友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.62
  • (10)
  • (2)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 73
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049142914

作品紹介・あらすじ

「青春=彼女を作ること? 青春ってなにも、それがすべてじゃないだろ」
恋にトラウマを持つ青年、古賀純也は、彼女をつくって恋愛するよりも友達とバカ騒ぎして友情を育むことこそが、真の青春だと思っていた。
男女の仲良しグループでも、綺麗な星空や、休憩に入ったファミレスで朝まで駄弁べっていることこそが、青春であるべきだと。
けれど、友情で結ばれた彼女彼らのなかにもお互いへの恋心がくすぶっていて、それは会話する度、触れ合う度、確実なものへと変わっていく――。
そう、人との関わりに飢えていた君と俺は、他のみんなには言えない恋をしていた。
これは、友情と恋心が交差する、まっすぐな気持ちと歪んだ想いをつづった青春恋愛劇。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 仲良し男女グループ内での恋愛は人間関係をどう変えるのか?過去の苦すぎる経験によってそれを知り、「友情第一」を掲げる主人公・古賀純也と「恋愛至上主義」を貫くに至ったヒロイン・成嶋夜瑠。ソリの合わない二人が次第に近づいていく展開は実に王道ですが、夜瑠の過去が明らかになってからの熱量の上昇速度が予想外に大きく、関係が激変する最終盤はページをめくる手が止まらず一気にエピローグまで読了。昨今、胃が痛くなる系恋愛小説の傑作が何作も登場していますが、また一つ名作が生まれてしまった…。これからの展開が大いに楽しみです。

  • ごく普通の闇を抱える女の子の葛藤を描く名作
    インパクト大

  • 最後の描写からして、火乃子も純也のことが好きとみた。これからの5人の関係が荒れそうな予感。男女の友情というのは、やはり成立しないものなのか。

  • 友人と青春の1ページを一番に考える主人公。そんなグループに高校から加わった、恋愛至上主義のヒロイン。ヒロインの裏の顔を知る事から始まる背徳系ラブコメ。
    これはとても良かった!特に、最後はドキドキしっぱなしでした。
    序盤から中盤にかけて展開される友人5人の青春の日々やちょっとした恋愛模様。そして、主人公やヒロインの真逆とも言える行動のベースとなる、過去のトラウマ。
    最後にこれらの要素を見事にひっくるめ、恋愛で味付けして、背徳感あふれる展開に持っていたのは見事としか言いようがありませんでした。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

『韻が織り成す召喚魔法』で第20回電撃小説大賞<金賞>を受賞し、同作でデビュー。ハイテンションかつ言葉巧みなギャグセンスに定評がある、大阪在住の極貧作家。

「2023年 『友達の後ろで君とこっそり手を繋ぐ。誰にも言えない恋をする。3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真代屋秀晃の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三河 ごーすと
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×