新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
4.22
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本棚登録 : 772
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049146974

作品紹介・あらすじ

 度重なるタイムリープ現象の解明に向けて動く和彦と翔香。そして徐々に明らかとなる、タイムリープ現象の輪郭。和彦の友人・関鷹志に協力を仰ぎ対策を練るも、導き出されたひとつの答えは、翔香にとって到底受け入れがたいものだった……。
 緻密に組み上げられた時間のパズル。最後のピースが嵌まるとき、運命の秒針が動き出す――。
 巻末には、ここでしか読めない作品の舞台裏を描いた新規書き下ろし「『タイム・リープ』の思い出」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 読み終わってから、知ったのですが、これは1996年の作品。2022年の新装版でした。
    当時は、話題だったようで、ラジオドラマや映画になっているそうです。
    もちろん高畑さんは、タイムトラベル作品のファンでもあり、筒井康隆氏が「時をかける少女」は孝行娘と書いていたが、「タイムリープ」は自分の孝行娘だと書いていました。ざっくり30年前の作品とは、思えない。タイムリープであり、ミステリーがからまり、ちょっとどきどき青春恋愛物。
    伝説のライトノベル。

    • 太極堂さん
      おびのりさん
      はじめまして。太極堂と申します。いつも私の拙い感想に「いいね」して下さりありがとうございます。
      本棚に懐かしいタイトルを見つけ...
      おびのりさん
      はじめまして。太極堂と申します。いつも私の拙い感想に「いいね」して下さりありがとうございます。
      本棚に懐かしいタイトルを見つけてついコメントしてしまいました。
      新装版が出ていたのですね。早速購入しました。
      ありがとうございます。
      2024/02/13
    • おびのりさん
      太極堂さん、コメントありがとうございます。
      私は、この作品の発売当時は、全く知らずに 今回が、初読でした。
      期待以上に楽しめました。
      太極堂...
      太極堂さん、コメントありがとうございます。
      私は、この作品の発売当時は、全く知らずに 今回が、初読でした。
      期待以上に楽しめました。
      太極堂さんの本棚名が気になっていました。
      森羅万象発生の太極ですよね。アイコンも太極の図ですから。実は、多少易経系好きなんです。
      また、本棚お邪魔しますね。
      2024/02/13
  • ーー*⋆✈︎ー上巻からの続き

    空白の時間を当てはめていくことになる。
    すると、なぜタイムリープすることになったのか、真相が明らかになる。そして終結する。

    パズルが見事にはまっていく感じ。
    もちろん冒頭の謎も見事にはまってスッキリ。

    パズル好きなミステリー愛読家さんにオススメ。
    私はタイムトラベル物なら涙を誘う話が好きなのだが、本書では人の深い心情等は求めず、パズルがはまっていくスリリングを楽しんだ。
    面白い読書体験であった。

    上下巻綺麗にこの本棚に並べられ満足している。
    表紙もパズル仕立てなんだろう。凝ってるなぁ。

    • みんみんさん
      おびさんが並べて愛でるヤツ笑
      可愛い(๑°﹃°๑)
      おびさんが並べて愛でるヤツ笑
      可愛い(๑°﹃°๑)
      2024/04/23
    • なおなおさん
      そうそう!おびのりさんの本棚にも♡
      このベンチの二人の微妙な距離はまだ仕方がないんです。でも終結した時には…うふふ。見事にパズル!素敵なんで...
      そうそう!おびのりさんの本棚にも♡
      このベンチの二人の微妙な距離はまだ仕方がないんです。でも終結した時には…うふふ。見事にパズル!素敵なんです。
      2024/04/23
  • にゃるほど〜ฅ⁠^⁠•⁠ﻌ⁠•⁠^⁠ฅ

    タイムリープものの金字塔と言われる理由がわかりましたわ
    確かに金字塔ですわこれは

    システムを作った作品なわけね

    でまぁ、面白かった!
    面白かったんだけど、やっぱりちょっと物足りない
    まぁしょうがないわね
    今、Excel95に向かって機能が足りなくて使いづらい!言うてるみたいなもんだもんね

    要するにExcelもSFも日進月歩ってことよね

    だけど言い方を変えればすごくシンプルってことで、とっ〜ても分かりやすく親切
    なのであまりSFを読んだことないっていうSF初心者の方に強くオススメしたい
    ベンチの端と端に座って見つめ合いながらオススメしたい

    いや、おっさんキモいわ!

    • 1Q84O1さん
      広島弁をマスターするまで時間がかかるじゃけー、ムショであんじょうまっとりんしゃい!
      もう、どこの方言かわかりません…
      広島弁をマスターするまで時間がかかるじゃけー、ムショであんじょうまっとりんしゃい!
      もう、どこの方言かわかりません…
      2024/05/14
    • ひまわりめろんさん
      ウィー、ムッシュ!
      ウィー、ムッシュ!
      2024/05/14
    • 1Q84O1さん
      それは、おフランス!
      それは、おフランス!
      2024/05/15
  • タイムトラベルものは時系列を追うのが大変ですが
    本作は1週間と短く、あまり複雑に記載されていないので
    サクッと上下巻とも読むことが出来ました。
    個人的にはこれぐらいが、テンポよく読めて大変
    面白かったです。
    それよりも本作が約30年弱前に初版が出されたことに驚きました。
    この少し前の時代には「時をかける少女」が余りに有名すぎて
    こんな良い作品が埋もれていたとは残念です。
    ココ最近では「サマータイムレンダ」が評判となり、自身も出身地の和歌山が重なり、アニメですが大変面白く見させて頂きました。
    この本に出会えたのはブクログでの記事で、面白そうと興味を持った
    のがきっかけでした。
    これからも面白い本の紹介宜しくお願いします。
    後は上巻の初め「はじまりとおわり」と下巻の「おまけ」がどうしても話の内容が繋がらず、理解出来ず大変悩んでいます。
    だれか答えを下さい。
    結局タイムリープはここが最初なのでしょうか????

  • 上巻に続いての下巻。上巻はひたすら時系列順に頭を整理するのに苦労した一方、下巻はミステリ色が強く、クライマックスにハラハラドキドキした。
    なにより私自身が初めて一気読みしたのに驚き。

    巻末の高畑先生による『タイム・リープの思い出』まで読むと、27年前のSF小説であったということや、おまけが新装版での追加であったことも知り、なんだかんだで楽しめた作品であった。

  • まだ翔香がタイム・リープしていないのは、月曜の一部、土曜、そして日曜のみ…
    それが少しずつ埋まっていくにつれ、最初読んだときはさらっと流してしまった他の人物たちのセリフも、「こういう出来事を受けてのことだったのか…!!」と納得。
    ちゃんとつじつまが合っているし、翔香がタイム・リープする順番もこれ以外にはありえない…
    そして迎えた「終章 おわりははじめに」も、本当にピタッとはまって、すごかったです。

    上巻よりさらに薄い下巻だったので、一気読みでした。
    上下巻の文庫として発売されたのは1996年だそうですが、その前年1995年に発売された単行本は1冊だったよう。
    文章量から言えば確かに1冊におさまる物語ですし、お財布的にもそちらのほうが優しいのですが(苦笑)、物語の内容としてみると、上下巻に分けたくなる気持ちはとてもよくわかります。
    特に今回の文庫は表紙絵が対になっており、2冊同時に揃えたくなってしまいますね!
    (文庫2冊買うことで、結局単行本1冊分の価格にはなるのですが…)

    • 魚雷屋阿須倫さん
      1996年版の文庫本を読了済ですが、表紙に惹かれて新装版も買ってしまいました。ただし、新装版の方には短編の「あとがきがわりに」が収録されてい...
      1996年版の文庫本を読了済ですが、表紙に惹かれて新装版も買ってしまいました。ただし、新装版の方には短編の「あとがきがわりに」が収録されていません。続編を匂わせていたんですけど、一向に書かれれる気配はありませんね。
      2023/08/02
    • こゆきうさぎ148さん
      魚雷屋の読書録さん

      こんばんは、コメントありがとうございます!
      この表紙、いいですよね〜!
      さわやかなのにミステリアスで、タイトルからして...
      魚雷屋の読書録さん

      こんばんは、コメントありがとうございます!
      この表紙、いいですよね〜!
      さわやかなのにミステリアスで、タイトルからしても2人の関係性もどんななんだろう?とおもわせてくれる素敵な表紙だとおもいます。

      内容は、1996年の文庫版と細かなところが少しちがうんですね。
      これだけピタッときれいに着地してしまうと、続編は全然別のお話にしないと難しかったのかもしれませんね(汗)
      2023/08/02
  • キレイに、スッキリ、読後感も最高。
    よい本に出会えました。
    未読の方は是非。

  • 度重なるタイムリープ現象の解明に向けて動く和彦と翔香。そのきっかけを終わらせるために、和彦は友人・関鷹志に協力を求める。緻密な時間のパズルが組み上がり、そして時は動き出す──!

    「世の中には、負けても恥にならない相手がいるって事を、知ってる」
    「突っ張るのもいいが、たまには負けろ。その方が、人間が大きくなるぜ」
    関がカッコいいんよ!三人のバランスが絶品!一人で悩んでいた頃に比べたら心強い仲間が増えた。しかし、最後は覚悟を決めてそれぞれが一人で運命に挑むというのも熱かった。

    上巻の伏線が美しいまでに回収されていく。ああー!そこも?!って声を上げながら読んでた。複雑なタイムリープ設定を、こんなにも軽快に読めるように書けるなんて!物語が進むにつれて読む手は加速する一方。気づいたら時が飛んで読み終わってた。SF、ミステリ、恋愛、すべてが詰まった伝説級ライトノベル。新装版で触れられてよかった!この調子で『ダブル・キャスト』も復刊どうですかね?

    舞台裏を描いた新規書き下ろし「『タイム・リープ』の思い出」もよかった。期待以上にいろんなことが語られていて面白かった。まさかぼくが最近読んだ『サマータイムレンダ』の話題まで登場するとは。話題に出ていた他の作品も見てみたい。

  • 新装版!!
    10代の頃に夢中になった『タイム・リープ』が、まさかの新装版!!
    久しぶりに読んだけど、パズルのピースがカチカチハマるように綺麗に解かれていくのがとても気持ち良い。
    二人の関係も好き!
    書き下ろし後書きで色々と舞台裏も覗け、二倍楽しめた。
    嬉しいなぁ。
    分冊にしなくても…?とは思うのだけど、表紙が2冊で1枚になるのは作品にぴったり!

  • サクサクと楽しんで読めました!とても読みやすくてテンポも良くて良かったです。こういったジャンルは複雑そうで懸念していたのですが、楽しませてもらいました。甘酸っぱい感じのバランスも好きでした。

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著者プロフィール

1967年生まれ。静岡県出身。第1回電撃ゲーム小説大賞《金賞》受賞作『クリス・クロス』(単行本・メディアワークス刊)で作家デビュー。代表作に、実写映画化もされた『タイム・リープ あしたはきのう』(単行本/電撃文庫・アスキー・メディアワークス刊)がある。

「2022年 『新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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