呪われて、純愛。2 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049142242

作品紹介・あらすじ

 事故で記憶を失った湖西廻は、『恋人』を名乗る二人の少女、丹沢白雪と才川魔子に翻弄されながらも、徐々に記憶と元の生活を取り戻しつつあった。
 勉強をしながら、魔子のマネージャーや家事をする忙しい毎日。そんな中、白雪とのデートで過去にあった大切な思い出がよみがえり、二人は恋人としての関係も順調に進んでいた。
 しかしそんなとき、廻はある人と再会し、魔子に関する記憶がよみがえる。それはあまりに重く、人生を左右するほどのものだった。仲の良かった三人の平穏な生活は終わりを告げ、表面上取り繕おうにもあらゆるものが崩れ去っていく。
 恋。家族。背徳。尊敬。引け目。裏切り。絶望。悦楽。地獄。愛とは……誠実とは……そして三人が選ぶ道とは──。

感想・レビュー・書評

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  • 段々ドロドロした展開になりつつあったけど、魔子も白雪もお互いを大事にしていたところが良心を最後まで失わずに済んだのかな。

    廻もどちらも選ばないという選択肢は状況的に厳しいから、結局は魔子と白雪のどちらかが身を引かなきゃいけなかったのか。

    魔子も最後の拠り所を失わざるを得なかったから、最後のは相当の決断だったんだろう。できることなら魔子は報われてほしい…。

  • 根が誠実な廻。
    そんな彼を、姫のように優しい白雪と魔性の女・魔子との間に挟み込み、避けられない不誠実さに無理やり遭遇させて苦悩させ、ぐちゃぐちゃにするお話。
    全く悪くない人が堕ちてゆくシナリオ運びが秀逸な作品で、その独特さが面白かったです。
    暗い雰囲気の作品ですが、4章の古瀬さんのアドバイスは、中々にはっとさせられるものがあった。
    終わり方は賛否あると思いますが、個人的には無難かな?と思います。
    帯の某ゲームから察するに、もし3巻が出たら、「そして数年後」、から始まるのかな?それはそれで面白そう。

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著者プロフィール

2011年に『ギフテッド』で電撃文庫デビュー。他作品として『女の子は優しくて可愛いものだと考えていた時期が俺にもありました』シリーズがある。

「2023年 『幼なじみが絶対に負けないラブコメ11』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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