スワンガン伯爵家の嫡男で、ガイハンダー帝国の陸軍騎兵連隊長。
冷酷な策士で、戦場の灰色狐の異名を持つ。
他人への興味が薄く、上司命令でバイレッタと結婚をしたはずだが……。

感想・レビュー・書評

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  • 強気な御手紙にびっくり
    まぁ8年も顔合わせしないで結婚状態ならそうなるよね
    しかも仕事一筋結婚願望無しだったら
    無事後妻様と義理妹助けてひと段落してのびのび仕事しながらの生活だったのが急に旦那様が帰ってきて契約からの〜ってやだなぁ〜
    しかも毒婦だと思われてたし
    まぁ〜一緒に生活していくうちに色々わかったみたいだし
    自分の気持ちも理解したみたいだけどこれから旦那様はどういう形で囲い込むのかなぁ〜

  • これまた見事にすれ違っている二人。
    初手が初手だったので仕方がないとはいえ、旦那様が盛大に間違えてしまったから。
    あの賭けの内容は最悪である。
    それが同情できる嫌がらせから来るものだったとしても、それはない。

    バイレッタがなまじ自分で様々なことができるし頭も回るから、一筋縄ではいかない。
    それでいて無自覚な人たらし、悪女と言われながらも男性信奉者の多いキャラである。
    一方、旦那様は旦那様で感情が死んでいるので、恋心を自分で自覚できない情けなさ。
    そして的確に、本当に的確にバイレッタを怒らせてばかりだから、好かれる要素が上巻ではあまり見られない。
    唯一といっていい好かれるシーンの直後に娼婦発言場面だからなあ。
    上がってから底辺まで落ちるまでの時間が短すぎる。
    この状態で果たして本当に惚れていると言って彼女が信じてくれるのかどうか。
    ……無理だろうなと思う。
    下巻で旦那様が逆転の一手を打てるのか。
    いっそのこと潔く振られても面白いかもしれないと思ってしまう自分は鬼だろうか(ごめんね、旦那様)

  • 勝手に結婚させられたので、戦争が終わるようなので
    夫の顔を見る前に離婚をする事にした。

    ごたごたがあって離婚が間に合わず…という状態。
    残念、という話ではありますが、そこからが面白い。
    舅との掛け合いも、家族内のぎすぎす(?)もw
    一応夫だけ、が置いてきぼり。

    ものすごくやり手な妻と
    噂を鵜呑みにして帰宅した夫。
    勝つのはどっち?! な戦い(笑)が繰り広げられ
    ついでに面倒事も起きそうな感じです。
    最後に出て来た、勘違い野郎と妄想女の未来は
    どこに転がるのでしょう??

  • 決定的で直接的な描写はないものの、まあまあ際どい描写があるまでの女性向けラノベで、ギリギリ18禁には至らない作品。偶然電子書籍サイトで発見し、見てみたら結構評価が高かった。最初はアレな男性がまともキャラな女性に片思いし始めるところから始まる作品はとても大好き。アレな男性に何がいいのか片思いし始める少女が主人公の少女漫画が苦手な反面、スラスラと読めた。とはいえ、キツイばかりの性格をした女主人公も苦手なので、しっかりしつつも健気な主人公にはキュンキュンとした。ヒーローよりも主人公の方が好きなことってそうそうないので気分は上々。それに、ちょっと際どいけど、決定的シーンもないので電車の中で読むことが出来るのも嬉しい。これはまだ上巻なので完結はしてないけど、既に都合よくセールをやっていたタイミングで下巻まで購入済み。とりあえず次の下巻までは読み切れる気がする。

  • 誤解が・・・誤解がぁぁぁ
    そして最後、ヤンデレの香りがプンプンするな・・・

  • 好きか苦手かと言うと苦手寄りの微妙。
    ヒロインのキャラ造りは好みなんだけど、旦那様のキャラはちょっと無理かな。軍部の上官の割に巷の噂を露骨に間に受けるような低諜報力でよく戦場で今まで生きていたな〜って感じ。それで狐とか呼ばれちゃう策士設定なのは無理ある。
    買っちゃったから下巻も読むけど、旦那のスペックが感情の起伏の無いタイプが徐々に感情を知るってのとセックスのテクが絶倫が売りなのはなのは分かるけどちょっとチグハグ過ぎる。

  • タイトルのインパクトが強かったので購入してみた。個人的にはちょっと旦那様が無理だったな。本人も初手間違えたと後悔はしてたけど、普通に最低な展開だと思うし最低な賭けだと思う。ついでにメディアワークス文庫ってこんなにエロ露骨な作品OKだったの?レーベル間違えてない?ってくらいそういうシーンが多くてびっくりした。無理矢理みたいなのが流行っているんだろうか?
    主人公のバイレッタもかなりハイスペックでチートな感じだけど、変なところで頭が弱すぎたり鈍すぎたりして違和感を感じてしまう。

  • 人気作とのことで読んでみた。が、夫アナルドのキャラがちょっと無理でした……。こういう俺様エロみたいなのが流行りなのかな?
    主人公のキャラは痛快で良かったです。わたしの好みの問題なのかも。

  • 評価(18)
    世界観(2)ストーリー構成(3)設定(3)文章(2)登場人物(4)ジャンルとしての完成度(4)

  • バイレッタのしたたかさとたくましさがほんと好き。

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著者プロフィール

第6回カクヨムWeb小説コンテストにて恋愛部門《大賞》を受賞した『拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます』にてデビュー。

「2023年 『拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきますII〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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