- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049145847
作品紹介・あらすじ
★2022年9月からコミカライズ連載スタート★
★シリーズ重版続々★
「マシュー、助けて。いやだ、死にたくない……」
「俺は君の命綱だ。何があろうと、どんなに深くに沈もうと、俺が必ず救い上げる」
灰と混沌の迷宮都市。数多のモンスターと財宝を孕むダンジョンの鮮烈な灯り。その影には、必ず害虫が潜む。
姫騎士アルウィンのため、密かに手を汚し続ける元冒険者マシューも、この街に数いる害虫の一人だ。
悪徳の街を揺るがす魔物の大量発生――スタンピードの兆候。世界最後の大迷宮『千年白夜』内に取り残されてしまったアルウィンを救うため、マシューは決死の覚悟で太陽の光が届かぬ地へと潜る。立ちはだかる危機の数々、凶悪なモンスター、そして下劣な『伝道師』の魔の手が……呪いを抱えた最弱のヒモは、かつてない困難を前にどう立ち向かうのか!
一人の『ヒモ』とその飼い主の生き様を描く、衝撃の異世界ノワール第3弾!
感想・レビュー・書評
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迷宮に潜って無事アルウィンを救えたけど、イージスは6人中3人が死亡。他の探索部隊も犠牲者が続々。異世界ノワールだけあって、次々と人が平気で死んでいくから残酷さがとても際立つ。アルウィンが精神を病んでしまうのも無理はない。
ドワーフがマシューにした行いもえげつない。人間社会で虐げられていたとはいえそこまでするか。
マクタロード王国周辺も化け物級のモンスターが蔓延っていて、マシューが呪いを受ける前だとしてもかなり危険なレベル。
アルウィンが太陽神の剣を使ったことでドラゴンを倒せたけど、マシューは嫌な予感がしたことから、後の伏線かな?マクタロード王国が滅んだのも太陽神が何か関係ある?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マシューのアルウィンに対する狂気的な愛のお話。
マシューが「比較的」まともに戦うバトルシーンが多く、今まで以上にマシューがカッコ良かった。
前巻までよりノワール分は薄いですが、その分ファンタジー色が付いた、相変わらず口汚い表現を楽しめる面白い作品でした。
なんやかんやで、お互い信頼している感が満載のマシューとデズの共闘も良き。
デズの手に入れた剣や、最後の引きなど、太陽神の狙いについては謎が深まるばかりで、伝道師の意図含めて今後の展開が引き続き楽しみです。
ちょっと、誤字が多い気がしたのはご愛嬌でしょうか。